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お酒との相性も抜群の定番おつまみ、枝豆はこの時期旬を迎えます。冷凍品も多く流通していますが、生の枝豆は豆の旨味や香りをしっかり感じることができます。最近はちょっと値の張るブランド枝豆も店頭に並んでいますね。
枝豆は鮮度が重要。今回は枝豆の保存方法や種類、おいしい食べ方などをご紹介していきます。
枝豆は7月~9月に旬を迎える野菜です。新潟県、山形県、群馬県、千葉県、北海道を中心に全国で栽培されています。
枝豆は未完熟の大豆を収穫したものです。大豆は豆類に分類されますが、枝豆は野菜類に分類され、野菜と豆のいいとこ取りができる食材です。
じつは枝豆を食べる文化が根付いているのは日本だけ。居酒屋のおつまみなどで需要も多く、冷凍品も多く出回っています。冷凍品は収穫後すぐに茹でて冷凍されるため、栄養損失が少ないのも特徴です。
最近は日本各地の枝豆が店頭に並んでいます。ここでは代表的な種類を紹介していきます。
●白毛種など
さやに白い産毛がある、一般的に出回っている枝豆の種類。奥原早生、白鳥など、さまざまな品種があります。大粒でさやの緑が濃いものが良品とされています。湯あがり娘やおつな姫などもこの種類です。
●茶豆
さやに茶色い産毛がある種類です。見た目は白毛種とあまり変わりませんが、豆の薄皮が茶色いことからこう呼ばれています。旬は白毛種よりやや遅く、7月下旬~8月にかけて。だだちゃ豆や黒埼茶豆などもこの種類です。
●黒豆
関西で多く栽培されている種類です。お正月に煮豆として用いられることが多いですが、生産量が少ないため市場に出回ることはあまりありません。丹波の黒豆などが有名です。
枝豆は豆類に多く含まれるたんぱく質、ビタミンB群、野菜類に多く含まれるビタミンCなど、どちらの栄養素もバランスよく含んでいます。
●食物繊維は野菜類トップクラス
野菜類にも豆類にも多く含まれる食物繊維を補うことができます。枝豆100gに含まれる食物繊維は5.0gで、その量は1日の目標量のうち約1/4にあたります。腸内環境を整えるほか、よく噛んで食べることで満腹感を感じやすくなり、食べ過ぎ防止にも繋がります。
●豆類では補いにくいビタミンC
大豆にはほとんど含まれていないビタミンCが補えるのも枝豆の特徴。枝豆100gに含まれるビタミンCは27mgで、その量は1日の目標量のうち約1/4にあたります。ビタミンCは水溶性なので、長時間茹でたり水にさらすのは避けましょう。
ほかにもカリウムやカルシウムなどのミネラルや、ビタミンKなどのビタミンも補えます。
鮮度のよいおいしい枝豆を選ぶポイントは、以下の3点です。
枝豆はとにかく鮮度が命。収穫後時間が経つと豆から糖分が失われていくため、買ってきたらすぐに下処理をしてから保存しましょう。下処理の方法はこちらを参考にしてみて下さい。
●冷蔵保存
冷蔵保存する際は、さやつきのまま蒸して冷まし、ふた付きの保存容器に入れて冷蔵庫で保存します。どうしてもその日中に調理できない場合は、新聞紙に包んだあと、ポリ袋に入れて冷蔵庫で保存します。
●冷凍保存
冷凍保存する際もさやつきのまま蒸して冷まし、チャック付き保存袋に平らに入れて冷凍庫で保存します。解凍する際は前日に冷蔵庫に移して解凍するか、袋ごと流水解凍がおすすめです。
そのまま蒸すだけのシンプルな枝豆もいいですが、さやから取りだしてマリネ、かき揚げなども捨てがたいですね。少々手はかかりますが、ポタージュスープもおすすめです。冷たく冷やせば夏場にぴったり、鮮やかな緑が食卓を華やかにしてくれます。
オリーブノートでは枝豆を使ったレシピをたくさん掲載しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
茹でるだけじゃない!蒸し枝豆の作り方&蒸し枝豆を使ったおつまみ3品
茹でると栄養も流れ出てしまう枝豆を、フライパンで蒸してふっくら仕上げます。蒸すことで栄養をキープし、甘みもアップ。また、その蒸し枝豆を使ったお手軽おつまみ「枝豆コーンソテー」、「めんたい枝豆ちくわ」、「カリカリ枝豆チーズ」のレシピも紹介しています。
めんたいクリームパスタは枝豆と相性バッチリでマイルド、クリーミーなお味でさっぱり。お腹も満足です。バケットと合わせるのもおすすめです。
サヤを口に含んで食べる枝豆はサヤについたおいしさまで味わえるので、オリーブオイルにガーリックと鷹の爪を合わせました。枝豆は焼いた方が味が凝縮しておすすめです。生ビールともよく合いますよ。
おつまみの定番枝豆ですが、おかずにもたくさん活用でき、栄養も豊富。生の枝豆はこの時期だけなので、心ゆくまで堪能しましょう。
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。