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世界中で認知されている「もったいない」という日本語。フードロス削減のため、賞味期限間近の商品の値下げや、フードドライブ(未開封の食品を回収して、福祉施設や支援団体に寄付する取り組み)などさまざまな取り組みが行われています。
家庭での取り組みとして無駄な食品を買わない、きちんとした保存方法で長持ちさせる、食べきれる分だけ作るなどができますが、今回は「生ゴミを減らす」に着目。いつもは捨ててしまいがちなえびの殻を使った、サステナブルレシピをご紹介します。
今回は有頭赤えびを使います。生食用だったので特に下処理をせず使用していますが、生臭さが気になる場合、片栗粉と塩を揉み込み、水でよく洗い流して臭み取りをしてから使用してくださいね。
今回はえびの殻を使ったえびせんレシピと、えびの頭を使ったクリームパスタのレシピをご紹介します。
1. えびの殻をフライパンに入れて、弱火で炒る。
2. 10〜15分加熱し、水分が飛んだら火を止める。
3. ポリ袋に入れて細かく砕く。
4. ボウルに3と小麦粉、青のり、塩を入れ、水を加えて混ぜる。
5. 平たく成形して、170℃の揚げ油で5分ほど揚げる。油を切って完成。
香ばしいえびの風味に青のりが香り、おやつにぴったり。えびの殻にはキチンという動物性食物繊維が含まれています。コレステロールの吸収を和らげるはたらきなどが期待できます。えびの殻は炒っただけだと固い場合があるので、油で揚げる工程でしっかりと揚げましょう。
今回は特別な器具不要で作れるレシピをご紹介しました。より市販のえびせんに近づける場合、工程3でミルを使ってえびの殻を細かく砕くことで食べやすくなります。ミルを使用する場合、桜えびを入れてよりえび感をアップしたり、昆布を入れて和風の味わいにしたりと味付けのバリエーションが広がります。
ミルを使用しない場合も、しそふりかけを加えて梅風味、カレー粉を加えてカレー風味などいろいろな味付けができますよ。工程5は手を水で濡らすと成形しやすいです。一口大に薄く広げて油で揚げることで、食感がよくなります。
1. えびは頭を取り、殻を剥く。にんにく、玉ねぎはみじん切りにする。
2. 鍋にえびの頭とオリーブオイルを入れ火にかける。弱火で10〜15分、頭を潰しながら加熱する。
3. ざるで濾す。
4. 同じ鍋に1とえびの身を入れて炒める。
5. えびに火が通ったらえびのみ取り出し、カットトマト缶を加えて10分ほど水分を飛ばしながら煮込む。
6. トマト缶の水分が飛んだら3のえびオイルとえびの身を戻し、生クリーム、塩を加え火を止める。
7. 塩を加えたお湯でスパゲティを規定分数茹でる。
8. 6に湯切りした7を加え、和える。
9. うつわに盛りつけて、パセリを散らして完成。
今回は濃厚ソースがよく絡むよう、フェットチーネを使用しました。香り高いエキストラバージンオリーブオイル「ルイーザ」とえびの頭を抽出して作ったえびオイルを加えることで、えびの濃厚な味わいが楽しめます。味付けはシンプルに塩のみ。えびオイルを使えばほかにもペペロンチーノ風、ペスカトーレ風などさまざまなパスタソースにアレンジできます。
濾したえびの頭はそのまま捨てると生ゴミになってしまいますが、上記でご紹介したレシピに混ぜてえびせんにすることで最後まで無駄なく使用できます。
肝心のえびの身もおいしく食べましょう。オリーブノートではえびを使ったレシピを多数ご紹介しています。
オリーブオイルを使ったズッパディペッシェの簡単な作り方(イタリア風ブイヤベース)
えびは今回ご紹介したように殻・身別々の調理もできますが、もちろん殻付き・頭付きの調理も可能です。捨てずに上手に調理して、おいしく無駄なく食べましょう。
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有機栽培オリーブ果実100%のエキストラバージンオリーブオイル
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。