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納豆が好きすぎて消費量がハンパない。1日3パックは当たり前、多いときは5〜8パックは消費する。
食べていて気づくのは、メーカーによって風味が違うこと。大豆の粒の大きさやふっくら感、粘り、香りの強さなんかもそれぞれ個性がある。納豆なんて納豆菌の仕事であって趣味嗜好が入る余地なんてあんまりないというのは間違い。各メーカー、それぞれウケがいいように、納豆菌の品種改良やタレの味付けなど、とっても努力しているようだ。
こんな納豆話をしていたら、「『すごい納豆S-903』ってメチャクチャうまいんだよ!でも俺の好きな大粒じゃないんだよな。あー、大粒の903が食いテェ」と編集長が駄々をこねるではないか。
自分の納豆消費量の多さと、この編集長の一言で私の“醸し魂”がふつふつと発酵した!「納豆、作ってやろうじゃないの!しかも好みのやつを安く!」
早速、ネットで納豆の作り方を調べてみる。もっとも簡単なのは、市販の納豆を種に使う方法だ。「おお、これなら編集長がご執心の『S-903』を種にして大粒納豆ができるんじゃないか?あとはコストの問題だが、道具としては100均の容器と電気アンカ使い捨てカイロやコタツがあればよさそうだ。これでたくさん作れれば、うんと安くておいしい納豆が食べられるはず」ということで早速自作を開始する。以下ご紹介。
納豆を醸す熱源は、麹作りにも使う“醸し生活”に必須のアイテム、電気アンカを利用することにした。電気アンカは、ホームセンターや家電量販店なら1000円以下で買えるので、醸したい方は買っておくと便利だ。暑い時期なら熱源なしで自動車の中に放置してもできる究極のケチケチ作戦も可能。
1. 乾燥大豆をたっぷりの水に1昼夜浸ける。
2. 浸けた大豆を圧力鍋で、圧力がかかってから30分程度煮る。(圧力鍋がない場合は2時間程度煮る)。豆を取ってみて、小指と親指の間にはさんでもつぶれるぐらい煮えていればOK。
3. 大豆を煮ている間に、納豆パックから納豆を大さじ2程度取り出して、ボウルに入れ、熱湯をカップ1/2程度注いで”納豆水”を作る。元種の納豆の粒を入れたままでも良いし、抜いてもOK。
4. 煮上がった大豆をザルにあけ、水を切り、熱いままボウルにあけて③を投入し、よく混ぜる。納豆菌は100℃でも死滅しないので豆が熱いままでOK。
5. ④をザル付き容器に入れる。この時、一杯に入れると納豆菌の活動が鈍くなるので、容器の半分ぐらいまでにしておく。ザル付き容器にするのは余分な水分を納豆に吸わせないため。出来上がりがビチャビチャの納豆はいただけない。
6. 5をクーラーバッグに入れ、アンカをセット(大体「中」~「強」の間ぐらい)し、40℃前後にする(手を入れてかなり温かい感じ)。
7. だいたい丸1日ぐらいしたところで、容器内の様子を観察。豆の周りが白くなって糸を引くようなら発酵終了。別の容器に移して冷蔵庫で半日ほど熟成させればできあがり。
1日冷蔵庫で冷やして、まずはオーソドックスな納豆飯でさっそく実食。「おおっ!!そなたはS-903の血を継ぎし勇者ではないか?!」納豆臭が少なく、それでいてコクがあるまろやかな味。まぎれもなく『大粒のS-903すごい納豆』ができあがった。
これはおいしい。好みの問題もあるが、大粒豆のふんわり感は、親の『小粒S-903』を超えているような気がする。確かに編集長の言うように、大粒の方がおいしいかもしれない。
納豆とオリーブオイルは非常に相性が良いと言われている。次回はこの大量にできた激うま納豆を使って、アレンジレシピを作ってみようと思う。
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。