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朝晩がずいぶん過ごし易くなってきましたね。
買い物に行くと、秋限定のビールやチューハイが並んでいるのを見かけるようになりました。「ああ、もう秋なんだ・・・」と季節の移り変わりをスーパーやコンビニで実感してしまいます(笑)
あさりといえば春が旬というイメージがありますが、春と並んで秋もあさりの美味しい季節だと言われているのをご存知ですか。
真空パックなどもあり通年見かけるようになったあさりですが、そういえばこの時期、スーパーにあさりが並んでいるのをよく見かけます。
あさりは海水温が20度前後になると産卵期を迎えます。産地にもよりますが、冬から気温が上がってくる春と、夏から気温が下がってくる秋の二回が、あさりの産卵期になります。産卵準備のため、栄養を蓄えて身が膨らみ、美味しくなるのがこの時期だと言われています。
また、夏場が旬にならないのは「貝毒」による食中毒と関係しています。日照時間が増え、海水温の上昇とともに毒性を持つプランクトンが発生します。その毒性プランクトンを捕食した貝の体内には毒素が貯まります。
この毒素が「貝毒」で、よく「貝にあたる」と言われる原因がこの「貝毒」なのです。
つまり、気温の高い夏の時期は「貝毒」が発生しやすいので、注意しなければならないということですね。
スーパーなどで見かけるあさりは、それぞれの地方で定期的にプランクトンのモニタリングをしているものです。基準値を超えた場合は出荷規制されるので、市販されている物は安心して食べられる。ということになります。
あさりは鉄分やビタミンB12を多く含むため、貧血の予防に良いと言われています。また、アミノ酸の一種であるタウリンが豊富に含まれているので、血圧の正常化や血中コレステロールの減少、肝機能の促進などの効用が期待できます。お酒のお供にはぴったりの嬉しい食材ですよね。
今年は、新型コロナウイルスのために自粛期間がつづき、春のお楽しみでもある潮干狩りを控えた。という方も多いのではないでしょうか。来年の春は、安心して潮干狩りが出来るようになっているといいですね。
春だけでなく、秋にも旬を迎えるあさりを、お家呑みで美味しく頂きましょう。
1. 3%食塩水を用意し、あさりの頭が少し出る程度にして浸し、冷暗所で砂出しをしておく。
参照:アサリを美味しく食べるボンゴレビアンコの基本レシピ
2. 2~3mmの厚さに切った玉ねぎを、鍋か小さめのフライパンに敷く。
3. あさりどうしを擦り合わせるようにして洗い、2の上に並べる。
ビールを加え、蓋をして中火で蒸す。
4. あさりの口が開いたら火を止め、エキストラバージンオリーブオイルを加える。お好みで塩、コショウを振って混ぜ合わせれば完成。
出来上がった「あさりのビール蒸し」をお皿に盛り付けた後、小口切りにした小ねぎをちらすと彩りよく仕上がります。
追いエキストラバージンオリーブオイルでさらに香り高く美味しくいただくのもアリかも!
日本酒を使った「酒蒸し」のイメージが強いあさりですが、ビールを使うとさっと蒸しても香ばしいコクのある仕上がりになります。いつもとちょっと違う味わいを楽しみたいときにはもちろん、気が抜けたビールでも大丈夫なので、飲み残しのビールが勿体ないなと思った時の「救済策」にもおススメです!
ビールの飲み残しが出たら、翌日あさりを買ってきてビール蒸しに。それをアテにまたビール!のエンドレス?
春も秋も、「あさりのビール蒸し」を楽しめますが、この時季に出回る「秋の限定ビール」はどっしりとコク深い味わい。コクを活かしたビール蒸しには、そのコクに負けないスパイシーで香り高い、美味しいエキストラバージンオリーブオイルで仕上げるのがおススメですよ。
ピエトラ・コロンビナ
トスカーナ州産の実を使用したオリーブオイルの「ヌーボー」
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。