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河原で採れる布袋竹(ホテイチク)のタケノコで作る、サクサクのタケノコおつまみレシピを紹介します。オリーブオイルで揚げた粉チーズ味とのり塩味の2種類で、ビールが止まらないおいしさです。採集方法・アク抜き不要の理由・下処理まで完全ガイドします。
この記事でわかること
タケノコが大好きで、もはやオタクともいえるほどの私。孟宗竹のタケノコシーズンが終わってしまい、淋しい気持になっていました。
普通、スーパー7や八百屋さんで売られている“タケノコ”は孟宗竹です。私はタケノコハンターで、今年は20本以上の孟宗竹のタケノコをゲットしました。旬は4〜5月上旬で、アクが強いためしっかりとした米ぬかや重曹でのアク抜きが必要です。
5月も半ばになると“伸びすぎたタケノコで自作メンマを作ってみた”のように、見上げるばかりになっています。
もう孟宗のタケノコはおしまいか…いやいやこんなことでタケノコ生活を諦める私ではありません。
以前、5月中旬のある日、とある河原に出掛けたところ、小ぶりの竹が群生している場所を見つけました。

近寄ってみると、なんと!

小ぶりのタケノコが至るところに出ています。太さが直径2~5cm、長さは10~30cmぐらいのものです。生えている場所はもちろん人さまの所有地ではありません。これは採らない手はない。ということで早速10本程度を採集しました。
📍 採集場所の目安: 川沿い・土手・雑木林の縁など、水はけのよい場所に布袋竹はよく自生しています。

採集方法は簡単。道具は使いません。タケノコを握って倒せば、気持よくポキッと折れます。真竹や淡竹のタケノコも折って採集しますが、この手のタケノコの採集方法は同じです。むしろ掘って採集する孟宗竹の方が変わっていると言えるでしょう。
自然に生えているものを食べようとする時、どうしても食中毒の心配があります。その代表がキノコで、種類の特定ができないキノコは絶対に食べてはいけません。おなかを壊す程度ならよいですが、種類によっては神経毒があり、しびれて苦しむとか、まあおそろしい中毒を起こすものもあるのです。
一方、毒タケノコというのは聞いたことがありません。現在毒を持つタケノコは確認されていません。
種類によってアクの強弱はありますが、食べて体に害があるものはないとされています。
とはいえ、採集場所の安全(農薬・汚染水など)は必ず確認しましょう。
このタケノコも安全にいただくことができるでしょう。ホクホクしながら持ち帰りました。
布袋竹(ほていちく/Phyllostachys aurea)という、河原や土手などに自生する中型の竹があります。5月中旬〜6月頃にタケノコが出るのですが、最大の特徴はアクが少なく、食べやすい。淡竹(はちく)と並んで、アク抜きが最小限で済む優秀な食用タケノコなのですが、今回河原で採集したタケノコは、この布袋竹だったのです。

タケノコやわらびなどの山菜は採集後そのままにしていると、時間単位で根元から硬くなっていきます。帰宅したら、早速下処理をすることにします。
下処理の手順
ゆで上がると意外と肉厚でボリューム感あり。これで下処理は完了です。
まず、頭を3cm程度斜めに切り落し、それから縦に包丁を入れて皮を切っていきます。


皮をむいたらあとはゆでるだけ。どうもアクが少なそうなので、重曹を少しだけ入れて20分ほどゆでて下処理はおしまいです。

ゆであげてみると、意外と肉厚でボリュームがあります。ここまでできたらあとは色々調理しておいしくいただきます。
小ぶりな布袋竹のタケノコは、短冊状に切って手でつまめるスナック風おつまみに最適です。オリーブオイルで揚げることで油っぽさを抑えつつ、外はカリッと仕上がります。
タケノコは揚げたり、よく焼くと水分が抜けて歯触りもよくなり、味も濃くなっておいしくなります。
<粉チーズとコショウ味>
<のり塩味>
1. タケノコを縦5cm程度の長さに切り、1cm程度幅の短冊に切る。

2. 塩少々を振って下味をつける。塩を振ったらよく混ぜ、ザルにあけて10分程度置いて水を出す。
3. 2の水分をキッチンペーパーで拭き取り、片栗粉をまぶす。

4. フライパンにオリーブオイルを1cm程度入れ、加熱して3をカリッとするまで揚げる。

5. カリっと揚がったら熱いうちにボウルに入れ、粉チーズ、黒コショウを振って混ぜてできあがり。

のり塩味は、5の段階で青のりと昆布茶(なければ塩)を振ってできあがり。


牛肉と煮物も作りました。輪切りにして牛肉と煮たものです。これもおいしい。

揚げたての一口目は、外はカリッ、中はシャキっとサックサク、そんな食感のコントラストが最高でした。布袋竹特有のほのかな香りとアミノ酸のうま味が凝縮されていて、どちらの味も一度食べたら止まらないおいしさ。
布袋竹(ほていちく)のタケノコは、アクが少なく食べやすいことで知られており、スナック系料理との相性は抜群です。これは両方ともイケる。酒が進みます。
タケノコを煮物ではなく「焼く・揚げる」でおいしく仕上げる最大のポイントは、水分をできる限り抜くことです。
こうすることで、さっくりした食感とタケノコ本来のうま味が凝縮され、格段においしく仕上がります。
これからは真竹が出てきます。アクが強いものの食感は抜群で、私はこれが一番好きなタケノコです。まだまだ私のタケノコハンター生活は続きます。
| 時期 | タケノコの種類 |
|---|---|
| 3〜4月 | 孟宗竹(旬のピーク) |
| 5月上旬 | 孟宗竹(終盤) |
| 5月中旬〜6月 | 布袋竹・淡竹(はちく) |
| 6〜7月 | 真竹(まだけ) |
参考:農林水産省 たけのこの旬
布袋竹の次は真竹(まだけ)の季節です。アクはやや強いですが、食感は抜群でタケノコの中でも特に好きな種類です。タケノコハンターの季節はまだまだ続きます。
A. 河原・土手・公園の林縁などに自生していることが多いです。スーパーでの流通は少ないため、採集か産直市場が主な入手方法です。
A. 布袋竹はアクが非常に少ないため、重曹を少量入れて20分ゆでる程度で十分です。米ぬかは不要です。
A. 作れますが、オリーブオイルを使うとさっぱりと仕上がり、素材の風味を引き立ててくれます。揚げ物にはエクストラバージンよりもピュアオリーブオイルがおすすめです。
A. 揚げたてが最もカリカリですが、冷めてもサクサク感は残ります。お弁当のおかずにも向いています。
編集部より:2026年4月に加筆・修正しています。










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