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こんにちは!過去10年間、毎年1万皿以上のパスタを作っていた男。パパイズムです。
プロと主夫の狭間に位置する私が、おいしいおうちパスタの作り方を伝授しましょう!というこのコーナー。前回は目玉焼きを絡めて食べる貧乏人のパスタ「ポヴェレッロ」の作り方を紹介させて頂きました。
第12回のテーマはTKGならぬTKP!海苔と卵を使った“のりたまパスタ”です。少ない材料で、思い立ったらすぐ作れるのが魅力の自信作です♪
このパスタの誕生は「残り物の消費」からでした。冷蔵庫に全然材料がなかったので卵と海苔、バターだけで工夫して作ったのです。
カルボナーラのように卵で和えて仕上げるのですが「卵和えパスタ」といった方が表現としては正しいと思います。
ソースの作り方は非常に簡単で、茹で汁にバターと味付け海苔、しょうゆを溶かすだけ!こんな簡単に作ったパスタがホントにおいしいんですよ・・・
袋の表記時間より1分早くあげると芯にコシのあるアルデンテに仕上がります。慣れないうちはソースが出来てから麺を茹でてもOK。その時は和える前にソースを温め直してください♪
スパゲッティの種類ですが、1.6㎜~1.7㎜がオススメです。麺が太すぎたり、多すぎたりすると濃厚過ぎて食べるのに疲れてしまうんです。大量の卵かけごはんってあんまりガツガツ食べられないのと同じ感じですね・・・
1. 卵をよく溶きます。
2. フライパン(26㎝を使用)を中火にかけて茹で汁を注いだら、ちぎった味付け海苔(8枚分)、バターを入れます。
3. 溶かしながら混ぜるとソースが白っぽくなり、とろみがついてきます。この茹で汁とバターが合体してソースが白っぽくとろみがつく現象を「乳化」といいます。
この時注意するポイントは出来るだけ濃度の濃いゆで汁を使用すること。乳化を促すためには、パスタの小麦がしっかり溶け出したゆで汁が効果的なのです。
4. 麺が茹で上がる前にもう一度弱火でソースを温め、茹で上がったパスタとしょうゆを入れる。必要であれば塩(分量外)で味の調整をしますが海苔としょうゆ、塩の入った茹で汁で作るので、ほとんど塩は追加しなくても問題ありません。
5. 味が決まれば、溶き卵を回し入れます。一定の温度を超えると卵が一気に固まってしまうので、ボソボソにならないよう注意しながら混ぜ合わせ、とろみが付いたら器に盛りつけます。
6. 仕上げに味付け海苔(2枚分)をハサミでカットして乗せ、輪切り唐辛子を散らせば完成です。
茹で汁にバターと海苔、しょうゆを溶かすだけで作れるお手軽なパスタですが、味は絶品。
口に入れると濃厚に絡まった卵と海苔の風味が広がります。バター醤油の風味とも相性は抜群で、具材にベーコンや野菜を入れてもおいしく食べられます。
イタリア人もびっくりの卵和えパスタ、ぜひチャレンジしてみてください!
毎日の料理作りが少しでもおいしく、ラクになりますように。
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