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ハロウィンの季節になると、カボチャがにわかに脚光を浴びます。この時期、お子さんにカボチャをくりぬいて作る“ジャック・オー・ランタン”をせがまれることもあるかもしれません。
”ジャック・オー・ランタン”を作るにはまるまる1個のカボチャを使うわけで、くりぬかれた中身も相当量出てきます。あー、そんなにたくさんは食べられないし、第一水っぽくておいしくないカボチャに当たったら途方に暮れるだろうなあ…と思うと、100均でプラスチック製を買ってきてごまかすかなぁ、と思ってしまうでしょう。
そんな悩みを解決すべく、ほくほくでおいしいカボチャを見破るポイントをお教えします。またふだん、カボチャの煮物を作りたいときにスーパーに山積みされたカボチャから間違いないものを選ぶにはどこを見ればよいかもあわせてご紹介します。
カボチャにもたくさんの種類があって、ほくほくしているもの、水分が多くてねっとりしているものなどさまざまです。最近人気が高いのは栗カボチャと呼ばれる西洋カボチャの一種で、皮にデコボコがなく、ツルっとしています。“栗”と名がつくほど、加熱すると粉ふき芋のようになり、ほくほくとして甘みもあり、非常においしいカボチャです。その他、日本に古くからある日本カボチャは栗カボチャよりも水分が多く、ねっとりしています。変わったところではカボチャなのになぜかナッツの香りがするバターナッツカボチャなどもあります。バターナッツも水分が多いカボチャです。
このように種類によって水分量が異なり、ほくほくかねっとりに分かれるので、かぼちゃの種類に応じた調理法で楽しむのが良いと思います。
ほくほくしたカボチャが食べたいからと栗カボチャを選んだら、なんだか水っぽくておいしくない、という経験はありませんか。
栗カボチャでも水っぽいのは、完熟していない、追熟が足りない、いわゆる“うらなり”といって、旬の時期を過ぎて栄養が足りないツルの先の方に実ったもの、など原因はさまざまです。でも、水っぽいカボチャはある程度見分けがつきますので、ほくほくカボチャを選ぶポイントをご紹介しましょう。
<まるまる1個の場合>
まるまる1個は難度が高いです。というのも、切り口が見えないため中身がどうなっているかわからないからなのですが、そうは言っていられません。下記をヒントに選んでみてください。
<カットされたもの>
これは見分けやすいです。下記のチェックポイントを覚えておきましょう。
水っぽいカボチャは皮の緑色がじわじわと果肉の部分ににじんでいるように見えます。煮てみるとほくほくは粉をふいたようになり、煮崩れるほどになりますが、右の水っぽいものは形がくずれていません。
ポイントをつかんで見分ければ、たいていはほくほくを選ぶことができるでしょう。でも、なにかの間違いで水っぽいのを選んでしまった場合もあります。そんな場合でも調理法を工夫すればおいしく食べることができます。水っぽい“ジャック・オー・ランタン”の中身が冷蔵庫で眠ってる、などの場合にもおすすめです。
水っぽいカボチャでも水分を飛ばせばほくほくに近くなります。
これでかなり水分が飛び、味も凝縮してねっとりしたおいしい煮物になります。
水っぽいカボチャはうらごしもしやすいので、ポタージュにしましょう。
カボチャを薄切りにしてからオリーブオイルをひいたフライパンでソテーします。じっくり焼いて、塩こしょうをかければ立派なおつまみに。
ほくほくカボチャ選びに成功した場合は言うことはありませんが、水っぽいカボチャを選んでしまったとしても、調理法や作るものを工夫すれば十分おいしいものができあがります。カボチャは抗酸化作用があるβカロテン含有量が野菜の中でもトップクラスです。上手に選んでおいしくいただこうではありませんか。
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。