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2020年9月3日

「あさりのビール蒸し」はエキストラバージンオリーブオイルでさらにコク深く

「あさりのビール蒸し」はエキストラバージンオリーブオイルでさらにコク深く

朝晩がずいぶん過ごし易くなってきましたね。
買い物に行くと、秋限定のビールやチューハイが並んでいるのを見かけるようになりました。「ああ、もう秋なんだ・・・」と季節の移り変わりをスーパーやコンビニで実感してしまいます(笑)

秋は、あさりの旬!

あさりといえば春が旬というイメージがありますが、春と並んで秋もあさりの美味しい季節だと言われているのをご存知ですか。
真空パックなどもあり通年見かけるようになったあさりですが、そういえばこの時期、スーパーにあさりが並んでいるのをよく見かけます。

あさりは海水温が20度前後になると産卵期を迎えます。産地にもよりますが、冬から気温が上がってくる春と、夏から気温が下がってくる秋の二回が、あさりの産卵期になります。産卵準備のため、栄養を蓄えて身が膨らみ、美味しくなるのがこの時期だと言われています。

また、夏場が旬にならないのは「貝毒」による食中毒と関係しています。日照時間が増え、海水温の上昇とともに毒性を持つプランクトンが発生します。その毒性プランクトンを捕食した貝の体内には毒素が貯まります。
この毒素が「貝毒」で、よく「貝にあたる」と言われる原因がこの「貝毒」なのです。

つまり、気温の高い夏の時期は「貝毒」が発生しやすいので、注意しなければならないということですね。

スーパーなどで見かけるあさりは、それぞれの地方で定期的にプランクトンのモニタリングをしているものです。基準値を超えた場合は出荷規制されるので、市販されている物は安心して食べられる。ということになります。

お酒とあさり

あさりは鉄分やビタミンB12を多く含むため、貧血の予防に良いと言われています。また、アミノ酸の一種であるタウリンが豊富に含まれているので、血圧の正常化や血中コレステロールの減少、肝機能の促進などの効用が期待できます。お酒のお供にはぴったりの嬉しい食材ですよね。

今年は、新型コロナウイルスのために自粛期間がつづき、春のお楽しみでもある潮干狩りを控えた。という方も多いのではないでしょうか。来年の春は、安心して潮干狩りが出来るようになっているといいですね。

春だけでなく、秋にも旬を迎えるあさりを、お家呑みで美味しく頂きましょう。

あさりのビール蒸しの作り方

材料

  • あさり:200~300g
  • 玉ねぎ:1/2個
  • ビール(発泡酒でも可):50ml
  • エキストラバージンオリーブオイル:大さじ1
  • 塩、コショウ:適宜
  • 小ねぎ:お好みで

作り方

1. 3%食塩水を用意し、あさりの頭が少し出る程度にして浸し、冷暗所で砂出しをしておく。
参照:アサリを美味しく食べるボンゴレビアンコの基本レシピ

3%食塩水を用意し、あさりの頭が少し出る程度にして浸し、冷暗所で砂出しをしておく
スーパーのあさりなら2時間程度でOK

2. 2~3mmの厚さに切った玉ねぎを、鍋か小さめのフライパンに敷く。

玉ねぎを、鍋か小さめのフライパンに敷く

3. あさりどうしを擦り合わせるようにして洗い、2の上に並べる。
ビールを加え、蓋をして中火で蒸す。

ビールを加え、蓋をして中火で蒸す

4. あさりの口が開いたら火を止め、エキストラバージンオリーブオイルを加える。お好みで塩、コショウを振って混ぜ合わせれば完成。

あさりの口が開いたら火を止め、エキストラバージンオリーブオイルを加える
お好みで塩、コショウを振って混ぜ合わせれば完成

期間限定の秋ビールで楽しむ「あさりのビール蒸し」

出来上がった「あさりのビール蒸し」をお皿に盛り付けた後、小口切りにした小ねぎをちらすと彩りよく仕上がります。
追いエキストラバージンオリーブオイルでさらに香り高く美味しくいただくのもアリかも!

日本酒を使った「酒蒸し」のイメージが強いあさりですが、ビールを使うとさっと蒸しても香ばしいコクのある仕上がりになります。いつもとちょっと違う味わいを楽しみたいときにはもちろん、気が抜けたビールでも大丈夫なので、飲み残しのビールが勿体ないなと思った時の「救済策」にもおススメです!

ビールの飲み残しが出たら、翌日あさりを買ってきてビール蒸しに。それをアテにまたビール!のエンドレス?

春も秋も、「あさりのビール蒸し」を楽しめますが、この時季に出回る「秋の限定ビール」はどっしりとコク深い味わい。コクを活かしたビール蒸しには、そのコクに負けないスパイシーで香り高い、美味しいエキストラバージンオリーブオイルで仕上げるのがおススメですよ。

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トスカーナ州産の実を使用したオリーブオイルの「ヌーボー」

「ピエトラ・コロンビナ」はオリーブの香りをありのままに残すためにオイルの濁りを取ることすら拒否したノンフィルター製法で作られています。ノンフィルター製法とは、細かい目のフィルターやろ紙を用いた「ろ過」処理を行わず、静置により上澄み部分だけを取り分ける贅沢な製法です。
「ピエトラ・コロンビナ」にはうっすらとした濁り や、底には澱が見られますが、これはノンフィルター・エキストラバージンオイルの証。通常のオリーブオイルでは味わえないオリーブ果実から搾ったそのままの香りと風味を味わうことができます。(通販限定)
2020年ヌーボーは秋の発売を予定しています。
企画:オリーブノート編集部
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