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青シソというと、薬味で使うのがスキ!という方も多いと思う。
千切りにして冷奴や炊き込みご飯、漬物の上にのせていただくと、爽やかな香りと鮮やかな緑色、風味が一層食欲をそそる。
青シソは健康効果にすぐれているという。調べてみると、カロテンの量は野菜の中でもトップクラス。
また主成分である「ロズマリン酸」には活性酸素を除去する作用があり、青シソ特有の香りのもとになる「ペリルアルデヒド」という成分には、臭覚神経を刺激して胃液の分泌を促し、食欲を増進させたり、健胃作用もあると言われているのだ。
青シソがのったものが食欲をそそるのは、見た目だけでなく科学的に立証されているんだな。
じゃあ、たくさん買ってたくさん食べよう、と思ってもそうは食べられない。しかも10枚ひと束で売られているから、2,3枚使ったところで他に使う用がなければ、冷蔵庫の中でしおれて使い物にならなくなる。そうだ、シソがあったな、と思って冷蔵庫をあさるとすでにくちゃくちゃになった物体が…これではいけない。
見た目の通り、シソは葉っぱが薄いのでよほどうまく保存しないと、すぐにしおれて黒くなる。そうなると水に浸けても元にはもどらない。
そこで考えたのがオイル漬け。これなら1ヶ月は軽くもつ。またオイル入りの漬け汁もシソの香りが移ってなんともよい風味。しかもシソが余るたびにどんどんつぎ足していけるから、10枚ひと束じゃ多いかなぁと心配する必要もないのだ。
味付けには少しエスニックにナンプラーを入れてアミノ酸の旨味を加えているが、ナンプラーの匂いがNGという方は、しょうゆのみでもOK。
またオイルはぜひエキストラバージンオリーブオイルを使っていただきたい。漬け汁はそのままおにぎりに混ぜたり、サラダのドレッシングにもできるので、オイルの味がおいしさを左右するといっても過言ではないからだ。
今回は、今年初しぼりのアロンソ・ヌエボを使ってみた。作り方を以下ご紹介。
1. 青シソは洗ってよく水を切っておく。
2. 保存容器に、ナンプラー、しょうゆ、みりんを入れてよく混ぜ、1を入れて1時間ほど漬ける。オイルを一緒に入れないのは、シソに味をしみ込ませるため。
3. 2にオリーブオイルを入れて冷蔵庫で保存してできあがり。シソや調味料が少なくなったらその都度足していけばよい。
このオイル漬け、海苔のかわりにごはんに巻いて食べるだけでも絶品でおかずのないときでもこれで十分ごはん一杯はいける。のり弁のように、お弁当のごはんにのせてもおいしい。
応用編としてちりめんじゃこを入れたおにぎりと鶏むね肉の青シソ巻きをご紹介。
1. 温かいごはん1杯分にちりめんじゃこと漬け汁大さじ1を入れてさっくりと混ぜる。
2. 1を適当な大きさに握り、オイル漬け青シソで巻いてできあがり。時間がたってもオイルのおかげでご飯がかたくならずにおいしくいただける。
青シソを巻く料理はあるが、オイル漬けの青シソはシソ自体に味が付いているので、風味が増すし、ソテーする際には油をひく必要がなくて便利。
1. 鶏むね肉は短冊に切り、塩と酒を少々ふって置いておく。青シソに十分味がついているので、下味は薄めにつけておく。
2. 1に片栗粉をまぶし、2~3本まとめてたばねてオイル漬け青シソで巻く。
3. フライパンを熱し、油をひかずに2を巻き終わりを下にして並べて焼き、キツネ色になったらかえしてもう片面も焼いてできあがり。
オイル漬け青シソは巻物だけでなく、刻んで漬け汁ごと冷奴にかけても良いし、もちろんドレッシングにもなるすぐれもの。
青シソは好きだけど、一度には使い切れないな、という時にはぜひこのオイル漬けをお試しいただきたい。シソが余ったらどんどん放り込んでいけばいいのだから。
アロンソ・ヌエボ エキストラバージンオリーブオイル
チリの稀少な早摘みオリーブを、ノンフィルター製法で作ったエキストラバージンオリーブオイル。チリより空輸でお届けいたします。
ノンフィルター製法のSNS搾りたてを空輸
国際コンクールで2年連続最高金賞を受賞
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。