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ソーセージやハムは日常的に食べる機会が多い食品ですが、動脈硬化やがんのリスクなどがあり食べすぎが警鐘されています。
国立がん研究センターでは2015年に国際がん研究組織(IARC)による「日本人における赤肉・加工肉摂取量と大腸がん罹患リスク」についての発表がされており、加工肉のがんリスクは【人に対して発がん性がある→Group1】との解説が行われています。
Group1に位置づけられるものには、たばこの喫煙やアスベストなども含まれており、それらと同様に加工肉・赤肉の摂取は大腸がんのリスクを上げることが「確実」と発表されました。
■IARCによる判定の分類
Group 1 | ヒトに対して発がん性がある ヒトにおいて「発がん性の十分な証拠」がある。 |
Group 2A | ヒトに対しておそらく発がん性がある(probable) ヒトにおいて「発がん性の限定的な証拠」があり、実験動物において「発がん性の十分な証拠」がある。 |
Group 2B | ヒトに対する発がん性が疑われる(possible) ヒトにおいて「発がん性の限定的な証拠」があり、実験動物では「発がん性の十分な証拠」があると言えない |
Group 3 | ヒトに対する発がん性について分類することができない ヒトにおいては「発がん性の不十分な証拠」であり 実験動物において 発がん性の不十分な又は限定的な証拠 の場合 |
Group 4 | ヒトに対しておそらく発がん性がない ヒト及び実験動物において「発がん性がないことを示唆する証拠」がある ヒト及び実験動物において「発がん性がないことを示唆する証拠」がある |
「飽和脂肪酸」・「食品保存料や食品添加物」が多く含まれていることが指摘されており、美味しくするために人工的な脂肪が肉に注入されているものも少なくありません。これらは動脈硬化を引き起こす原因になることがわかっています。
また、一般的なソーセージ、ハムには以下の添加物が含まれています。
多くの添加物に発がん性物質が含まれていることが分かっています。
2015年のWHOによる報告では「加工肉を毎日50g以上食べると大腸がんのリスクは18%増える」と発表されています。加工肉は、脂肪と塩分が多いソーセージ、サラミ、ビーフハンバーグ、サラミは特に気を付けた方がよいでしょう。
その上で、茹でて食べる、もしくは食べる前に下茹ですることをおすすめします。下茹ですると添加物の一部が溶けだすので、摂取量を減らすことができます。そのままいただきたいハムでも、30秒前後下茹でするだけで効果があります。パリッと焼いたソーセージはとても魅力的なのですが、これも茹でて食べるほうが身体には良いことが分かっています。
また、できるだけ「無塩せき」のソーセージ、ハムを選ぶようにしましょう。無塩せきとは、亜硝酸ナトリウム、硝酸ナトリウム、硝酸カリウムなどの発色剤を使用していない商品のことで、食品添加物を使っていないわけではなく、増量剤や保存料は使われています。とはいえ、少しでも添加物の少ない商品を選ぶ方が安心ですよね。
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。