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缶詰晩酌道場
珍しく早く家に帰ったからといって、お酒のアテが一品余分に出てくるほど甘やかされていない私。そんな時はササッと自分で作っちゃったほうが嫁ちゃんも穏やかで家族円満この上ない。
そこで問題になってくるのが、いかに「安い、早い、うまい!」というどこかの牛丼屋のキャッチコピーめいたコンセプトを満たすことだ。安易に乾き物でもよいのだがそこは一工夫してこその、飲ん兵衛というもの。というワケあって活躍するのが缶詰なのだ。
『日本缶詰びん詰レトルト食品協会』によれば、缶詰に加工できないものはないといわれ、世界で1200種、日本だけでもなんと800種も作られているそう。製品数はきっと天文学的にあるのだろうな。故に、缶詰のセレクトに困ることはないのである。ありがたいことに世の奥様方がちょいとひと手間かければ、世の酒飲み亭主なんざぁコロリと惚れ直させることができるほど美味い。
さて、一発目の今回は「さばの水煮」で一杯だ。
以下、ベテラン缶詰飲ん兵衛流レシピをご紹介するさせていただく。
【材料】(愛妻と2人分)
【作り方】
このミッションは、激安鯖缶をこだわりのオリーブオイルで大変身させること。
1.さば缶を空け、水分をきってから皿に品良くならべる。おいらの場合、たいてい慌て作るので、今回もここが疎かになった。
2.ミルで黒こしょうを挽きかける。はっきりいって適当でOK。やりすぎかけすぎも次回への糧である!続いて醤油。小さじ2とは書いたものの適量でよい。後からいくらでも足せるのでちょっと少ないかな?くらいでいいのだ。
3.オリーブオイル(ピエトラ・コロンビナ6000円也!)を心のままにかける。
4.みょうがなど香味野菜をぱぱっと載せて出来上がり。みょうがが恐ろしくうまいゾ。
制作時間、缶の開封含めてなんと3分(くらいだと思う)。制作コストは言わずもがな。オリーブオイルはエキストラバージンオリーブオイル推奨!オリーブのフレッシュジュースってやつを使うとグンとおいしい。
オリーブオイルと醤油、こしょうの組み合わせで、鯖缶の匂いが苦手な人もノープロブレム。高たんぱくでヘルシーな逸品へと大変身。オリーブオイルのフルーティーでスパイシーな感じが醤油の馴染み深いうまみと重なって酒が進む。写真にあるトッピングのみょうがは、撮影を意識していつもより控えめにしたが、マジで合うのでやっぱりもっと乗っけておけばよかったと後悔したことを付け加えておく。
そんなワケで、いつも飲んでる発泡酒を流し込んだ後は、カルディで買いだめしておいた1000円未満のスパークリングワイン(白)へついつい手が伸びる。あてが美味いと嫁ちゃんもお酒もすすむんだよなぁ。。。
あっという間に食べ終わり、在庫の缶詰を物色すると、あるではないか!昨今人気の“オリーブオイル鯖缶”が。某コンビニエンスストアで人気というアレだ。
そこで、こいつもちゃっちゃとアレンジ。みょうがのパックも3本入っているから使わないとどんどん開いちゃうしね。
延長戦ゆえに、”オリーブオイル鯖缶”はこうだ。
【作り方】
醤油のかわりに塩少々。以上。
今回はなかったので我慢したが、レモンやスダチ、柑橘系がある方は迷わずかけるべし。これはこれでよいではないか。残ったワインをチェイサーにホッピーへ手を伸ばすのであった。
ピエトラ・コロンビナ
トスカーナ州産の実を使用したオリーブオイルの「ヌーボー」
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。