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会社で食べるお昼。たいていはどこかの店で食べるのだが、暑くなってくると外に出るのもしんどい。といって揚げ物や肉と白飯の自作弁当もめんどくさい。じゃあコンビニで冷たいそばでも買おうかと見てみると、これが具材がチープでも意外と高いし、そばだけでは何か物足りないからとおにぎりを買ってしまう。デンプン+デンプンはまずい。
それなら自作でそば弁当を作ろうと決心した。会社には冷蔵庫があるし、お昼にキーンと冷えた冷やしたぬきが食べられれば上等だ。
自分で茹でたそばは、当然のことながら時間がたてばのびるし、くっついてしまう(これは流水麺でも同じこと)。お昼時になろうものなら、一口食べようと箸でつまむと全部持ちあがってしまうほどだ。コンビニのそばには、「ほぐし水」が付いていて、水でそばをほぐすようになっているが、それでは芸がない。何か良い方法はないものか・・・。
パスタのサラダを作るとき、オリーブオイルをまぶしてくっつきにくくするやり方がある。これだ!ゆでたそばにオリーブオイルをまぶして作ってみることにした。オリーブオイルとそばは合うのか?!と少し不安だったが、これが絶品!以下ご紹介。
そばは乾麺でOK。流水麺を買うでもよい。ただし、袋入りで売られているゆでそばは、一度軽くゆでた方がよい。またかける「つゆ」は100均で小さいボトル入りを使用。これが便利で、会社の冷蔵庫に入れておけばいつでも使える。具材はお好みで。
私は弁当箱には、昔買った盛岡駅の「そば弁当」(今はなくなってしまったらしい)を使用している。駅弁の器とは思えないぐらいよくできていて、とても愛着があるし、何より美味しそうに見えるのだ。
1. そばを茹でて、茹で上がったら流水でよく洗いザルにあげて水をよく切る。
2. 1をボウルに入れ、エキストラバージンオリーブオイルを入れてまんべんなく混ぜる(流水麺の場合はここから始めればよい)。
3. きゅうりは千切り、あとの具材はお好みでそろえてそばにのせてパッキングすれば出来上がり。もちろん、つゆはボトルで持っていき、食べるときかける。
イタリア料理からヒントを得て、少々不安ながらもそばにオイルをまぶしてみたのだが、これが意外で、絶品だった。オリーブオイルの香りが邪魔をするかと思ったが、まったくそのようなことはなく、時間が経ったそばでもノビが少ないようだし、なによりツヤツヤ!ほぐすまでもなくパラパラと1本ずつきれいにつまめるほどだ。味もオイルのコクが加わって、高級天ぷらそばのつゆのような「油の旨味」がする。これは大成功! 具材も納豆、とろろ、油揚げなど、好きなものをのせられるし、きゅうりやわかめを多めにすれば、そば自体が少なくても満腹感が得られるし、ダイエットになるのだ。
この夏は「オリーブオイルそば弁」がイチオシだ。
オリーブクエスト
世界で最も信頼のおけるオリーブオイルガイドブック「フロス・オレイ」品質評価メンバーが、世界各地の類稀なオリーブオイルを紹介
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。