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春を迎えるころになったら田んぼのあぜ道を覗いてみましょう。セリ(芹)によく似た山菜が生えているかもしれません。それが田セリ(田ぜり)です。
田セリ(田ぜり)とは、日本原産・セリ科の植物です。セリも田セリも水のある湿地で生育しますが、田セリは茎が短くしっかりとしていて硬さもあります。一般的にセリと呼ばれる水セリは茎が細くてひょろりと長くしんなりと柔らかいのが特徴です。
田セリは香りが強く、食感もしっかりしていて野趣がありますが、それだけにエキストラバージンオリーブオイルとの相性もばっちり!こちらの方を好んで食べる方も少なくありません。
野菜として出荷されるものではなく、山菜ですので、見つけたら来年も沢山採れるように、根っこは残してキッチンバサミなどをつかって根の上でカットして採りましょう。
似た植物に、ドクゼリ(毒芹)があり警鐘されています。それもそのはず。ドクゼリは日本三大毒草の一つで、根・葉・花・果実すべてに強い毒性があります。
葉のつき方が全く違うことと、ドクゼリはほとんど香りがありません。また、茎を割って見るとセリはしっかり詰まっていますが、ドクゼリは中空です。
※茎や葉の汁に触るとかぶれるので、出来るだけ見た目と香りで判断してください。
基本的にセリと同じでお浸し、ハーブとしてのサラダ、炒め物、鍋など幅広く利用できます。ただし、アクがあるので、半日水に漬けた後、水1リットル当たり小さじ1杯の塩でサッとゆがいてから調理します。
※しっかりあく抜きしたい場合は、塩の代わりに重曹小さじ1/2でゆがきます。
田セリ(田ぜり)の胡麻和え
香りと田セリの歯ごたえを楽しむなら胡麻和えがおススメです。
作り方
鶏むね肉をつかったゆずポン酢あえもおススメです。サラダにして生ハムと一緒にいただいてもよく合いますよ。
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。