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2021年3月8日

ダイソー材料で入園・入学準備 レッスンバッグを作ろう!

ダイソー材料で入園・入学準備 レッスンバッグを作ろう!

3月になりましたが今年入園や入学を迎えるお子さんをお持ちのみなさん、準備は進んでいますか?

制服や文房具、ランドセルや通園バッグなどの準備はもちろん、引き落とし口座の申請・登録などやることが盛りだくさん。締め切り間近の物から片付けているうちにあっという間に時間が過ぎていきますよね(汗)

入園・入学には結構な数の袋物が必要になります。「入園・入学式までに用意すればいいや!」と後回しにしていませんか?そうこうしてるうちにギリギリになってしまいますよ。

でも、今ならまだ間に合います!

100均材料でレッスンバッグを作る

ランドセルや既定の通園バッグに入らないものをまとめて持ち運べるように持つサブバッグとして「レッスンバッグ」を用意するよう指定されている園や学校がほとんどではないでしょうか。
うちの子が通う小学校では「月曜バッグ」と呼んでいますが、これって全国的ですか?

100円ショップに行くと手芸コーナーには様々な色や柄の生地が並んでいます。生地以外にもパーツや糸、紐などもあってたいていの物がそろうのでとても便利です。

そこで今回は100均材料でレッスンバッグを作ります。

ダイソーさんで、今年続編のTVアニメ化が決定した某鬼退治漫画っぽい柄のはぎれを見つけました。
そこに出てくるキャラクターをイメージさせる柄ですが、タイトルロゴやキャラクターの絵がドーンとはっきり描いてあるわけではありません。あくまで「和柄」「伝統文様」なので、園や学校から「キャラクターもの禁止」とされていても大丈夫そう。
うちの子もそうなんですが、キャラクターの絵がデカデカとプリントされたものが苦手なお子さんもいますよね。そういうお子さんにはちょうど良い柄だなと、和柄のはぎれを購入してきました。
もちろん他の柄や模様の物もありますので、某鬼退治漫画に興味のない方はそれぞれ好みの生地を選んでくださいね。

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ダイソーでの購入品

ダイソーでの購入品

左から

「はぎれー和柄ー」(市松模様、50cm×100cm)
「はぎれー和柄ー」(鱗文様、50cm×100cm)
「かばんテープ」(かばんテープ、ブラック、幅約25mm×長さ1.5m)
「しるし付けペン」(淡色布用)
「専用消しペン」
「しるし付けペン」(濃色布用)

(ミシン糸はうちにあったものを使いました。ミシン糸は100均でも購入可能です)

レッスンバッグは市販品などを見るとキルティングで作られていることが多いです。
和柄のキルティングはダイソーで売っていませんでしたが、和柄のはぎれが二種類の大きさで売られていました。
50×100cmの物(税抜200円)と、50×50cmの物(税抜100円)で、50×100cmの方は大きめの模様。50×50cmの方は小さ目の模様になっています。
(和柄のフエルトは売っています。ダイソー系列の300円ショップには和柄のキルティング生地があるようです。)

和柄のはぎれ

キルティングではない、中厚程度の一枚の布なので強度がちょっと心配です。手芸屋さんに行くと、バッグに仕立てるための厚手の接着芯なども売られていますが結構いいお値段なんですよね。
100均生地で気軽に安価に楽しく作りたいのに芯地に急にお金を掛けたくありません。それなら、二枚合わせにして強度を出しつつリバーシブルにしてみるのはいかがですか?
私はキルティングは毛玉が出来やすくてあまり好みじゃないので、二枚合わせの方がおススメです。
リバーシブルならその日の気分で見せる柄を変えることが出来ますし、表が汚れたりちょっと破れてしまったりした時にひっくり返してきれいな方を出すこともできますよ。

50cm×100cmの生地からリバーシブルレッスンバッグを作る

レッスンバッグは大きく柄を見せることが出来るので、今回は柄が大きい50cm×100cmの生地を使用します。
小さい柄の方がお好みの方は、裁断サイズと工程が変わります。後程紹介しますね。

下準備として、布の水通しをします。
水通しの仕方は「100均で、簡単抗菌布マスクをつくろう!ダイソーの抗菌エアコンフィルターで性能アップ!」の目次5を参考にしてください。

1.裁断サイズを決める。

裁断サイズは、
縦:(出来上がり縦サイズ+縫い代3cm)×2
横:出来上がり横サイズ+縫い代2cm(左右1cmずつ)
になります。

一般的な出来上がりサイズは縦30cm×横40cmのようです。保育園や幼稚園くらいのお子さんならこのくらいのサイズを目安にしてください。
今回は小学生の冬の体操服や上履きその他を入れらるよう少し大きい、縦35cm×横45cmになるように作ります。
なので裁断する布のサイズは・・・縦:(35cm+3cm)×2=76cm 横:45cm+2cm=47cmです。
例として、園児サイズの場合は・・・縦:(30cm+3cm)×2=66cm 横:40cm+2cm=42cmになります。

お子様の体形や入れる荷物の大きさによってバッグの出来上がりサイズを決めてあげてください。
任意のサイズに作れるのも手作りの良いところですね。

2.リバーシブルにするため、1.で出した裁断サイズの物を二枚用意します。(生地の端は歪みやほつれがあることが多いので、端は利用せず少し内側に入ったところで裁断しましょう)
「かばんテープ」は36cmに切ったものを2本用意します。

