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日清オイリオではオリーブオイル30製品をこの5月から23~80%の値上げを、同様にJオイルミルズでも2024年4月から家庭よ油54品目の値上げ発表がありました。
総務省の食品価格動向をしらべてみると、以下の様に油脂類の価格が値上げ基調で推移していることがわかります。
総務省 食品価格動向調査(加工食品)令和6年4月の調査結果(全国平均):価格推移(指数)
総務省 食品価格動向調査(加工食品)令和6年4月の調査結果(全国平均):価格推移(指数、長期)
そういえば、以前はダイソーやキャンドゥなど100均でも販売されていたエクストラバージンオリーブオイル。現在ではどこを探しても見つけることはできなくなっています。
ロシアのウクライナ進行などのいくつもの要因が重なった影響で世界的に直面した食品ショックとも言われる食商品価格の高騰、なかでも食用油は2021年以降繰り返し値上げが行われてきました。
特にオリーブオイルは、世界最大の生産国であるスペインで、2022年・2023年と2年連続のオリーブ大不作がつづきました。特に2022年は歴史的なオリーブの不作といわれ、例年の半減以下とも言われる不作だったのです。
しかし、帝国データバンクの食品主要メーカー195社に置ける価格改定動向調査結果によれば、2024年の値上げ品目は通年で最大1万品目前後と予想されており、値上げのペースは大きく減速しているとのこと。2021年にはじまった食品の値上げラッシュは「当面収束する」とみられています。
とはいえ、賃上げ・物流コストの上昇や、1ドル150円を大きく越える円安水準の長期化、原油高を背景に、食品への価格転嫁が行われることもあらためて懸念されています。
「食生活」を豊かに楽しくしていきたい、そんな皆さんの想いに対して、明るい材料が少ないこの頃ですが、知恵を使って乗り切っていきたいと強く思う編集部でした。
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。