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寒い日が続いています。
こんな時期には温かい食べ物で体をいたわりながら冬を乗り越えたいですね!
そこで今回は、にんにくを効かせた、あったかスタミナスープをご紹介します。
にんにくには血行促進の効果もあると言われているので、冷え解消にもぴったりです。
Sopa(ソパ)は「スープ」 ajo (アホ)は「にんにく」の意味。
スペインでは よく作られる家庭料理のひとつ、素朴なガーリックスープです。
たっぷりのにんにくを使い、加えてフランスパンと卵を加えた、別名「貧乏人のアホスープ」。 少しびっくりしちゃう笑える名前です。
その名前の発祥由来は、裕福とは言えなかった羊飼いたちが、日が経って味が落ちたフランスパンを使って作ったガーリックスープのレシピが広まったからだそう。
でもそのパンが本当にいい仕事をしてくれてスープを吸って、クタクタになったパンの美味しいこと!
一口食べるたびに、美味しさが口の中に広がります。
にんにくの旨味がかなり効いている上に、滋養強壮・新陳代謝・栄養満点、美味しくて身体にもいい、最高なスープです。
1. 鍋にオリーブオイルを入れ、薄切りにしたにんにくと千切りしたベーコンを軽く一緒に炒めて、香り付けする。
2. 1の鍋に、切ったパンを加えて炒め、オイルが馴染んだら、パプリカパウダーを入れる。
3. 水を加えて、パンがスープを吸ってふんわりするまで2分ほど煮て、コンソメ、塩・粗挽き胡椒で味を整える。
4. 溶き卵を流し入れたら一旦強火にし、グラグラしたらすぐに火を止め、全体を大きくかき混ぜて、余熱で卵に火を通す。お好みでパセリを散らす。
5. 最後にオリーブオイル(できればエクストラバージンオイル)をひと回しかけて出来上がり。
にんにくを炒める際は、必ず弱火で。このスープは、とにかくにんにくの香り付けが重要ですので、最初ににんにくを炒める時の火力に注意してください。
すぐに焦げ目がつくと苦くなってしまったり、硬くなって香りが出づらくなります。
にんにくの風味をより感じたい方はみじん切りでなく潰して使ったり、辛味が苦手な方は唐辛子を加えずに作るなど、お好みで調節してみてください。
また、もともとは作ってから数日経ったフランスパンを加えるのがはじまりだったので、伝統的なソパデアホを作るには、2日ほど経ったフランスパンを使うのが良いとされています。
より本番風に作りたい方はトーストしたフランスパンを使ってみて下さい。
スープの色が赤いので「辛いのでは?」と思うかもしれませんが、パプリカパウダーによるものなので、全然辛くありませんから、ご安心を。
お好みでチリパウダーを少し入れても美味しいです。
お子様がいらっしゃるご家族で作られる場合は、にんにくをみじん切りにしたり、コンソメを加えて味をマイルドにしたり、硬いパンの代わりにお麩やパン粉を用いたりしてみて下さい。
また、栄養バランスを考えて、トマトや玉ねぎ、大根・人参を入れたりしても良いですね。
スペイン料理と言えば、にんにくとオリーブオイルがよく使われています。
全ての食事ににんにくとオリーブオイルが入っているのではと思うくらい。
このスープはそんなスペイン料理ならではの特徴が色濃く出ています。
にんにくをたっぷり使っているため、食欲も増進してくれます。
また少し疲れてしまった時や、風邪を引き始めた時に、はたまた二日酔いの時などにも飲むと元気がでそうなスープです。
また、最後に回しかけるオリーブオイルは、絶対美味しいものがいいと思います。
今回は日清オイリオ ルイーザを使わせてもらいましたが、豊かな香り、程よい苦味と辛味がプラスされて、更に美味しく仕上がりました。
ご紹介したレシピは、手間をかけずに本場の味を再現できる、30分程度で出来上がる簡単なものです。
このスープで身体を温めて、寒い冬を乗り越えていきましょう!
是非、お試し下さい!
記事:アンバサダー _salon75さん
山々に囲まれ、四季折々を感じられる岐阜の片田舎で、食卓を囲む小さな会”salon75″を開催。
ごく普通の主婦出身で、専門的に学んだ事はないけれど、そんな主婦感覚を活かし、あえて近所のスーパーでも手に入りやすい食材を使用して、特別に難しい事を要せずとも作れる、だけどいわゆる”家庭料理”からは少し背伸びした、そんな料理を作っています。
有機エキストラバージンオリーブオイル ルイーザ(LUISA)
有機栽培オリーブ果実100%のエキストラバージンオリーブオイル
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。