梅雨明けも間近、息つく間もなく夏がもうすぐそこまで。
夏の気配を感じると、大人になった今でも無性にワクワクしてしまう私。
朝起きて朝顔に水をやっていると、段々とセミの鳴き声が聞こえてきて、何処からかほんのりと蚊取り線香の匂いが漂ってきて…そんな夏の空気が大好きなんです。
いざ夏本番!大好きと言えども、あの暑さが毎日続くと流石にぐったりしちゃいます…。
疲れも出やすく、夏バテになって食欲が落ちてしまう方も多いのではないでしょうか?
今回はそんな時に是非作って頂きたい「夏バテを吹き飛ばす!」爽やかなのにスタミナ満点のメニューをご紹介いたします。
今回、私が紹介するお料理の肝となるスパイス
その名も…
“ジャパニーズ・ペッパー”
海外でそう呼ばれるジャパニーズペッパー。
一体何かご存知でしょうか?
ワサビでもカラシでもなく…
正解は、
初夏の味覚、山椒のことなんです!
山椒といえば、うなぎのイメージが強いと思いますが、うなぎにかける山椒は秋に熟した実の皮を乾燥させて粉にしたもので、今回使用する実山椒は5月〜6月頃に収穫される柔らかい実で、実を丸ごといただきます。
まずは山椒の魅力を少しご紹介したいと思います。
日本原産である山椒の歴史は長く、縄文時代の遺跡から山椒の入った土器も見つかっており、日本最古のスパイスと呼ばれることも。
ピリッとくる刺激としびれとともに、口に入れた瞬間に広がる柑橘系の爽やかで上品な香りが特徴の山椒ですが、実はみかんや柚子と同じミカン科の植物であり、分類上はフルーツなんです。
その柑橘系の爽やかで独特な香りは世界でも絶賛されおり、一流シェフによりフランス料理やスイーツにレモンやライム感覚で使われているそう。
しかし、
魅力的なのは香りだけはありません!
香辛料として食べられるのみならず、漢方薬に利用されているほど効能のあるスパイスなんです。ビタミンやミネラル成分が豊富に含まれており、山椒の辛味成分である「サンショオール」は消化を助け、食欲を促進させる夏バテには持ってこい!
そんな和のスパイスである山椒の実と和食にも合う、香り豊かなオリーブオイル「ルイーザ」を使ったスタミナ満点のステーキを作りました。
魚焼きグリルと電子レンジだけで作れるので、暑くて火を使うのが億劫になる夏にもぴったりです。
魚焼きグリルの網の下にアルミホイルを敷いておくと洗い物が楽です。
<ステーキ>
<ソース>
<付け合わせの野菜>
玉ねぎ マッシュルーム じゃがいも
にんじん いんげん とうもろこし
などお好きな野菜でどうぞ。
※実山椒はアク抜きしたものを使用して下さい。写真の実山椒はアク抜き後、冷凍したものです。アク抜きされた瓶詰めの実山椒もありますので、そちらを使用して頂いてもOKです。
1. カットした野菜をアルミホイルに包む。
焦げやすいものは包み焼きに、焼き色をつけたい野菜は包まなくても良いです。
2. 魚焼きグリルを予熱にかける。
両面焼きグリルで2分、片面焼きグリルで3分
3. 野菜をグリルに入れて中火で加熱する。
3分おきを目安に焼加減のチェックをして、焼き上がった野菜から取り出す。
4. 野菜を焼いている間に、すりおろしたにんにく、塩・胡椒をお肉全体にすり込む。
すり込めたらオリーブオイルでお肉をコーティングするイメージで全体に塗り広げる。
ここでひと手間かけることで、お肉を加熱した時、オイルが水分蒸発を防ぎ肉汁を中に留めてくれるのでジューシーな仕上がりになります。
5. 予熱が完了したらグリルにお肉を入れて
両面焼きグリル : 強火のまま6分
片面焼きグリル : 強火で4分半、裏返して3分半焼きます。
焼き加減はミディアムレアを目安にしていますのでお肉も野菜も様子を見ながらお好みで調整して下さい。
6. お肉を焼いている間にソースを作ります。
耐熱容器にみりん、醤油、赤ワイン、実山椒を入れてよく混ぜる。
ラップをして600Wのレンジで2分加熱。
レンジから出し、粗熱がとれたところでオリーブオイルを入れ、ソースの完成です。
野菜とカットしたお肉を盛り付けて、仕上げに山椒ソースをかけたら完成!
山椒の爽やかな香りと早摘みのオリーブオイルのフレッシュな香りで、風味豊かに仕上がりました。
口に入れた瞬間に香るオリーブオイルと、はじけた実山椒の爽やかなのに鋭い香りが、お肉の旨みを引き出してくれます。
クセになること間違いなしです。
夏バテや疲労回復に効果的と言われるお肉でスタミナチャージして夏を乗り切りましょう!
今回ご紹介した山椒と贅沢オリーブオイルのソース、実はお魚とも相性抜群なんです。
出張から久しぶりに帰ってくる主人がお寿司も食べたいと言うので、手まり寿司も作ってちょっと豪華に。
お醤油でいつも通りいただいても美味しいですが、たまにはひと味違った香りでいただくはいかがでしょうか?
オリーブオイルと山椒の香りが酢飯ともよく合い、お魚の甘さを際立たせてくれます。
サーモンにはレモンをひと絞り。マグロにはちょっと生姜を乗せて…
など色々な香りの組み合わせやアレンジを楽しんでみて下さいね。
記事:オリーブノート公式アンバサダー Mayoさん
やんちゃ過ぎる息子の子育てに奮闘する一児の母です。元々料理が好きで、息子が生まれてからはイベントごとに気合いを入れた料理やケーキを作るようになり、記録に残そう!と思ったのがきっかけでInstagramに投稿し始めました。元アスリートの夫が満足してくれるようなボリューミーだけどバランスの良い料理を作るよう心掛けています。夫婦でスパイスカレーが大好きで、スパイスのオリジナル配合を日々研究中です。
有機エキストラバージンオリーブオイル ルイーザ(LUISA)
有機栽培オリーブ果実100%のエキストラバージンオリーブオイル
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。