世の中はまだまだどんよりしていますが、この時期は梅雨入り前の爽やかで心地よい陽気が続きます。せっかくの新緑の季節、外出自粛は残念ですが、その時間を生かして自宅でお菓子作りやパン作りなど、普段はできない凝った料理にチャレンジする方も多いようですね。
今回は、爽やかな季節にぴったり、ひと手間かけた柑橘ソースがポイントのイタリアンレシピをご紹介します。
節約・ヘルシー・高たんぱく食材として人気の高い、鶏むね肉をしっとりさせるポイントも解説していますので、ぜひ日々の料理で活用してみて下さいね。
1. 鶏むね肉は厚さが均等になるよう包丁を入れる。片面にハーブソルト、もう片面におろしにんにくを塗り込み、ラップを使って丸める。冷蔵庫で15分休ませる。
2. じゃがいもは皮をむき一口大に、ブロッコリーも食べやすい房に切り分ける。ミニトマトは半分にする。
3. オレンジは皮をむき、角切りにする。
4. 天板にクッキングシートを敷き、鶏肉とじゃがいも、ブロッコリーを並べる。余熱なしのオーブン200℃で20分、アルミホイルをかぶせさらに10分焼く。
5. 焼いている間にソースを作る。鍋に★の材料を入れ、中火にかける。ふつふつと沸いてアルコールが飛んだら火を止め、オレンジを入れる。
6. 鶏肉は計30分焼いたらそのままオーブン内で10分放置する。
7. 鶏肉を食べやすい大きさに切り、野菜とともにお皿に盛る。5のソースをたっぷりかけて完成です。
今回使用したエクストラバージンオリーブオイル・オリーブクエストは、芳醇な香りと風味の中にも、ピリッとした刺激や苦みが特徴のオイルです。そのため、柑橘類の爽やかな酸味と甘みを合わせることで、よりオイルのよさを引き立たせることができます。
フレッシュなオレンジ果肉を合わせることで、より香りをプラスします。みずみずしさを生かすため、加熱せず、火を止めてから軽く和えてソースを作りましょう。
上質なオイルと合わせる食材は、淡泊なものがおすすめです。旨味が強いとオイルの良さを感じにくくなってしまうからです。そのため、今回は脂身が少なく、合わせやすい鶏むね肉を使用しました。オレンジのソースとの相性もばっちりです。
鶏むね肉は安いけどパサパサ、おいしくないというイメージがある方もいるかと思います。普通にソテーしてもパサついてしまったり、中が生焼けだったりした経験はありませんか。
今回は鶏むね肉を開き、くるっと巻くことでパサつかず、しっとり仕上げました。巻いてからラップでしっかり包み、休ませるのも重要なポイントです。しっかりなじませないと、焼いている途中で形が崩れてしまいます。
また、焼き上がり後オーブン内で10分放置することで、中までしっとり仕上げることができます。巻くひと手間をかけることで、見た目も美しく、ちょっとしたおもてなし料理にも最適です。
このレシピのポイントは、上質なエキストラバージンオイルと柑橘類を合わせたソースです。このソースの作り方を抑えておけば、今回の鶏むね肉以外にも白身魚や豚肉のソテー、魚介のカルパッチョのソースとしても活用できます。
思うように外出できず歯痒い思いですが、こんな時こそおいしい料理を食べて、気分をあげましょう。この機会に料理のレパートリーを増やすのもいいですね。
オリーブクエスト
世界で最も信頼のおけるオリーブオイルガイドブック「フロス・オレイ」品質評価メンバーが、世界各地の類稀なオリーブオイルを紹介
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。