ヴィーガンバターってなに？自宅でも簡単に作れる方法

ヴィーガンの方はもちろん、乳製品のアレルギーがある方や健康が気になる方にもぴったりのヴィーガンバター。じわじわと注目を集め、種類も増えてきていますが、まだどんなものか知らない方も多いのではないでしょうか？

この記事では、ヴィーガンバターについての詳しい説明と、どんな種類があるのかをご紹介します。後半には、家庭でも作れる簡単なレシピのご紹介もあるので、ぜひお家でも試してみて下さいね。

ヴィーガンバターってどんなもの？

ヴィーガンバターとは、100％植物原料で作られたバターのことで、植物性バターとも呼ばれます。

植物性の油脂というと、マーガリンやスプレッドをイメージする方もいると思いますが、マーガリンやスプレッドには、動物性の材料が使われていることも多いので、植物性のバターとは区別されます。

ナッツやオリーブオイル、ココナッツオイル、豆乳など様々な材料から作られていて、それぞれ風味や食感が異なるのも特徴です。

市販品では、牛乳から作ったバターとほとんど変わらない固さや味わいを再現したものもありますよ。

ヴィーガンバターの良いところ

植物性の原料だけで作られるヴィーガンバターには、動物性のバターにはない様々なメリットがあります。ここでは代表的なものをあげてみます。

1. 食事制限がある人でも食べられる

ヴィーガンのように菜食主義の人や乳製品のアレルギーがある人、宗教的な制限がある人でも食べることができるのは大きなメリットです。

バターを使ったお菓子など、これまでは食べられなかった食品も、ヴィーガンバターを使えば食べられるようになって、食べ物の選択肢が広がります。

2. 種類が豊富で好みのものを見つけられる

様々な原料から作られるヴィーガンバターは、乳製品のバターに比べて個性豊かな物が沢山あります。

ナッツが好きな方は、カシューナッツやアーモンドで作ったものを選んだり、お菓子作りの時は固形タイプの豆乳バターを使うなど、好みや用途に合わせて使いやすいものを選ぶと良いでしょう。

3. バターに比べヘルシーな傾向がある

植物原料100％で作られるヴィーガンバターは、動物性のバターに比べてカロリーや脂質が低い傾向があります。悪玉コレステロールを増やすトランス脂肪酸なども含まれないため、健康や美容を気にする方に選ばれています。

ヴィーガンバターの種類

乳から作られるバターと違い、原料も様々な豆乳バター。原料による種類の違いと特徴についてご紹介します。

豆乳バター

豆乳など大豆由来の原料から作られています。固形タイプは、料理やお菓子作りでもバターと変わらずに使える商品もあります。

以前、別記事でご紹介したソイレブールという商品も、この豆乳バターの一種になります。

ナッツ系バター

カシューナッツ、アーモンド、クルミなど様々な商品があり、バターの代わりにパンに塗ったりするのに向いています。

風味や香りも特徴的なものが多いので、色々試して好みのものを見つけてみて下さいね。

ココナッツバター

ココナッツを原料としたバターです。ココナッツオイルと似ていますが、オイルはココナッツ果肉の油を絞ったもので、ココナッツバターは、ココナッツ果肉の白い部分を全てすりつぶしたものという違いがあります。

カカオバター

カカオ豆を原料にしたバターです。融点が低いので、口の中ですっと溶けるのが特徴です。チョコレートなどお菓子作りにもよく使われます。

オリーブオイルを使ったヴィーガンバター

筆者も、オリーブオイルとココナッツオイルを使ってヴィーガンバターを自作してみました。家にある材料を混ぜるだけの簡単レシピなので、皆さんもぜひお試し下さい。

材料（作りやすい分量）

• 豆乳50g
• ココナッツオイル80g（無臭のタイプがおすすめ）
• オリーブオイル20g
• レモン汁小さじ1
• 塩小さじ1/2

作り方

1. 材料を全てボウルに入れ、ホイッパーで混ぜて乳化させる。最初は液体だが、だんだん白っぽく重くなってくる。

2. 乳化したら容器に入れて冷蔵庫で冷やし固める。急いで固めたい時は氷水で冷やす。

作ったら早速実食！

固まったバターをパンに塗って食べてみました。
オリーブオイルとレモン汁を使っているのでフルーティな香りがあり、バターよりも軽く食べられます。バターと同じような風味は無いので、あっさりした後味です。

レシピ通りだとやや塩味が強めなので、塩気がいらない場合は好みで減らして下さいね。

普段の生活にもヴィーガンバターを取り入れてみよう

今回、ヴィーガンバターを初めて自作しましたが、家庭でも簡単に作ることができました。

動物性のバターより体への負担も少なく食べやすいので、バターの代わりとして食卓に取り入れるのも良いなと感じました。豆乳バターやカカオバターなどは、すでにお菓子作りなどにも使っているので、またナッツ系のバターなども試してみたいです。

バターにはバターの良さや美味しさがありますが、新しい選択肢の一つとしてヴィーガンバターもおすすめです。

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