オリーブノート カラダに美味しい、
オイルのノート
MENU
2020年7月25日

とうもろこしの旬はいつ?栄養と美味しい食べ方

とうもろこしの旬はいつ?栄養と美味しい食べ方

つぶつぶでみずみずしい実と、鮮やかな黄色が美しいとうもろこしは、まさに今の時期が旬。皮付きのとうもろこしもたくさん販売されていますね。栄養豊富で、手軽に食べることができるので、我が家ではこの時期の常備野菜です。
今回はとうもろこしの種類や栄養、さらに栄養を逃さない&時短で手軽な「レンジ調理」の方法もご紹介します。茹でるのが面倒、茹でる鍋がない、なんて方もぜひ参考にして頂き、旬の甘みを味わってみてくださいね。

とうもろこしの旬と産地

輸入物のほか近年はハウス栽培なども盛んですが、とうもろこしの旬は6~9月。この時期はスーパーにも皮付きのとうもろこしがたくさん並びますね。

原産国はメキシコから南米にかけてと言われており、イネ科の植物です。1492年にアメリカ大陸に辿り着いたコロンブスがヨーロッパに持ち帰ったことで、各国に広まったと言われています。日本では明治時代に北海道が開拓されたことにより、本格的に栽培がはじまりました。

とうもろこしは米・麦と合わせて世界三大穀物と呼ばれています。そのまま食べるのはもちろん、色々なものに加工されるほか、飼料としても利用されています。
とうもろこしの出荷量は、北海道がダントツの1位。北海道では7~10月が出荷のピークです。そのほか千葉県、長野県、茨城県、群馬県など、関東甲信越地方を中心に栽培されています。

とうもろこしの種類

この時期スーパーに出回るとうもろこしは、生食用甘味種、未成熟のとうもろこし。これをスイートコーンと呼び、糖度によりスイート種とスーパースイート種に分類されます。そのほか、粒の色で下記に分類されます。

●イエロー系
イエロー系は粒が全て黄色い種類。人気の品種で、甘みが強く、食感がよいのが特徴です。全国的に栽培されている「ハニーバンダム」を改良した品種「ゴールドラッシュ」などが多く流通しています。

●シルバー系
イエロー系のハニーバンダムの白粒種です。甘みが強く、粒が柔らかいので茹でる・焼くの調理法のほか、サラダでもおいしく食べられます。糖度が高い「ピュアホワイト」が人気の品種。

●バイカラー系
ハニーバンダムのイエロー系とシルバー系を掛け合わせた種類。「バイカラー」という名のように、黄粒と白粒が3対1の割合で混ざっています。口の中に粒皮が残らず、食べやすさが人気です。

●ベビーコーン
ヤングコーンとも呼ばれる、8㎝程度の種類。スイートコーンを若取りしたもので、柔らかく芯ごと食べられます。この時期は生のものが売られていますが、旬の時期以外は缶詰や瓶詰めが主流です。

スイートコーン以外だと、穀物を中心に利用される硬粒種(フリント種)、家畜飼料用の馬歯種(デント種)、ポップコーン用の爆粒種(ポップ種)などがあります。

とうもろこしの栄養

とうもろこしは世界三大穀物であり、その成分の多くは糖質でエネルギー源となります。また、食物繊維も豊富です。

皮に豊富!便秘解消効果のある食物繊維

とうもろこしの皮の主成分は、不溶性食物繊維「セルロース」。大腸で水分を吸収しながら便のかさを増し、便の排出を促すことから便秘解消効果があるとされています。
しっかり噛んで食べることで早食い・過食防止にも繋がりますよ。

とうもろこしのひげにはカリウム豊富

とうもろこしはカリウムを多く含んでいますが、実や芯よりひげに多く含まれています。カリウムは体内の余分な塩分を外に排出する役割があるほか、むくみ防止にも働きます。「コーン茶」はとうもろこしのひげを乾燥させたもので、むくみが気になる方におすすめです。

粒の付け根「胚芽」と呼ばれる部分には、不飽和脂肪酸「リノール酸」やビタミンB群、食物繊維、鉄、亜鉛なども含まれています。

とうもろこしの選び方

とうもろこしの選び方

とうもろこしを選ぶポイントは、以下の4点です。

  • 外皮がみずみずしい緑色
  • ひげが茶褐色で光沢のあるもの(完熟しているしるし)
  • ひげが多くてふさふさしたもの(ひげの数だけ実が詰まっている)
  • 粒がふっくらしていて、実が先までぎっしり詰まっているもの

とうもろこしの保存方法

とうもろこしは鮮度が落ちやすいので、すぐに火を通しましょう。茹でると栄養が流れてしまうので、レンジ調理がおすすめです。

レンジ蒸し方法

皮付きの場合は根元から2cm程度上を切り落とし、ラップにくるみます。皮をはいだものはそのままラップに包み、どちらも600Wの電子レンジで5分ほど加熱します。そのまま冷めるまでラップをはがさず放置し、冷めたら完成です。
レンジで蒸すことで水っぽくならず、甘く濃厚に仕上がります。冷蔵保管する場合、このままラップを外さずに冷蔵庫で保存します。

冷凍保存

冷凍保存する場合、レンジ蒸し調理をした後実を外し、水気を軽く拭き取ります。ジッパーつき保存袋に入れ、平らにならして保存します。使いたい分だけ小分けに使えて便利です。
凍ったまま調理もできますが、前日に冷蔵庫に移しておくと使いやすいです。

旬のとうもろこしの美味しい食べ方

旬のとうもろこしは、電子レンジで蒸してよく冷やすだけでごちそうに。シンプルですが甘みとみずみずしさを存分に楽しめます。手を加えるなら、この後醤油・バターを塗って焼きとうもろこしに。

おすすめは天ぷらと炊き込みご飯。天ぷらは実をそぎ天ぷらにするほか、旬の枝豆や海老・玉葱などとかき揚げにしても美味。塩でシンプルに食べるのもいいですが、冷たい麺類に添えれば、夏の定番料理がご馳走になりますよ。
炊き込みご飯は、とうもろこしの芯ごと炊き込みます。とうもろこしの芯にはグルタミン酸、アラニンなど旨味成分が豊富で、いい出汁になります。

まとめ

安価なものから高級品種まで幅広いとうもろこし。色々な品種を試して、お気に入りのものを見つけてみてくださいね。

企画:オリーブノート編集部
記事:
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • はてなブックマーク
  • Pocket
おすすめの人気記事
記事一覧
オリーブクエスト

人気の記事(ランキング)

オイル

料理のジャンル

食材

more
more
close

ライフスタイル

オリーブクエスト

Olivenoteへようこそ

ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。

オリーブノート公式SNS

オリーブノートFacebook  オリーブノートInstagram  オリーブノートTwitter
みんなのオリーブノート #オリーブノート #オリーブノートアンバサダー
オリーブノート公式アンバサダーになりませんか。

オリーブノート運営情報

ルイーザ(LUISA)