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友人Mが妊娠中で最近、便秘がひどくなってとても困っているという。私はもともと便秘症ではないが、妊娠中はやはり頑固な便秘になって悩まされた。ヘタな薬は飲めないし、いきむことは厳禁だというので途方に暮れた。そんなときに救われたのが「おから」。妊娠中は便秘はもちろんだが、とにかく体重増加は検診のたびに厳しく言われるので、低カロリーで高タンパク、食物繊維たっぷりのおからはベスト食材だった。
今回は、さらにここに便秘解消にもいいオリーブオイルをたっぷり使い、友人Mのためにダブル便秘解消を狙おうじゃないか。ということで、オリーブオイルたっぷり使いの「おから」をご紹介。
いつもグッジョブの100均ショップの1階に豆腐関係の専門店があるのだが、ここが安い!
で、「おからはあるかな?」と物色したら期待通りありましたよ、しかもなんと500gで50円!税込みでも54円!いまどき500gが50円で買える食べものってあるかしらと思うほどだ。おからは冷凍しておけるからと、ちょっと興奮気味に2個購入で税込み108円ナリ。
おからが手に入れば、あとの材料は肉、野菜などなんでもOK。肉は豚や鶏モモのひき肉がベスト。ちくわやこんにゃく、ごぼうやれんこんなどを入れる場合もあり、これはお好みで。500gのおからだと相当量ができるので、たくさん作って小分けにして冷凍がおすすめ。フライパンも大きくないとこぼれるので注意。鍋が小さい場合は半量で作るとやりやすい。
(大きなどんぶりに山盛り1杯分)
1. 干ししいたけは水カップ1ぐらいで戻し、戻ったら水気を絞って粗みじん切りにする。戻し汁は取っておく。にんじんは5mmぐらいの長さの太めの千切り、ねぎは2~3mmの輪切りにする。しいたけの戻し汁と濃縮だしを合わせて、かけそばぐらいの濃さの味にしてカップ2を用意する。
2. ひき肉と人参、しいたけをボウルに入れて下味用の濃縮だしを入れてよく混ぜて味をなじませる。
3. 大きいフライパンか中華鍋にオリーブオイルを大さじ1ぐらい入れ、2を入れてひき肉がパラパラになり、ひき肉の脂がじわっと出るまで炒める。
4. おからを入れ、弱火で10分ぐらい炒める。焦げやすいので絶えず鍋底をこそげるように炒めるのがポイント。
5. 炒めたおからの真ん中に鍋底が見えるまで穴をあける。そこに残りのオリーブオイルを入れて鍋底からひっくり返すように炒める。
6. 少し炒めたら、またおからの真ん中に穴をあけて、1で用意した味付け用のだしを投入。鍋底が焦げつかないように手を休めずにひっくり返すように炒めて、汁気がなくなるまで炒める。汁気がなくなり、固めの味噌ぐらいの感じまで炒め続けるのがおいしくなるポイント。
7. ねぎを最後に投入し、火を止めてざっくり混ぜて出来上がり。ねぎは余熱で火が通る程度にしないとくたくたになりすぎるので注意。
オリーブオイルたっぷりで炒め煮にしたおからはとてもコクがある。たっぷり入れているのに、脂っぽくなくキレがある味。これは新発見だ!おからもオリーブオイルも便秘解消にはもってこい。妊婦さんばかりでなく、便秘に悩んでいる方にはぜひ試していただきたいレシピだ。
ピエトラ・コロンビナ
トスカーナ州産の実を使用したオリーブオイルの「ヌーボー」
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。