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2024年3月12日

田セリ(田ぜり)は身近で美味しい春の山菜

田セリ(田ぜり)は身近で美味しい春の山菜

田セリ(田ぜり)とは

春を迎えるころになったら田んぼのあぜ道を覗いてみましょう。セリ(芹)によく似た山菜が生えているかもしれません。それが田セリ(田ぜり)です。

田セリ(田ぜり)

田セリ(田ぜり)とは、日本原産・セリ科の植物です。セリも田セリも水のある湿地で生育しますが、田セリは茎が短くしっかりとしていて硬さもあります。一般的にセリと呼ばれる水セリは茎が細くてひょろりと長くしんなりと柔らかいのが特徴です。

田セリは香りが強く、食感もしっかりしていて野趣がありますが、それだけにエキストラバージンオリーブオイルとの相性もばっちり!こちらの方を好んで食べる方も少なくありません。

田セリ(田ぜり)

野菜として出荷されるものではなく、山菜ですので、見つけたら来年も沢山採れるように、根っこは残してキッチンバサミなどをつかって根の上でカットして採りましょう。

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ドクゼリ(毒セリ)にご注意

似た植物に、ドクゼリ(毒芹)があり警鐘されています。それもそのはず。ドクゼリは日本三大毒草の一つで、根・葉・花・果実すべてに強い毒性があります。

ドクゼリ(毒芹)

葉のつき方が全く違うことと、ドクゼリはほとんど香りがありません。また、茎を割って見るとセリはしっかり詰まっていますが、ドクゼリは中空です。
※茎や葉の汁に触るとかぶれるので、出来るだけ見た目と香りで判断してください。

田セリ(田ぜり)の美味しい食べ方

基本的にセリと同じでお浸し、ハーブとしてのサラダ、炒め物、鍋など幅広く利用できます。ただし、アクがあるので、半日水に漬けた後、水1リットル当たり小さじ1杯の塩でサッとゆがいてから調理します。
※しっかりあく抜きしたい場合は、塩の代わりに重曹小さじ1/2でゆがきます。

田セリ(田ぜり)の胡麻和え

田セリ(田ぜり)の胡麻和え

香りと田セリの歯ごたえを楽しむなら胡麻和えがおススメです。

作り方

  • あく抜き:半日水につけて、そのあと重曹を入れてさっと湯がきます。
  • ゆがいた後、水でさらし、食べやすい大きさにカットします。
  • 水気を切ってからお醤油、砂糖それぞれ適量であえます※自信のない人は少しずつ足してゆきましょう。
  • 白ごま:お好みで食べる前にあえましょう
  • お好みでエキストラバージンオリーブオイルをひと回し、オリーブオイルの辛味がとてもよく合います。

鶏むね肉をつかったゆずポン酢あえもおススメです。サラダにして生ハムと一緒にいただいてもよく合いますよ。

関連記事:春の山菜狩り 「ノビル(野蒜)」の酢味噌と、「セリ(田ゼリ)」の胡麻和え

企画:オリーブノート編集部
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