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オリーブオイルを使用するパンといえば、フォカッチャ。イタリアが発祥とされる伝統的なパンです。くぼみをつけて、平たく焼くのが特徴ですが、チーズや野菜をのせて焼いたり、サンドイッチのようにして食べたりと、様々なバリエーションや食べ方があります。
今回は、少なめのイーストでじっくり発酵させて作る、味わい深いフォカッチャとそのアレンジレシピを紹介します。
まずはシンプルなフォカッチャを作ってみましょう。やや水分が多めの生地なので、打ち粉を使用しながら、優しく扱ってください。
1. ホームベーカリーに★を入れ、水を加えてこねる。
※ドライイーストと塩は触れないように配置する。
2. 2〜3分こねたらオリーブオイルを加え、10分こねる。
3. 丸めて密閉容器に入れる。
4. 25〜30℃で発酵させ、1.5倍まで膨らんだら冷蔵庫に入れて一晩おく。
5. 冷蔵庫から出し、室温に戻しながら2倍に膨らむまで発酵させる。
※印をつけておくと見極めやすいです。
6. 生地に強力粉をふり、逆さにして打ち粉をした台に移す。
※上になっている面はなるべく触らないよう、打ち粉をした面で包むように生地を扱ってください。
7. 3つに分割し、ガスを抜いて軽く丸め、ベンチタイムを20分とる。
※生地が乾燥しないように、ボウルや固く絞ったぬれ布巾をかぶせる。
8. 軽くガスを抜きながら丸め直し、手のひらで押して1〜2cm程度の厚さにする。
9. 温かいところ(約35℃)で40〜60分発酵させる。
10. 2倍弱までふっくらと膨らんだら、表面にオリーブオイル(分量外)を塗り、指でくぼみをつけて、塩(分量外)をふる。
11. 200℃に予熱したオーブンで13〜15分焼く。
12. 焼き上がったら熱いうちにオリーブオイル(分量外)を塗る。
パン作りのコツは、生地の様子を良く見ること。室温や湿度、水の温度など、微妙な違いで発酵の進み具合は変わるので、時間にとらわれず、生地の発酵具合(大きさ)をよく見てくださいね。焼き時間は、ご家庭のオーブンに合わせて調整してください。
ローズマリーを生地に練り込み、オリーブとセミドライトマトをトッピング。セミドライトマトは自家製で簡単にできるので、ぜひ作ってみてください。
1. ホームベーカリーに★を入れ、水を加えてこねる。
※ドライイーストと塩は触れないように配置する。
2. 2〜3分こねたらオリーブオイルとローズマリーを加え、10分こねる。
3. プレーンフォカッチャと同様にして発酵を完了させる。打ち粉をした台に生地を移し、ガスを抜いて丸め直してベンチタイムを20分とる。
4. 軽くガスを抜いて丸め直し、めん棒で1〜2cm程度の厚さに伸ばす。温かいところ(約35℃)で40〜60分発酵させる。
5. 2倍弱までふっくらと膨らんだら、表面にオリーブオイル(分量外)を塗り、指でくぼみをつけて、くぼみにオリーブとセミドライトマトを入れる。焼くときに飛び出てくるので、ぐっと奥まで押し込むのがポイント。
6. 200℃に予熱したオーブンで15〜18分焼く。
1. ミニトマトのヘタを取り、縦半分に切る。
2. 天板にクッキングシートを敷き、切った面を上にしてミニトマトを並べ、軽く塩をふる。
3. 120℃で1時間30分〜2時間ほど加熱する。
4. 粗熱がとれたら容器に入れて、ミニトマトが浸るまでオリーブオイルを注ぐ。
完全なドライではないので、瑞々しさも残しながら旨味が凝縮されています。加熱時間を調整して、お好みのドライ加減に仕上げてくださいね。
そのままでは冷蔵庫で3〜4日ほどしか日持ちしませんが、清潔な密閉容器に入れてオリーブオイル漬けにしておけば、冷蔵庫で1ヶ月は保存が可能です。にんにくやローリエ、ローズマリーなどのハーブと一緒に漬けるのもおすすめ。
オリーブオイルの香りと塩気がきいたフォカッチャを使えば、シンプルな具材をサンドするだけで、とても美味しいサンドイッチができあがります。フレッシュなミニトマトも良いですが、自家製のセミドライトマトを使用すると、より味わい深くなりますよ。
1. フォカッチャは半分にスライスし、なすは8mm幅の輪切りに、カマンベールチーズは4つに切る。
2. オリーブオイルを熱して1のなすを入れ、両面をこんがりと焼く。
3. フォカッチャにレタス、2のなすをのせ、カマンベールチーズとドライトマトを交互に並べ、ブラックペパーをふってサンドする。
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。