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くらげのような見た目のきくらげは、きのこの一種です。コリコリとした食感が特徴で、最近は乾燥だけでなく生のものも流通しています。中華料理によく用いられていますが、じつはどんなきのこなのか、どうやって食べるのかご存じでない方も多いのではないでしょうか。
今回はきくらげの栄養や美味しい食べ方についてご紹介します。
きくらげはクラゲのような見た目と、コリコリとした食感が特徴です。漢字では「木耳」と書きます。
きくらげはほかのきのこと同じく菌床栽培がおこなわれています。菌床栽培のものは通年流通していますが、原木栽培のものは春から夏にかけて旬を迎え、生のものも流通。野生のきくらげは枯れた木や切り株などに生えています。乾燥のきくらげは多くが中国や台湾からの輸入に頼っていますが、最近は国内で栽培されることも増えてきています。国内では宮城県、岐阜県、鳥取県などが産地です。
●きくらげ
耳のような形が特徴で、暗褐色です。かさが小さめで、コリコリとした食感が特徴です。
●あらげきくらげ
通常のきくらげより肉厚で、食感がいいのが特徴。表面にうぶげ毛があり、茶褐色色です。乾燥すると黒くなります。
●しろきくらげ
半透明で高級品として扱われています。ほとんどが中国からの輸入品で、台湾のスイーツ「豆花(トウファ)」にも使用されます。
きくらげにはほかのきのこ類と同じく、ビタミンDや食物繊維が多く含まれています。
●きのこ類に多いビタミンD
きくらげには、きのこ類に多く含まれるビタミンDが多く含まれています。生はもちろん、乾燥でも補うことができます。ビタミンDは、人間が太陽の光を浴びた際、皮膚でも生成されるビタミンです。カルシウムの吸収を助けるはたらきがあります。
●食物繊維が豊富
きくらげには食物繊維が多く含まれています。その量はきのこ類の中でもトップクラス。食感がよく、低カロリーなのでダイエット中の食材としてもおすすめです。
きくらげは生・乾燥ともに冷凍・冷蔵保存ができます。
●生きくらげ
生のきくらげは触ってかたい部分(石づき)があれば取り除きます。使用する際は炒め物、煮物などはそのまま、和え物などは沸騰したお湯で1分ほどさっと茹でて使用します。生のままはもちろん、下茹でしてから水気をよく切り、ラップに小分けに包んで、冷凍・冷蔵保存ができます。冷凍保存したものは、凍ったまま食べやすい大きさに刻んで使用できます。
●乾燥きくらげ
乾燥きくらげは常温で保存します。使用する際は水戻しします。5〜6時間ほどかかりますが、水で戻すのが栄養もうまみも失われずおすすめです。急いでいる場合はぬるま湯で戻すと短時間で戻ります。
水戻しした乾燥きくらげも、冷凍・冷蔵保存ができます。水気をよく切り、ラップで小分けに包んで保存しましょう。
きくらげはきゅうりや春雨などと合わせて、中華和えや酢の物などに用いられます。スープや炒め物、煮物などの調理法もよく合います。なかでも有名なのがきくらげが主役の中華料理、「ムースールー」。豚肉ときくらげと卵の炒め物で、漢字では「木須肉」と書きます。味付けは塩やオイスターソースや醤油などで、家庭でも簡単にできるのでぜひチャレンジしてみてくださいね。
中華以外には長崎ちゃんぽんやとんこつラーメンなどのトッピングとしてもよく知られています。
乾燥のきくらげは日持ちするので、常備しておけばもう一品に活躍します。また生のきくらげはぷりぷり食感が絶品。見かけたらぜひ手に取ってみてくださいね。
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