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健康や美容の面で注目されているオリーブオイル。料理に使うイメージが大きいですが、実はお菓子作りにも使うことができるのです。今回は、オリーブオイルとかぼちゃ、ズッキーニを使った野菜たっぷりのマフィンのレシピをご紹介します。チョコレートと合わせた癖のない味わいなので、野菜が苦手なお子さんにもおすすめですよ。
今回使用しているかぼちゃ、ズッキーニ、黒糖はどれも栄養豊富な食材です。
この章では、食材の主な栄養素についてご紹介します。
かぼちゃ
かぼちゃは栄養価が高く、特にビタミンやミネラル、抗酸化物質が豊富です。
かぼちゃに含まれる主な栄養は、ビタミンA、C、EとB群、カリウム、マグネシウム、鉄、亜鉛などのミネラル、食物繊維などがあります。
抗酸化物質は、強力な抗酸化作用のあるβ‐カロテン、目の健康を守るルテインを含みます。
ズッキーニ
ズッキーニは、低カロリーで水分が多く、栄養豊富な野菜です。
主な栄養素は、ビタミンA、B、C、血液の凝固や骨の健康に関係するビタミンKなどです。カリウム、マグネシウム、マンガンなどのミネラル、食物繊維も含み、目の健康を守るルテインとアキサンチンも入っています。
黒糖
黒糖は、サトウキビの絞り汁を加熱して水分を飛ばし、結晶化させた砂糖です。
未精製のため白砂糖よりもミネラルやビタミン豊富なのが特徴です。
黒糖に含まれるミネラルは、カルシウム、鉄、カリウム、マグネシウム、亜鉛、リンなどで、ビタミンB群も豊富です。
また、抗酸化作用のあるポリフェノールや腸内環境を整えるオリゴ糖なども含みます。
参照:食品成分データベース
今回はケーキを作る際にオリーブオイルを使ってみました。オリーブオイルを使うと5つの効果について解説します。
健康的な効果への期待
オリーブオイルはオレイン酸を豊富に含んでいて、心血管への健康効果が期待できます。また、コレステロールを下げる効果もあるとされており、バターなどの飽和脂肪酸が多い脂肪に比べ、健康的に脂肪を摂取できます。
ケーキをしっとりさせる
オイルを使うと食感がしっとりしやすく、焼き上がりも乾燥しにくいため、比較的長くパサつきのない食感を楽しむことができます。
バターよりも軽くふわっとした口当たりになるのも特徴です。
オリーブオイル特有の風味
良質なオリーブオイルを使うと菓子にフルーツやナッツのような風味を加えられます。
オリーブオイル独特の風味は、柑橘類やハーブ、今回のマフィンでも使用するチョコレートなどとも相性抜群です。
ケーキの鮮度を保つ
ケーキは、光や酸素によって油脂が酸化し、風味が損なわれていきます。
そこでオリーブオイルを使用すると、ビタミンEやポリフェノールなどの抗酸化物質がケーキの鮮度を保つのに役立ちます。
乳製品アレルギーでも使える
バターの代わりにオリーブオイルを使うことにより、乳製品アレルギーの方にも対応したケーキを作ることができます。
アレルギーの方にも選べる選択肢が増えるのは嬉しいですね。
1. 卵をボウルに割りほぐし、黒糖を加えて良く混ぜる
2. オリーブオイルを加えて、全体が乳化して白っぽくなるまで混ぜる
3. 薄力粉、シナモンパウダー、ベーキングパウダー、塩を合わせてふるったものを加えてゴムベラで混ぜる
4. スライサーなどで千切りにしたかぼちゃとズッキーニ、チョコレートチップを加える
5. マフィンカップに流し、180℃に余熱したオーブンで約25分焼く
6. 焼けたら型からはずして冷ます
ケーキにオリーブオイルを使うことで、バターやマーガリンを使うよりも手軽に健康効果の高いお菓子を作ることができます。
さらに、オリーブオイルと相性の良い野菜を加えれば栄養価も高まります。マフィンは、混ぜるだけで簡単に作れるので、ぜひ朝食やおやつなどに取り入れてみて下さい。
きっと新しいお菓子の美味しさを発見できますよ。
オリーブクエスト
世界で最も信頼のおけるオリーブオイルガイドブック「フロス・オレイ」品質評価メンバーが、世界各地の類稀なオリーブオイルを紹介
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。