目次

管理栄養士のよっちゃんです。都内の施設で子どもや保護者へ向けて食の仕事をしています。フレンチドレッシングは混ぜる順番さえ守れば、乳化してとろりと仕上がります。
オリーブオイルで作ると風味がぐっと豊かになるので、ぜひ一度試してみてください。
この記事でわかること
ドレッシングを手作りしてもうまく混ざらなかった、味にまとまりがなかった、という経験はありませんか。原因はほぼ「混ぜる順番」にあります。
酢と油は本来まじりあわない性質を持っています。
ところが、正しい順番で少しずつ混ぜていくと、油が細かい粒子になって酢の中に均一に散らばる「乳化」という状態になります。
乳化すると、ドレッシングがとろりと白濁して野菜によくからみ、時間が経っても分離しにくくなります。
まずベースとなる液体(酢、砂糖を混ぜたもの)にオイルを少量ずつ入れ混ぜることによって、油と酢が乳化しドロッとしたとろみのあるドレッシングに仕上がります。
一気に油を入れてしまうと、なかなか乳化せず水分と油の層に別れてしまってとろみのあるドレッシングにはなりません。
| 食材 | 分量 |
|---|---|
| エキストラバージンオリーブオイル | 大さじ7(約100cc) |
| 穀物酢(りんご酢でも可) | 大さじ3(約50cc) |
| 砂糖 | 小さじ1 |
| 塩 | 小さじ1/2 |
| こしょう | 少々 |


基本的には、サラダを作る都度ドレッシングを作った方が酸化度も少なく味も香りも抜群ですが、このオリーブオイルフレンチドレッシングは2〜3日程度でしたら冷蔵庫で保存が可能です。
エキストラバージンオリーブオイルで作ると、苦味や辛味、フルーティーな香りが混然一体となって、極上のフレンチドレッシングになります。
サラダ油を使ってもおいしく仕上がりますが、健康のためにもオリーブオイルがおすすめです。
基本的には食べる直前にその都度作るのが、風味・香り・酸化の観点から一番おすすめです。まとめて作る場合は以下を参考にしてください。
| オイルの種類 | 保存場所 | 日持ちの目安 |
|---|---|---|
| エキストラバージンオリーブオイル | 冷蔵庫 | 2〜3日 |
| サラダ油 | 冷蔵庫 | 3〜4週間 |
基本のフレンチドレッシングができれば、あとはちょい足しするだけでバリエーションが広がります。
| アレンジ | 加えるもの | 合う料理 |
|---|---|---|
| 和風ドレッシング | 醤油を足す | 豆腐サラダ・蒸し野菜 |
| マヨネーズ入り(白) | 卵黄とマスタードを足す | コールスロー・ポテトサラダ |
| 中華ドレッシング | オイルをごま油に変える | 中華サラダ・蒸し鶏 |
| オリジナルドレッシング | 玉ねぎすりおろしを足す | グリーンサラダ・肉料理のソース |
フレンチドレッシングを使ったアレンジとして、野菜を角切りにして和えるマセドアンサラダをご紹介します。色とりどりの野菜がドレッシングによくからみ、お弁当にも重宝します。
| 食材 | 分量 |
|---|---|
| きゅうり | 1本 |
| パプリカ(赤・黄) | 各1/2個 |
| 大根 | 5cm程度 |
| 基本のフレンチドレッシング | 適量 |
夏大根は辛味が強い為、一回沸騰したお湯でさっと茹でた方が、塩もみよりも辛味が抜けて美味しく食べられますよ。

オリーブオイルにはオレイン酸というn-9系脂肪酸が豊富に含まれています。オレイン酸は酸化されにくく、熱にも比較的安定した性質を持っています。管理栄養士の立場からも、毎日のサラダに取り入れやすいオイルとしておすすめしています。フレンチドレッシングに使うオリーブオイルの量はわずかですが、毎日続けることで食卓にオリーブオイルを自然に取り入れることができます。
Q. 分離してしまったドレッシングはどうすればいいですか? A. よく振るか、泡立て器で再度混ぜれば乳化し直せます。瓶に入れてふたをしてよく振るのが一番手軽です。
Q. 酢の種類で味は変わりますか? A. 変わります。穀物酢はすっきりしたシャープな酸味、りんご酢はやさしい甘みとまろやかさ、白ワインビネガーは香り高い仕上がりになります。お好みで試してみてください。
Q. 砂糖を使いたくない場合は? A. はちみつに置き換えると、まろやかな甘みになります。甘みを抜きたい場合は省いても作れますが、酸味が立ちやすくなるので塩の量で調整してください。
Q. オリーブオイルが冷蔵庫で固まってしまいました。 A. オリーブオイルは低温で固まる性質があります。品質に問題はなく、常温に10〜15分置けば元に戻ります。使う前によく振ってください。
Q. ドレッシングをかけるタイミングはいつがいいですか? A. 食べる直前がベストです。早くかけすぎると野菜から水分が出てベチャっとなります。特にレタスなどの葉物は直前に和えてください。
フレンチドレッシングは、混ぜる順番さえ守れば失敗しません。酢と砂糖を先に合わせ、そこにオリーブオイルをゆっくり足す。これだけでとろりと乳化した本格的なドレッシングが完成します。
基本を覚えたら、醤油を足して和風に、ごま油に変えて中華風にと、ちょい足しでいくらでも広がります。毎日のサラダに、ぜひ手作りのフレンチドレッシングを取り入れてみてください。
【参考文献】
五訂増補日本商品標準成分表
「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」 報告書
編集部より:この記事は2026年4月に加筆修正しています。










ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。