二枚用意します

3.2で裁断済みの布の一枚にかばんテープを取り付けるためのしるしをつけます。
短い方の辺の中央から左右に6cmずつ空けたところにしるしをつけます。

しるしをつけます

4.しるしの外側にかばんテープを置き、布端を揃え、待ち針で留めておきます。

待ち針で留めておきます

5.もう一枚の布を中表になるように重ねます。
合わせた布端がズレないように、待ち針で押さえておきます。(綿生地はずれにくいので両端、中央と待ち針を打つ程度でも大丈夫です。不安な方は間にも待ち針を打ってください)

待ち針で押さえておきます
待ち針で押さえておきます

6.布端から3cmのところにミシンを掛けます。
ミシンの3cmのガイドラインに布端を合わせ、縫いはじめと縫い終わりで返しミシンをして直線縫いします。

ミシンを掛けます

(つけたままミシンがかけられる「シルク待針」を使用しています。一般的な待ち針を使う場合は押さえの手前で待ち針を抜きながら縫い進めて下さい)

この時、片方の端はかばんテープがあるところまで縫って、中央の部分は縫わずにあけておきます。

中央の部分は縫わずにあけておきます

ガイドラインのないミシンの場合は、油性マジックなどでガイドラインを手書きします。ミシンに直接書き込みたくない場合は、送り歯にかからないようにセロハンテープを貼り、セロハンテープ部分にガイドラインを書き込みます。

油性マジックなどでガイドラインを手書きします

7.重ねていた布を開いて、縫い代を割ります。縫わずにあけておいたところも3cmのところで折り目を付けておきます(綿は指の腹で抑えるだけでも折り目が付きますが、アイロンで割った方が後の作業が楽になります)。縫い目同士をしっかりと合わせて待ち針を打ち、他の箇所もズレ防止の待ち針を打ちます。

縫い代を割ります
縫い代を割ります

8.脇にミシンをかけます。
ミシンの1cmのガイドラインに布端を合わせ、縫いはじめと縫い終わりで返しミシンをして直線縫いします。

脇にミシンをかけます
脇にミシンをかけます

9.5で縫わずにあけておいたところから手を入れ、布を引き出しひっくり返します。

布を引き出しひっくり返します
布を引き出しひっくり返します

10.片方の布をもう片方の内側に入れます。

片方の布をもう片方の内側に入れます

11.ミシンのガイドライン2.5cmのところにバッグの口を合わせ、縫いはじめに縫い終わりを数センチ重ね、縫い終わりで返しミシンをして直線縫いします。

この時、返し口が開いているので折り目がそろうようにします。また、両端の縫い目がズレないよう、かばんテープが斜めにならないように気を付けながら縫います。
初心者さんや、ズレが心配な方はしっかりと端や縫い目が揃うように待ち針で留めておくとズレにくくなります。

ミシンをして直線縫いします
ミシンをして直線縫いします

12.バッグの口から1~2mm入ったところにもミシンをかけます。
端ミシンとかコバステッチとか呼ばれるものです。
縫いはじめに縫い終わりを数センチ重ね、縫い終わりで返しミシンをして直線縫いします。

コバステッチ用の押さえを持っていればよいのですが、ご家庭用に持っている方は少ないと思います。コバステッチ用押さえなしで布端ギリギリにミシンをかける方法をご紹介します。

家庭用ミシンの機能に、ミシン針を落とす位置を左右に動かせる機能がついている物があります。
あればその機能を使って針の位置を1~2mm動かします。
布端が常に押さえの中央を通るよう、ミシン針ではなく押さえの真ん中を通る布端を意識しながら縫うと縫い目を落とさずにきれいに縫えます。

ミシン針を落とす位置を左右に動かせる機能
押さえの真ん中を通る布端を意識しながら縫うと縫い目を落とさずにきれいに縫えます

針の調節が出来ないミシンの場合は、押さえに布端の通り道のガイドを作ります。針の位置から1~2mm離れた位置に油性マジックやマスキングテープなどでしるしをつけ、ガイドにします。ガイドに布端を沿わせながら縫います。

ガイドに布端を沿わせながら縫います

2本のステッチがかかりました。

2本のステッチがかかりました

出来上がりです!

リバーシブルレッスンバッグ完成

50cm×50cmの生地からリバーシブルレッスンバッグを作る

「はぎれー和柄ー」の柄が小さ目の方が好みだった場合や、50cm×50cmの生地しか売っていなかった場合などは上記の工程と少し変わります。

今回はこちらの柄を選んでみました。

はぎれー和柄ー

左から

「はぎれー和柄ー」(麻の葉、50cm×50cm)
「はぎれー和柄ー」(麻の葉、50cm×50cm)
「はぎれー和柄ー」(矢絣風、50cm×50cm)
「はぎれー和柄ー」(矢絣風、50cm×50cm)

1.裁断サイズを決める

裁断サイズは、
縦:出来上がり縦サイズ+縫い代4cm(上部3cm、下部1cm)
横:出来上がり横サイズ+縫い代2cm(左右1cmずつ)
になります。

例 縦35cm×横45cmのバッグの場合・・・縦:35cm+4cm=39cm 横:45cm+2cm=47cm
  縦30cm×横40cmのバッグの場合・・・縦:30cm+4cm=34cm 横:40cm+2cm=42cm

2.リバーシブルにするため、2枚ずつ計4枚用意します。

2枚ずつ計4枚用意します

3.2枚を中表に合わせ、下辺になる部分を縫い合わせます。ミシンの1cmのガイドラインに布端を合わせ、縫いはじめと縫い終わりで返しミシンをして直線縫いします。

直線縫いします
直線縫いします

この後は、上記の工程3.からと同じになります。

出来上がりました!

リバーシブルレッスンバッグ完成

新入園・新入学のお子さん用だけでなく、進級に合わせて新しいものを持つのもうれしいですよね。ぜひ、お好みの柄で作ってみてくださいね。

企画:オリーブノート編集部
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