10分でできる！手作りゆずポン酢とアレンジレシピ

11月頃に旬を迎える黄ゆず。旬の時期はスーパーでも1個100円程度で売られています。先日道の駅で種なしゆずを発見しました。ゆずは種が多くて大きさの割に果汁がなく、搾るには少し手間なのですが、種なしゆずは果汁たっぷりで加工しやすく感激しました。

今回はゆず果汁を使った手作りゆずポン酢のレシピをご紹介します。10分で作ることができ、好みの酸味、甘み、塩味にできるので料理初心者さんにもおすすめです。

手作り柚子ポン酢のレシピ

材料（作りやすい分量）

• ゆず　5〜6個（果汁100cc）
• 醤油　100cc
• みりん　100cc
• かつお節　5g
• 昆布　5g

作り方

1. ゆずは果汁を搾り、100ccにする。大体中サイズで5〜6個になります。

2. みりんは半量になるまで煮きり、冷ましておく。

3. 清潔な容器にかつお節と昆布をカットして入れる。

4. ゆず果汁、醤油、煮きったみりんを入れ、ふたをして冷蔵庫で数日寝かせる。

5. キッチンペーパーなどで濾して、消毒した清潔な容器に入れ冷蔵庫で保存する。冷蔵庫で数ヶ月保存できます。

手作りポン酢は柑橘果汁と醤油で作るレシピが一般的ですが、みりんを入れるのがおすすめです。酸味がまろやかで、ほどよく甘みがつくので酸っぱいポン酢が苦手な方にもぴったり。
柑橘類を用意すれば、あとはおうちにある一般的な材料で作れるのも魅力です。面倒な工程もないので、ぜひチャレンジしてみて下さいね。

すだち、かぼすなどでも

今回はゆずを使用しましたが、かぼすやすだちなどの柑橘類で作ることができます。市販の柑橘果汁（ストレートゆず果汁、ぽん酢など）でも同様に作ることができますが、生の果汁を使うと風味が格段にアップするので、足りない分を市販果汁で補う程度がおすすめです。

調味料によって味わいもさまざま

今回はわたしのお気に入り調味料を使って作りました。醤油は甘い九州醤油を常用しています。なかでも大分の製造メーカー「フンドーキン」さんの醤油が大好き。我が家は九州家系ではないのですが、小さい頃から家にこの醤油があったので、わたしも好んで使っています。

みりんは製造が盛んな千葉県流山市で作られた流山本みりんを使用。流山市に住むお友達からもらった貴重なものなので、とっておきの料理の時に使っています。ちなみに普段は宝酒造の本みりん愛用。
みりんは必ず本みりんを使用して下さい。みりんタイプやみりん風調味料は安価ですが食塩や砂糖が添加されており、みりん本来の風味は感じられません。本みりんはアルコールがしっかり入っているので、必ず沸騰させてアルコールを飛ばしてから使用します。

醤油もみりんもメーカーによって味わいがさまざまなので、お気に入りの調味料で作るとより自分好みのポン酢が作れます。
ここからは手作りポン酢を使ったおすすめレシピをご紹介します。

豚肉と白菜の蒸ししゃぶおろしポン酢

材料（2人分）

• 豚こま肉　150g
• 白菜　1/8株
• 大根　120g
• 手作りゆずポン酢　大さじ3
• 青ねぎ（小口切り）　少々

作り方

1. 大根は粗めにおろして水気を切る。

2. 1にポン酢を加える。

3. 白菜はざく切りにして鍋に入れる。

4. 上に豚肉を重ならないように並べ、ふたをして弱火で10分蒸す。

5. 豚肉の火が通ったらうつわに移し、2をのせる。青ねぎを散らして完成。

今回はゆずポン酢を作った際に余ったゆず皮を刻んで散らしました。白菜は水分が多いので、水を入れなくても蒸し上がります。レンジで加熱すると手軽ですが、水分が多く出てせっかくのポン酢の味が薄まってしまうので、あまりおすすめしません。同様に大根おろしも水気をしっかり切るのがおすすめです。

白菜の上に豚肉を置いて蒸すことで、豚肉の脂を落としながら白菜に吸わせて蒸し上げます。今回はリーズナブルなこま肉を使用しましたが、ポン酢のさっぱりとした味わいはバラ肉にも合いますよ。

ほかにもオリーブノートでは手作りポン酢の風味が活きるレシピを多数ご紹介していますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

ぶりしゃぶ鍋

もやしとハムのごまポン和え

毎年の手仕事の定番に

豊富な柑橘類が出回るのはこの時期ならでは。旬の時期は安く手に入るので、手作りポン酢を秋の手仕事の定番にしてみてはいかがですか。