目次
フランスのブルゴーニュ地方にあるボジョレー地区で作られる赤ワインの新酒です。フルーティーでタンニンが少なめなガメイ種というブドウが主に使われています。
ガメイというブドウから作られたワインの新酒は、複雑なアロマが育つ時間がないため、軽くシンプルな味わいの赤ワインになることで知られていますが、9月に収穫して仕込まれたブドウを、わずか2か月後に飲めるようにしたものをヌーヴォー(新酒)と呼び、世界中で親しまれています。
一般的にワインの流通は、ボジョレー地方に限らず「ヌーヴォー」以外のワインであれば、ブドウの収穫年に流通することはなく、最低でも1年以上熟成する翌年以降からしか飲むことはできません。
ヌーヴォーはじっくりとワインを楽しむためというより、毎年11月の第3木曜に指定される解禁日に、ワインの出来栄えを確認するための試飲を行い、今年も無事にブドウが収穫されたことを皆でお祝いするための位置づけでふるまわれるものなのですね。(参考:姉妹メディア・ワインノート『ボジョレー・ヌーヴォーの基本知識と人気の秘密』)
ボジョレー・ヌーヴォーの解禁日は毎年11月第3木曜日。今年は11月19日(木)が解禁日です。早速成城石井にいって、1本買ってみました。
成城石井のHPによれば、
2020年は天候に恵まれたため、昨年より約2週間も早く収穫が可能になるほど葡萄の生育状況が良く、またそのため凝縮感の強い、果実味豊かなジューシーな味わいに仕上がっています。
酸味よりも果実味が前面によく出ているためヌーヴォながら飲み応えのあるヴィンテージと言えるでしょう。
とあります。なんだか今年の出来は良さそう!期待に胸がはずみます。
いただいたボジョレー・ヌーヴォーはこちら、カーヴ ド ジュリエナス ボージョレ ヴィラージュ ヌーヴォ2020、お値段は2590円(税別)です。
ボジョレー・ヌーヴォーといえばちょっと酸っぱくて、軽い飲み口なイメージなのですが、今年のボジョレーを実際に飲んでみると、HPの謳い文句にある通り果実味がしっかりしていて、例年以上に美味しく仕上がっています。ボジョレー云々を差し置いて、価格以上の魅力ある仕上がりだと感じました。それだけに、ボジョレーの今年のヴィンテージが来年以降どんな仕上がりとなるのか今からとても楽しみです。
さっぱりした印象のボジョレー・ヌーヴォーなので、準備したオードブルは、エキストラバージンオリーブオイル「ピエトラ・コロンビナ」のドレッシングでいただくルッコラとモッツアレラチーズのサラダにしてみました。
ピエトラ・コロンビナは、イタリア・トスカーナ州のオリーブをつかって”ノンフィルター”製法にこだわって作られたエキストラバージンオリーブオイルのヌーボーです。
ボジョレー・ヌーヴォーに負けないフレッシュな味わいのオリーブオイルのヌーヴォーは、香りと辛みのパンチが強く、香りの強いルッコラのサラダをもう一段華やに美味しく演出してくれます。(詳しくはこちら)
ただし、今年のヌーヴォーなら、ハンバーガーやソーセージなど、ジャンクな肉料理のほうが良かったかも。幅広く料理を合わせられるリーズナブルで美味しい乾杯ワインとして重宝しそうです。
ピエトラ・コロンビナ
トスカーナ州産の実を使用したオリーブオイルの「ヌーボー」
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。