目次

やってきました、タケノコシーズン。「ソメイヨシノが散って八重桜が満開になった時」というのが私のタケノコ掘りの目安です。
毎年友人とタケノコ掘りに出かけていましたが、しばらくは出動することもかないませんでした。今年は満を持しての解禁です。
といっても、ごく近所です。しかもタケノコ掘り専用の道具は持っていないので、どこにでもあるスコップを持ち出しました。この肩の力が抜けた感じでの収穫がこれです。第1回目としては立派なものが穫れましたよ。

しかし哀しいかな。スコップで掘ったので、根っこの部分まで取れないのが1/3はあり、ちょっと損をした感じがしましたが、道具がないんだからしょうがないですね。
タケノコと言うと、穂先がもてはやされる傾向にあります。柔らかいし、形もよくておいしそうに見える、ということなのでしょうが、実は一番アクが強い部分なのです。逆に根元は硬いと敬遠されがちですが、旨みの素であるアミノ酸がもっとも含まれていて、味は一番よいのです。
このようにタケノコは部位によって味も食感も異なります。そこで3つの部位に分けて味や食感、合う料理をご紹介しましょう。
穂先
味と食感:もっとも柔らかいが、一番アクが強い
合う料理:縦にスライスまたは四つ割りにして天ぷらや素揚げ、吸物に
真ん中
味と食感:適度に柔らかく、シャキシャキした食感。アクも穂先より少ない
合う料理:縦にスライスして天ぷら、素揚げ、煮物、ソテーに
根元
味と食感:繊維がきつく硬い食感。アクがもっとも少なくて味が良い
合う料理:繊維を切るように横に薄くスライスして、タケノコご飯や八宝菜、縦に千切りして青椒肉絲などに
こうなると、いい加減に掘って根っこまで取りきれなかったのを激しく後悔しました。
しかし今さら遅いので、気を取り直して調理に取り掛かります。
糠でアクを抜いてタケノコご飯や天ぷら、炒め物にするわけですが、ちょっと目先を変えて焼タケノコのオイル漬けをご紹介しましょう。すごくおいしくて、かつ保存が効き、おつまみにはもってこいなので、おすすめです。
🔑 ポイント:タケノコをあらかじめ焼いておくこと。焼くことで水分が抜けて、よりシャキッとした食感が楽しめます。

1. タケノコは中ほどで横2つ割にし、それぞれ3~5mm程度幅で縦にスライスする。
2. 1をボウルに入れ、塩をかけてよく混ぜ、味をなじませる。そこにオリーブオイルを大さじ1程度たらし、よく混ぜておく。

3. にんにくと山椒の葉はみじん切りにしておく。

4. フライパンを熱し、2を重ならないように並べて中火で焼き目がつくまで焼き付ける。

⚠️ 注意:とにかくタケノコを丁寧に焼くこと。これがおいしさを決める最大のポイントです。焼き目が付くまで結構時間がかかりますが、面倒であればアルミホイルを敷いてグリルやオーブントースターで焼いてもOKです。
5. 熱湯を一度くぐらせたガラス瓶などに3と4を入れ、そこにタケノコがかぶるまでオリーブオイルを注ぐ。
6. 半日程度漬け込んでできあがり。


このオイル漬けは、炒めや煮たものとはまったく異なります。
エキストラバージンオリーブオイルの上品な風味と、にんにくと山椒の香りがしみたタケノコのシャキッとした食感と味は、おつまみにぴったり。
どちらかというと、シャキシャキしたメンマの食感に近いです。
冷蔵庫にいれておいて、食べる20分ぐらい前に出しておけば、オイルが溶けて良い感じに。
💡 保存と活用のヒント
オイル漬けの状態であれば、冷蔵で1週間程度は保存が効きます。タケノコを全部食べた後のオイルも捨てないで。山椒またはシソとにんにくの香りが移っているので、ソテーのオイルやパスタのベースにそのまま使えます。
これを応用して、今が旬のホタルイカと合わせてみました。

オイル漬けにホタルイカの目だけを取ったものを入れて半日一緒に漬けただけです。これがまたウマイ。ホタルイカの肝のコクと旨みが、タケノコのシャキッと感とオイルのコクと合わさって、いくらでもいけます。まさに春ならではのタッグという感じです。
とにかくタケノコを丁寧に焼くこと。これがおいしさを決める最大のポイントです。
焼き目が付いたタケノコは水分が抜け、旨みが凝縮されているので実においしいのでおすすめです。
実は今朝も2回目のタケノコ掘りに行き、8本もゲットしてしまいました。目の前に芽が出ていると、もう採らないわけにはいかないのです。さてこの大量のタケノコをどうするか…
A. 青しその葉で代用できます。どちらも香りが立って、にんにくとのバランスがよく合います。ローズマリーなどのハーブで洋風にするのもおすすめです。
A. 作れます。水煮の場合はそのままスライスして工程2から始めてください。生のタケノコのほうが食感はシャキッとしますが、水煮でも十分おいしく作れます。
A. 問題ありません。オリーブオイルは低温で白くクリーム状に固まる性質があります。食べる20〜30分前に冷蔵庫から出しておくと、オイルが溶けてちょうどよい状態になります。
A. にんにくと山椒(またはシソ)の香りが移っているので、野菜のソテーや炒め物にそのまま使えます。パスタのペペロンチーノ風のベースにしてもよく合います。
A. モッツァレラや生ハムと合わせると前菜風の一皿になります。パスタに絡めるときはツナ缶との組み合わせもよく合います。
編集部より:2026年4月 加筆・修正しました。
大葉の大量消費はこれ!保存もできる大葉のピリ辛にんにくオリーブオイル漬け
タケノコで手作りメンマ!米のとぎ汁で発酵させる自作レシピ完全ガイド
河原に生えてたタケノコでサクサクスナックおつまみを作る!採集から調理まで完全ガイド
筆者のチャレンジ系企画記事はこちら
育ちすぎたタケノコで手作りメンマ!米のとぎ汁で発酵させる自作レシピ完全ガイド
本格ラーメンに挑戦!鶏と煮干しでスープがウマぁ!チャーシュー・煮卵、麺まで自作してみた
捨てないで!カボチャの種の食べ方|オリーブオイルで揚げ煎りするだけで絶品おつまみに
二郎系そば?「肉そばごん」を激うま再現!オリーブオイルが生む混然一体の旨さと作り方を徹底解説










ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。