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先日、オリーブノートの取材で京都・綾部市の無農薬サツマイモ栽培のプロ、健康ファームさんに伺った。
取材の最後には今サツマイモ界では次代のエースと目される、紅はるかをたくさんいただいたが、ふと目をやると細い芋が邪険にされている。聞くと「これは細くて買い手がつかないんですよ」と生産者の小田垣さんが寂しげに言う。せっかく同様に手間をかけたのに、体が細いばかりに打ち捨てられる憂き目にあうのはあまりにもかわいそうだ。
ということで、細い芋を美味しくいただく使命を感じ、芋ご飯をご紹介。
サツマイモの場合、大きさの大小、太さの大小で味が変わらないのがポイント。細くても甘い芋はどこまでも甘い。特に紅はるかの場合、甘みの強いねっとり系の芋なので、炊き込みご飯にすると栗ご飯より甘く、芋ご飯の方が好きという方もいる。
サツマイモは腸活にすぐれた食物繊維の他、ビタミンB1、C、E、カリウムなども豊富。特にビタミンCはほかの野菜に比べて熱に強い。また皮の部分はポリフェノールなど、特に栄養価が高いので、皮ごと利用すると良い。
そこで、細い芋ならでは、皮ごとブツブツと輪切りにして炊き込むことにする。
細い芋は市場に出回ることが少ないので、もちろん太くて立派な芋でもOK。その場合は、乱切りにして、一口大にする。また昆布茶がない場合は、出汁昆布や顆粒の出汁の素で代用OK。
下ごしらえとしてコクを出すために、オリーブオイルで炒めておくことがポイントになる。
1. 米を研いで水に1時間程度浸けた後、ザルに上げておく。
2. サツマイモは皮ごと一口大に切り、水に15分程度浸けてアクを抜き、ザルに上げておく。これを怠ると炊き上がったご飯が薄いグレーになるので注意。
3. 熱したフライパンにオリーブオイルを入れ、2を入れて焼き色がつくまで焼く。焼き色がついたところで、1を投入し、さらに軽く炒めてオイルをまんべんなく米にいきわたらせる。
4. 炊飯器に3を入れ、普通の水加減にして日本酒、昆布茶を入れる。この時味を見て、吸い物程度の味になっていればOK。塩加減が薄いようなら塩を少々入れて調整し、普通の炊き加減で炊き上げる。
5. 炊き上がったら器に盛り、ゴマ塩をかけて出来上がり。
ピエトラ・コロンビナ
トスカーナ州産の実を使用したオリーブオイルの「ヌーボー」
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。