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いよいよビール党にはうれしい!枝豆の季節がやってきた。
尿酸値がどうの、プリン体がどうのと気にしている場合ではない。「とりあえず生と枝豆ちょうだい!」と言える季節ではないか。
つまみで枝豆って1年中あるじゃんと言ったって、私に言わせればそれは枝豆の形をしたまがいもの。冷凍じゃ風味も甘味もあったものではない。
今の季節の、青々として産毛があって、茹でるとふっくらして、房からぷちゅっと出た薄塩味の水すらウマイ枝豆こそ本物だ。
今回は新鮮な枝豆を使った酒のアテを作ろう。茹でるのは王道だが、それじゃ料理でござい、とも言えないだろう。そこで、以前焼きソラマメというのを食べたことがあり、これが結構おいしかったので、枝豆に応用したらいいのではと思いついた。しかもソラマメはサヤを口に含むことはないが、枝豆ってサヤを口に含んで歯で押し出すのだから、サヤについたおいしさまで味わえると考えると、オリーブオイルにガーリックと鷹の爪を合わせたらいいのではないか。
ピリ辛とガーリックの香りとオイルの旨味。こりゃ考えただけでもヨダレものだ。これだ、これでいこう。
枝豆はもちろん鮮度の良いものを選んで、買ったらなるべく早く料理するのがコツ。早ければ早いほど、旨味と甘味が引き立つのだ。
1. 枝豆をもみ洗いしてザルにあげ、面倒でなければ両端をハサミで切る。こうしておくと、おいしいオイルが中に染みて絶品だ。
2. ボウルに1を入れて塩を振ってよくもみ、30分ほど置いておく。
3. フライパンにオリーブオイルを熱してオリーブオイルをひき、弱火にしてニンニクの輪切りと鷹の爪を入れる。
4. ニンニクの香りが立ってきたら1を入れ、ふたをして中火にし、5、6分程度蒸し焼きにする。一つつまんでできあがりを確認。仕上げにお好みで黒コショウを振る。
これは好みの問題かもしれないが、枝豆は焼いた方が味が凝縮しておいしいかもしれない。
確かに、茹でた枝豆のサヤからぷちゅっと出てくるおいしい薄塩水をすする醍醐味はないが、オイルの旨味とガーリックの香り、鷹の爪のピリ辛味は薄塩水よりおいしい。
その時の気分にもよるが、生ビールならガーリック焼き枝豆に軍配があがりそうだ。今の時期をのがして、生枝豆にめぐりあえなくなったときに、あの「枝豆まがい」でもおいしくいただけそうなくらい旨味が強いのだ。
酒のアテはもちろんだが、サヤから出してご飯にのせ、醤油をちょっとかけても美味。これから8月一杯までは生枝豆の季節。焼きたてアツアツをいただこう。
ピエトラ・コロンビナ
トスカーナ州産の実を使用したオリーブオイルの「ヌーボー」
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。