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進化の努力を緩めることのないコンビニ食品。中でも冷凍食品の評判は昨今うなぎのぼりで、様々なメディアでも取り上げられている。そこで今回はコンビニ冷凍食品の中でも、エキストラバージンオリーブオイルとすこぶる愛称がよさそうな冷凍ピザを食べ比べて見た。
今回使ったオリーブオイルはこの二つ。
『298円だったら、昼飯これでいいかな』 編集部イチの下戸で偏食家でもあるけいちゃんの第一声がコレ。
生地はふかふか、冷凍ピザといわれなければ分からない仕上がり。ドライトマトのちょっと濃い目の味がしっかりしていて大人好みの酸味と旨みのバランスが良い。トマト自体の食感もちゃんとしていて、トマト好きにはたまらない。また、チーズの割合が味のしっかりしたトマトに負けておらず、お店のマルゲリータと遜色ない。トマト、バジルソースを加えた三つがそれぞれしっかり主張しているので、これにエキストラバージンオリーブオイル(EVO)が加わると、ワングレード上の複雑な香りのハーモニーが完成。使用したのはピエトラ・コロンビナ、まさにEVOによって食欲をそそる専門店の雰囲気になる。
誰が食べても美味しい万能・安心ピザ。生地はもっちりしていて、ファミマよりも甘みが強い。
酸味を押さえてしっかり甘さを感じるトマトソースがたっぷりかかっており、誰が食べても満足できるやさしい美味しさ。これならトマトが苦手な子どもも喜んで食べるだろう。
個々の具材のパンチはファミマが際立っているが、生地の食感と全体的な美味さのまとまりはこちらが上手。
驚いたのは、スパイシーなエキストラバージンオリーブオイル(EVO)との相性が完璧!と思うほど。そのまま食べるのならば栄養満天のおやつか軽食といった役割だが、EVOをかけることによってワインやハイボールにもばっちり合う美味しいおつまみピザへ変身する。最初からEVOで仕上げることを設計されていたかと思うほどだ。
最後に頂いたのはもっともお値段が張るセブンイレブン。ライバルに対して1.67倍高くなる。内容量はファミマ175g→ローソン205g→セブン220gとファミマに対して1.26倍。その差を踏まえて最後にいただいた。
唯一長方形の形は、4枚焼きのオーブントースターなら2枚同時に焼くことができる。こういった食べ物は気の置けない仲間とワイワイ楽しくいただく機会も多いはずなので流石はセブンイレブン、気の利いた商品改良に関心。味のほうはどうかというと、これもまた十分に美味しい。価格分チーズ・バジルソース・トマトの具材が多く、味わいとしてはファミマとローソンのちょうど中間ポジションというイメージ。少々残念だったのは、生地が一昔前の冷凍ピザっぽく、ボソボソ感があるパン生地のような食感。ライバルのしっとりふかふか、さっくりもっちりと比べるとやや劣る。お客様への深い愛情を感じるセブンの商品だけに今後の改善に期待したい。
3社のコンビニピザを食べ終えた感想としては、デリバリーピザ危うし!ということ。仲間が集まるイベントならばともかく、自宅でのニーズやいまどきのオフィスなら、好きなタイミングで熱々ピザが食べられるコンビニピザが圧倒的にコスパも自由度も高く便利だ。コンビニ各企業の努力に脱帽、きっとこれからもますます美味しい発展を遂げてゆくのだろう。からあげが3個になって不評を買っている弁当もあるが、コンビニ冷凍ピザの現状は文句なし。皆さんも是非一度味わって見てはいかがだろう。
ピエトラ・コロンビナ
トスカーナ州産の実を使用したオリーブオイルの「ヌーボー」
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。