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スペイン料理の“ピルピル”をご存知ですか?
このコロナ禍でもちろん飛行機に乗ってスペイン旅行!なんていうわけにはいかないので、今回はお家でスペイン気分のピルピルを作ってみました。
食材は季節のお魚のタラ。
そもそも、この見た目ってめっちゃアヒージョやん!って思いますよね。
アヒージョとピルピルの違いは、乳化です。
アヒージョはオリーブオイルでグツグツ煮ていくのに対して、ピルピルは弱火でしっかりオリーブオイルとタラを1つのソースのように仕上げていきます。
スペインのバスク地方の料理で、本場ではこの料理の選手権があるほどの名物料理です。
弱火でタラに火を入れている時に、ピルピルという音がするのでこの名前がついたそう。
母が昔スペイン料理屋さんで食べた味を頼りに再現していきます。
<具材>
<調味料>
1. タラを一口大に切り、しっかりと塩をまぶす。(本場のピルピルは干しタラを使いますが、日本ではなかなか手に入らないので、しっかり塩をまぶしたタラを1~2日間冷蔵庫で保管して味をしっかり染みさせます。)
2. スキレットを温め、1センチくらいの高さまでオリーブオイルを注いでいく。
3. 薄切りしたにんにくを、オリーブオイルの中に入れ、きつね色になっていい香りがするまで火を通す。火が通ったら取り出しておく。
4. 輪切りの鷹の爪を入れ、そこにタラを入れる。(弱火でゆっくり火を通してください)
5. しっかりとタラに火が通るようにかき混ぜていると、ピルピルという音が聞こえてすこしオリーブオイルが白濁してくるので、そうなってきたら火を止める。
6. 色味に刻んだパセリを振りかけ、完成。
極弱火で火を通すのがコツです。急ぐとうまく乳化しないので、オリーブオイルとタラとにんにくのにおいで白ワインでも飲みながら楽しんで料理してください。
気付いたら焼いたフランスパンがみるみるうちになくなります。
アヒージョを食べるときのように、オリーブオイルにパンを浸して食べてください。
おうち時間に作るのにはもってこいだと思います。
私も卒業旅行でスペインに行きましたが、本当に何食べてもおいしかった。
特にワインと食べるオリーブオイルをふんだんに使った料理たちがたまらなかったです。
こんだけコロナが長引くといつになったら海外旅行に行けるか分からないし、それどころかおうちで自粛が当たり前の世の中になっています。
実際に行って現地の雰囲気を楽しむことはなかなかできないけれど、おうちでいろんな世界の変わった料理を作ってみんなでお昼からお酒を飲んじゃうお休みも今しかできない楽しみ方の一つですよね。
一日も早くコロナが収束して、胸を躍らせて海外旅行をできる日を楽しみに待ちながら、今しかできない楽しみ方を見つけてみましょう。
その楽しみにこのレシピが役立つと嬉しいです。
記事:オリーブノート公式アンバサダー Megumiさん
大学生の一人暮らしの時に料理を始め、モチベーション維持のためにインスタに投稿し始めました✨インスタでは、食材の使い切りレシピを発信しています。
ピエトラ・コロンビナ
トスカーナ州産の実を使用したオリーブオイルの「ヌーボー」
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。