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麻婆豆腐やエビチリ、担々麺など日本人になじみ深い中華料理はたくさんありますが、私のお気に入りはよだれ鶏。茹で鶏にラー油や花椒などの辛味が効いた旨辛だれをかけた一品は、これからの暑い時期にもぴったり。その名の通り、よだれが出るほどおいしいとも言われており、ぜひたっぷりの野菜と一緒に食べて欲しい料理です。
今回は日本人が食べやすいよう、また家庭で作りやすいようアレンジしたレシピをご紹介します。パサつかない鶏肉の茹で方や、やみつきのたれの秘密も解説しているので、参考にしてみて下さいね。
1. 人参、きゅうりは千切りにする。青ねぎは小口切りに、生姜は薄切りにする。
2. 鍋にお湯を沸かし、沸騰したらねぎの青い部分、生姜、鶏肉を入れる。
3. 沸騰してから3分加熱し、裏返し再度沸騰して3分経ったら火を止める。ふたをして、あら熱が取れるまでそのまま置いておく。
4. 耐熱容器にもやし・人参を入れ、ふんわりラップをして600Wの電子レンジで1分半加熱する。
5. 4を冷まし、水気を切ったらきゅうりと混ぜ、冷やしておく。
6. ★の調味料を混ぜ、たれを作る。
7. 3のあら熱が取れたら食べやすい大きさに切る。
8. うつわに4を盛りつける。
9. その上に鶏肉を盛り付ける。
10. 6のたれをかけ、青ねぎ、花椒を振り完成。
よだれ鶏は四川料理のひとつで、中国語で「口水鶏」と書きます。その名の由来はいくつかありますが、この料理を思い出すだけでよだれが出てくるほどおいしい、という意味があります。
本場では中国醤油や紹興酒、花椒などを合わせたたれをかけ、パクチーをのせた料理ですが、家庭で作りやすいようアレンジしています。食べやすいよう青ねぎを使用していますが、好きな方はパクチーをトッピングして本場の味に近づけて下さいね。
また野菜も食べられるようもやし・きゅうり・人参を合わせ、旨辛たれを余さず楽しめるレシピにしました。まさによだれが出るような、やみつきになる一品です。
ここからは調理のポイントを解説していきます。
シンプルながら意外と難しい茹で鶏。加熱しすぎるとパサパサに、加熱が足りないと生焼けになってしまします。また低温調理も流行っていますが、生焼けだったり、火が通っていても雑菌が繁殖して食中毒の原因となったりと、正しい知識がないと危険な調理法です。
今回はむね肉を使用しました。しっかり加熱後、冷めるまで置いておくことでしっとりジューシーに仕上げました。よだれ鶏だけではなく、サラダチキンや棒々鶏などにも活用できます。
鶏肉を茹でた茹で汁は、鶏の出汁がたっぷりで捨ててしまうのはもったいない!今回は鶏がらスープの素、わかめ、いりごまを加えて即席のわかめスープにしました。中華スープやラーメンスープを割るのに使ったりと、色々活用できますよ。
今回はたれにさまざまな調味料を配合していますが、決め手は食べるラー油。一時は大ブームになったヒット商品ですが、私は今でもお気に入りで家に常備しています。カリカリのフライドガーリックと、「辛そうで辛くない、でも少し辛い」味付けがよだれ鶏にぴったり。見た目は辛そうですが、食べるとそこまで辛さはなく、すぐにまた一口食べたくなる、やみつきのたれに仕上がっています。さらに辛さを出したい場合は豆板醤の量を調節したり、辛いラー油を加えるなどして調節して下さいね。
本場は麻婆豆腐などにも使われる四川料理に欠かせない香辛料、花椒を使っています。花椒は別名四川山椒とも呼ばれ、しびれる辛さが特徴。スーパーの香辛料売り場にも置いてありますが、なかなか家庭では使わないですよね。
今回私が最後にかけた香辛料は山椒七味。花椒ほど辛味はなく、ピリリとした刺激に生姜やしそ、柚子の爽やかな香りが広がるお気に入りの香辛料です。食べる前に一振りすることで、香りが飛ばずにしびれる辛さを楽しめますよ。
香辛料やにんにくの香りが食欲をそそり、夏バテ気味の時にもおすすめしたいよだれ鶏。たれを少し濃いめにして、そうめんやうどんアレンジで食べるのもおすすめです。辛いものを食べて、これからの季節を乗り越えましょう。
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。