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日本のチーズ消費量を調べてみると、農林水産省令和4年度チーズの需要表の結果によれば、
【チーズ総消費量】
【ナチュラルチーズの国内生産量と輸入量】
【プロセスチーズの国内生産量と輸入量】
【チーズ船体に占める国産の割合】
となっています。
緩やかですが、国内消費量は増えている傾向が見て取れますね。
ナチュラルチーズは、牛や山羊などの生乳を固めて発酵させ熟成したものをいい、原料となる生乳は、主に牛・山羊・水牛が使われており、乳酸菌やレンネットと呼ばれる凝固酵素を加えて生乳のタンパク質を凝固させ、ホエイ(乳清)といわれる水分を取り除き、乳酸菌やカビなどを用いて発酵・熟成させたものです。
国や地域によって作り方には差があり、乳酸菌やカビなどの微生物や、風土によって、形や味が大きく異なります。また、ナチュラルチーズには熟成の度合いによって、ワインの飲み頃のように、食べごろがあります。時間がたつほど熟成が進み濃厚な味わいになりますが、製品のラベルなどにある賞味期限を目安に、自分が一番おいしく感じる食べごろを探してみるのも楽しいと思います。
ナチュラルチーズには、以下の種類があります。
プロセスチーズはナチュラルチーズを、乳化剤など食品衛生法で認可された添加物を加えて、熱を加えて溶かし再形成(再加工)したものとなります。この時、製品中のチーズ分の重量が51%以上であることが定められています。また、再加工の際に、様々な味わいとなるよう企業によっては努力されており、皆さんがよく知っている○○味や、チーズ加工食品として大変身近なものとなっています。
100%チーズではありませんが、日本人の多くの場合は、むしろプロセスチーズの方が馴染みやすい方も多いのではないでしょうか。プロセスチーズは、加熱されているために乳酸菌は死滅していますので、それ以上熟成することがありません。そのため味や硬さが変わりにくく日持ちもするので、手軽に利用できる良質な栄養源としてもとても便利に使うことができます。
ピザを食べればすぐにわかりますが、チーズはオリーブオイルととても相性の良い食品です。美味しい食べ方としてオリーブオイルに漬け込んでおくと、グンと楽しみ方が広がります。
1. チーズは食べやすいサイズにカット
2. ニンニクは半分に切って芽をとり、厚めにスライス
3. 保存用の瓶に、チーズ、オリーブ、ニンニク、ハーブをいれる
4. 塩、粗びきこしょうをそれぞれ適量、鷹の爪を入れ、材料がひたひたになるまでエキストラバージンオリーブオイルを入れる
5. 冷蔵庫で1週間漬け込む
以上で完成です。
チーズとオリーブオイルはおつまみにも、パスタの具材にも最高。オイルはバゲット等パンに着けたり、アーリオ・オーリオオイルとして幅広く利用できます。また、漬け込むチーズは何でもOKです。いろいろと応用してみてくださいね。
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。