2022年6月30日

猛暑！夏のタンパク質不足にご用心？ヤバイ理由と夏バテ対策おすすめレシピ

オリーブノート編集部注目の情報夏バテ

連日30度を越える真夏日、猛暑日が続くと、何かしら体調に影響が出てきます。
最高気温が35度を超える猛暑日は近年急激に増えており、今年も例年以上に夏バテや熱中症の注意が必要です。

猛暑日激増！夏バテ、熱中症にご用心

最高気温35度以上（猛暑日）の年間日数（1910～2021年）推移

緑：猛暑日（全国13地点平均・気温35度以上）年間日数
青：5年移動平均値
赤：長期変化傾向
◎全国の13地点
（網走、根室、寿都、山形、石巻、伏木、銚子、境、浜田、彦根、多度津、名瀬、石垣島）

※出典：気象庁「全国（13地点平均）の猛暑日の年間日数

グラフからわかる通り年々猛暑日が増大し、特に7－8月は夏バテや熱中症の対策が欠かせません。

ちなみに気象庁では、

気温30℃以上で真夏日
気温35℃以上で猛暑日

と呼んでおり、マスコミでは「酷暑日」と表現していますので、猛暑日＝酷暑日となります。

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夏にタンパク質が大切な理由

猛暑が続くと夏バテとなり食欲が落ちていきます。
まずは夏バテの理由を整理してみましょう。

夏バテの原因まとめ

理由その1：基礎代謝の低下

ヒトの体には、体の中や外部環境の変化にかかわらず生理機能（呼吸や消化、体温の維持など）が一定に保たれる「恒常性（ホメオスタシス）」という機能がありますが、特に体温の維持には大量のカロリーを消費します。
このとき、冬場と違って夏の気温が熱すぎる場合、体温維持のエネルギーをあまり必要としません。その為、基礎代謝が減っておなかが空きにくくなるのです。

理由その2：脱水症状

猛暑の中にいると、体温が上がり、ヒトは発汗して体温を下げようとします。大量に汗をかくと、体内の水分に加えて必要なミネラル成分（ナトリウム・カリウム・カルシウムなど）も排出され、補給が追いつかない場合は脱水症状となり、水分の経口摂取が出来なくなるなど、症状が悪化すると医療的処置が必要になります。

理由その3：自律神経の異常

イマドキの夏は冷房が欠かせません。ガンガンにクーラーの効いた部屋と外気温では差が大きく、急激な温度差は自律神経を乱します。自律神経には交感神経と副交感神経があり、夏は特に温度差に対応する交感神経ばかりが活発になり、副交感神経が弱末と、胃腸の働きが弱るので、食欲が減退し、体調を崩す原因となります。
また、自律神経が乱れると体温調節ができなくなり、「だるさ」や「睡眠障害」を招きやすくなります。

夏バテ対策にタンパク質が重要な理由

以上のような理由で、夏はとくに暑さに対抗するために発汗します。基礎代謝がさがって食欲が減っているのにもかかわらず、発汗の新陳代謝は上がり、それが原因で普段よりもタンパク質が不足しがちとなります。

タンパク質が不足すると、内蔵の働きが一層わるくなり、疲れやだるさを感じやすくなって夏バテに直結してしまいます。

お肉を食べよう！良質なタンパク質摂取はお肉がおすすめ

夏の人気メニューといえば、お肉と夏野菜ごろりと入ったカレーやゴーヤチャンプルー、冷しゃぶなどがありますが、いずれもお肉を美味しくいただくレシピですよね。

肉は、必須アミノ酸の量・バランスが優れており、加えてお豆腐や納豆から摂取する植物性タンパク質よりも吸収率が高く、また、肉に含まれるアルブミンは細胞の老化対策にも欠かせません。老人ホームなどの施設でお年寄りの食生活に接触的にお肉が盛り込まれているのは、アルブミンの老化指標を下げるためでもあり、元気と長寿の源でもあるのです。

※参考：栄養状態の変化：低アルブミン値のヒトは年代が高い人ほど多く、加齢に伴う栄養状態の悪化が推測される。
栄養素の摂取状況：年代が高いほどタンパク質（肉類）の摂取が著しく低下