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とうもろこしが盛んに出回るようになりました。生の新鮮な皮付きとうもろこしは、今の時期ならではのおいしい夏野菜のひとつでしょう。夏祭りの縁日に行くと、香ばしい焼きとうもろこしの香りに誘われて、口の両側に醤油をくっつけながらかじったものです。
このとうもろこし、調理するのがちょっと手間だと感じる方も少なくないかもしれません。ゆでたり蒸したりする大きな鍋もないし、実を取るのもめんどくさい、甘くておいしいからなんとかして楽に食べられないもんかなぁ…と思うのは私だけではないはずです。
そこで今回は、とうもろこしをおいしく簡単に加熱する方法と、生の実の粒をきれいに無駄なく取る方法を紹介しながら、おつまみ用に“甘辛ガーリックとうもろこし”と“ちりめんじゃこととうもろこしの炊き込みご飯”を紹介します。
レンジで何かを加熱する時、ラップをかけてからチン!が多いと思います。しかし、皮つきのとうもろこしは天然のラップをすでに身にまとっています。そこでとうもろこしを蒸す際には、一番上の緑が濃い皮を2,3枚取ってから、ラップも何もせずにレンチンすると、皮の内側でちょうどよく蒸気がこもってふっくらと蒸すことができます。
固い皮をむいたらレンジの強(600W程度)で5~7分ぐらい加熱します。加熱し終わったらレンジから出し、根元から実の付いている境目ぐらいのところに包丁を入れて切り落とします。生だと芯が固いですが、加熱すると柔らかくなり、簡単に切れます。
切れたら、頭の方の皮をつまんでフルフル。そうするとスポッと実が抜けます。これはなかなか気持ちいいものです。
皮ごと蒸すと、皮の甘みが移って風味が増す感じがしますが、それより何もしなくても暑いのに、何分もガスを使って熱い蒸気を出しまくられることを考えるとホント、楽です。
おいしく蒸し上がったとうもろこしを使ってちょっとつまめるおつまみを作ります。1本食べるのは大変だけど、これなら少しずつ食べることができます。ニンニクとオリーブオイルで焼いて甘辛味にしあげると、ビールが進みます。
1. とうもろこしを横半分に折ってから、縦四つ割りにする。とうもろこしが温かいうちだと、芯は簡単に切れる。
2. ニンニクをみじん切りにし、フライパンにオリーブオイルを引いてニンニクを入れてから火にかける。
3. 1に小麦粉を薄くまぶし、2に入れて軽く焼きめが付く程度に焼き付ける。
4. 3に醤油とみりんを入れてとうもろこしにからませてできあがり。
ニンニクが効いて、量もちょうどよくてつまめるのがうれしいところです。
生のとうもろこしから粒を取ろうとすると、包丁で削り取ることが多いと思います。でも、これってとうもろこしの栄養を大分損していることになります。というのも、とうもろこしの芯の付け根の部分、胚芽にはリノール酸、ビタミンB群、食物繊維や亜鉛、鉄が最も豊富に含まれています。これを包丁で削り取ると、胚芽の部分は芯に残ってしまい、最も栄養のある部分がなくなってしまうのです。
といって、手で取るのは結構めんどくさい。そこでオススメの方法が割り箸作戦です。割り箸の中には頭の部分が斜めに削られているものがあります。これを使います。もし普通の割り箸しかなければ、カッターで斜めに削ります。
これを生のとうもろこしの粒の端にぐさっと刺して、粒を持ち上げるように前に進んでいきます。
割り箸の幅はちょうどとうもろこしの粒の幅ぐらいなので、隣の列をつぶすことなくきれいに取れます。
生とうもろこしの粒がきれいに取れたところで、炊き込みご飯を作ります。とうもろこしの甘さがご飯にうつり、粒はプツプツとはじけてとてもおいしいご飯になります。炊く際に芯を入れ、芯からも甘みを出させるのもコツのひとつです。隠し味にエキストラバージンオリーブオイルを入れてコクを出します。
1. 米を洗って1時間程度浸水させておく。
2. 土鍋や炊飯器に米を入れて普通の水加減から大さじ2分水を減らし、日本酒を入れる。
3. とうもろこしの芯は縦二つ割にし、米にのせて、コンソメスープの素、オリーブオイルを注ぐ。
4. 粒を入れて普通に炊き上げる。
5. 炊き上がったら芯を取り除き、ちりめんじゃこを入れてさっくりと混ぜてできあがり。
ちりめんじゃこの塩気ととうもろこしの甘さが抜群に合います。
生とうもろこしは粒の中に水分と甘み、栄養がぎゅっと詰まっています。これをいかにつぶさないように、おいしさを逃がさないようにするかがポイントになります。
とうもろこしの旬は結構短くて、あと1ヵ月はありません。私は今のうちにたっぷり食べることにします。
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