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なんだか急に春が来てしまいました。ソメイヨシノが咲き急いで、すでに散り始めています。ほんの10年ぐらい前までは4月の代名詞だと思っていた桜の開花が、一体どうしたことでしょう。ソメイヨシノが散ってからおもむろに咲き始める八重桜も、もう満開に近い。こんなに急ぎ足の春は、人生長い私でも初めてのような気がします。
しかし、びっくりしている場合ではありません。この時期を待って温めていた企画“豆苗でサヤエンドウを大量収穫するチャレンジ”を実行しなければならないのです。そこで今回は、3月初めから急いで開始したサヤエンドウチャレンジの前編をご紹介します。
豆苗はスーパーの野菜売り場に必ず並んでいます。炒め物やサラダなど、すっかり食卓のおなじみになりました。
豆苗はもちろん、読んで字のごとくエンドウ豆の苗です。エンドウは豆が未熟な状態で収穫すればサヤエンドウだし、完熟した状態にすればグリーンピース、完熟後枯れるまで置いておけばエンドウ豆として乾かして保存が効き、水で戻してから煮豆や豆ごはんなどにすることができます。
豆苗はエンドウ豆を水に浸け、もやしのように栽培したものです。一度芽を切って使っても、水に浸けておくとまた収穫できるというのは結構知られているし、やっている方も少なくないでしょう。しかし、これはもはや当たり前で面白くない。そこでこの豆苗を使ってサヤエンドウを収穫するまで頑張ろうと思い立ちました。
エンドウ豆は、秋に種をまいて冬越しさせる方法と、春に苗を植えつける2通りの栽培法があります。苗の場合は3月から4月上旬ごろに植えつけると、6月から7月ごろに収穫することができます。豆苗はもちろん、苗なので今頃が植え付けの絶好の時期ということになります。ホームセンターなどでも今の時期、エンドウの苗が売られています。豆苗の苗との比較のため、私もスナップエンドウの苗を2つ買ってきました。1つに3つ芽が出ていますが、3つの芽が出ているだけで98円です。豆苗からすると、妙に高いように思えます。
3月初めに、98円の豆苗を2つ買ってきました。比較のために、1つは上部を切り、もう1つはまったく切らずにそのまま植え付けることにしました。上部を切る際には、芽を2つぐらい残して切ることに注意する必要があります。もちろん、切った上部は炒めて食べました。
豆苗は長方形に固まっているので、これを縦2分割、横2分割に包丁で切り、合わせて4つの苗の束を作りました。切ると豆が切れてしまうものもありますが、もともと多すぎるので切れてしまっても気にしないでOKです。本当は根をほぐして分けたかったのですが、根が絡まりすぎて無理に分けようとすると根が切れてしまうので包丁で切る作戦にしました。
土に苦土石灰と鶏糞、腐葉土を混ぜたものを入れ、植え付けました。
比較のためのスナップエンドウを植えていると、私になついている野良猫のミケちゃんがちょっかいを出しに来ました。かわいい。
エンドウ豆は日中の平均気温が12℃以上になると活動が活発になるそうです。植えてから1週間が経ちました。暖かくなってきて、切った方は少し芽が伸びてきました。順調のようです。
あれ?そのままの方はなんだか調子が悪く、茎の先端が枯れてきました。もしかすると水分を先端まで上げ切れないのかもしれませんが、とりあえず様子を見ることにしました。
さらに1週間経過して3月中旬の様子です。切った方は芽が葉になってきました。良い感じです。
しかし…そのままの方はさらに枯れてきてしまいました。これは残念ながらダメかもしれません。
植え付けてから3週間が経過しました。切った方はツルも出てきました。
そのままの方は、もはや完全にアウト、これは諦めざるをえないようです。
その後、そのままの方はお亡くなりになり、観察不能となりました。残念です。
野菜や花はみな同じですが、まず植え付けの時期は外せません。エンドウの苗である豆苗はまさに今が植え付け時期です。
次に、上部を切らずにそのまま植えるのはダメです。時期が早かったのか、水上げが悪かったのかはわかりませんが、切った方が圧倒的にすくすくと生長しています。食べてから植えた方がいいなんて、こんなコスパが良いものはないでしょう。
あとは、切り方です。根元ギリギリで切らずに、必ず芽を2つぐらい残すこと。これが伸びて生長していきます。また、株を切り分けるときには豆が切れても全然構わないこと。かえって豆の数が減り、間引いたのと同じ結果になって、残った豆に土の養分が回って大きくなると思います。
植える場所ですが、私は庭に植えているので苦土石灰を入れています。これは自然の土だと雨が酸性で、土が酸性になっているからで、アルカリ性の石灰で中和するためです。プランターで植える場合には、市販の土を使えば中和は不要だと思います。
水はやりすぎると豆が腐る原因になるのでほどほどが良いようです。
本当はエンドウは一か所に豆を2つまいて、芽が小さい方は抜いてしまい、大きいほうだけをゆったりと育てるようで、プロから見たら邪道中の邪道だと思います。しかし、収穫量は減るかもしれないけれど、手軽で安い豆苗作戦、うまくいったらやめられなくなるでしょう。
今回は植え付けてから3週間までを前編としてレポートしました。後編は6月か7月ぐらい、サヤエンドウが大量収穫できたところ(できるのか?)をレポートします。お楽しみに!
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しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。