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生のハーブは料理の彩りや味のアクセントになる一方、使い切れずに冷蔵庫で干からびてしまった、なんて経験はありませんか。パセリやバジルなど定番ハーブは使い道が思い付きますが、ローズマリーやオレガノ、タイム、ディルなどはなかなか活用方法が思い付かず使い切れない、という方も多いと思います。
今回は購入した生ハーブを日持ちさせる基本の保存方法や、使い切るためのおすすめレシピをご紹介します。
今回はローズマリー(奥)とオレガノ(手前)を使用しました。ローズマリーは特徴的な見た目で、強い香りが特徴。ジビエや魚などの臭み消しに利用されます。オレガノは爽やかな香りが特徴。イタリア料理によく使用されて、トマトソースや煮込み料理に欠かせないハーブです。
生のハーブは冷蔵・冷凍保存のほかに、干す、漬けることで長持ちさせることができます。
冷蔵保存
キッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れて野菜室で保存します。グラスなどに入れて立てて保存するのがおすすめです。
冷凍保存
小分けにラップで包み、チャック付き保存袋に平らに入れて冷凍室で保存します。パセリは葉のみをちぎって保存するとそのまま使用できて便利です。
干す
風通しのいい日陰で広げて干して乾燥ハーブに。1日ほどで水分が抜けます。
乾燥したら密閉容器に入れて、常温で保存しましょう。
オイル漬け
生でも乾燥させたハーブでも、オイルに漬けることで長持ちさせることができます。今回はハーブとスライスしたにんにくに、エキストラバージンオリーブオイル「ルイーザ」を注ぎ、ハーブの風味を移した上品なオイルにしました。
オリーブノートで紹介している、手作りドライトマトのオイル漬けに活用するのもおすすめです。
今回は干したドライハーブと、ハーブのオイル漬けを使ったレシピをご紹介します。
1. スルメイカは内臓を取り出し、皮をはがして輪切りにする。ズッキーニは1cmの半月切りにする。
2. フライパンにバターを溶かし、1を中火で炒める。
3. スルメイカに火が通ったら粉チーズ、顆粒コンソメ、塩胡椒で味を調える。
4. 火を止め、細かくしたドライハーブをまぜて完成。
旬のスルメイカとズッキーニを使用した、簡単にできる炒め物レシピです。最後に乾燥させたハーブを加えることで、香りが飛ばずに楽しめます。ズッキーニは生でも食べられるので、スルメイカに火を加えすぎないのがポイントです。
1. じゃがいもはくし切りにする。
2. 鍋にハーブオイルと1を入れ、弱火で15分〜20分、じっくり揚げる。
3. 油を切り、塩を振って完成。
じゃがいもは低温からじっくり揚げることで、焦げずに中まで火が通りホクホクに。甘さも引き立つおいしいフレンチフライに。ハーブとにんにくのオイルがふわっと香るため、シンプルに塩だけで食べるのがおすすめです。
余ったオイルはアヒージョにリメイクして、最後まで無駄なく楽しみましょう。
使い切れないハーブはドリンクに活用するのもおすすめです。水と一緒に入れておくだけで、おしゃれなハーブウォーターに。
はちみつ、レモンを加えるとすっきり飲めるハーブドリンクになります。最初に少量の熱湯で抽出することで、ハーブの香りが強く、はちみつも溶けやすくなります。
今回はなかなか使い切れないハーブに絞って取り上げましたが、バジルはバジルペーストにしてジェノベーゼに、パセリは栄養豊富でサラダやかき揚げなどにも活用できます。オリーブノートではハーブを使ったレシピをたくさん紹介していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
【プロが教えるパスタレシピ】自家製バジルソースの冷製トマトスパゲッティ
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ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。