目次
エキストラバージンオリーブオイルはこちらの記事に書きましたように、オリーブのジュースといわれる通り、さまざまな成分が入っていますが、ピュアオリーブオイルは、精製されたオイルが主成分です。
それによる違いは以下のようにまとめられます。
ネットショップなどでエキストラバージンオリーブオイルを検索すると、「酸度0.2%」といった宣伝表示がされているケースが良くありますね。
この「酸度」という表示や「酸価」というものは、どちらも油脂の酸化度合いを示しています。科学的な言い方が「酸価」とされていおり、オリーブオイルの規格として、重要な項目に当たります。
日本国内の生産者や輸入業者は、「酸価」を「酸度」と言い換えているケースが多く、そのために、ネットショップや専門店の店頭では「酸度%」で表示されているようです。
しかし、科学的に正確な表示は「酸化%」が正しいといえます。
エキストラバージンオリーブオイルのIOC(国際オリーブ協会)規格では、酸価0.8%以下であることが基準になります。酸度(酸価)0.2%というと、ずいぶん優れたオイルのように感じますが、きちんと作られたエキストラバージオリーブオイルの酸価は0.2%くらいになるもので、逆に、酸価が0.8%もあると、そのオリーブオイルは臭みなど嫌なにおいを感じてしまいます。
エキストラバージンオリーブオイルである以上、当たり前に求められる品質が酸価0.2%です。したがって「酸度0.2%」をやたらと強調しているオイルの販売方法にはちょっと疑問を感じますね。
生食に使うときはエキストラバージオリーブオイルを選びましょう。酸度〇%という表示は、エキストラバージンオリーブオイルであれば0.2%は妥当な数値です。誇張された表示だけで選ぶのではなく、生産されたテロワール(土地や気候、作り手)なども知って、いろいろな味や香りのオリーブオイルを試してみることをお勧めいたします。
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。