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オリーブオイルの専門店を訪ね歩き、そのお店のこだわりやおススメのオイルを教えてもらおうというこの企画。第2回目は、ドイツ発祥の世界的なチェーン店で、代官山駅前に店舗を構えるVOM FASS(フォムファス)代官山店さんです。代官山店店長の渡辺さんにお話を伺いました。
VOM FASSのCEOヨハネス・キーダレン氏はイタリア系ドイツ人で、イタリアの高品質なオリーブオイルを、エコ意識が高いドイツ式のはかり売りで実現した画期的なお店でした。今ではヨーロッパを中心にアメリカ、アジアなど世界中に出店しています。
日本でパートナー契約を得たのは(株)ジャックル浦島屋。先代の社長がドイツでVOM FASSと出会ってほれ込み、ドイツに直接交渉に赴いて日本での出店を許されたそうです。現在は代官山店と表参道店があり、遠方のお客様のためにネット通販も行っているそうです。
ドイツはエコ文化が発達しているので、ボトルもリユーズできます。
「VOM FASSでは、ご自宅から清潔なボトルを持ってきてくだされば、そこに100mlからお好きな量をお分けして販売いたします。もちろん、うちのお店のボトルでなくても構いません。ボトルがないお客様は、VOM FASSでさまざまな種類のビンを販売しております。色や形、大きさなども自由に選べて、デザインが可愛らしいと好評です。」と語る渡辺店長。
また、ご自宅にビンはあるけれど手元にお持ちでない場合は、無料の詰め替えパックに入れてお渡ししており「ボトルを忘れちゃったから買えないわ!」なんてことにはなりませんので、ご安心ください。独り暮らしのお客様や、新しい味に挑戦したいお客様には、「少量からのはかり売りは、無駄にならなくて経済的だ」と喜んでいただいています。
オリーブオイルの天敵は、何と言っても「空気」と「光」です。VOM FASSではオリーブオイルの品質を保つため、契約農家が空気に触れないようにパッキングした状態で世界中に出荷しています。
販売する際には光で劣化が進まないように、陶器製の壺にパックのままセットしているので、衛生面でも品質面でも安心です。販売に使う壺は全てドイツ本社から取り寄せているので、VOM FASSは世界中どの店舗に行っても統一された内装の店内で、統一された品質のオリーブオイルが手に入ります。
VOM FASSでは、オリーブオイルをカジュアルに楽しんでいただくために、さまざまな工夫をしています。例えば基本のエキストラヴァージンオイルの他に、バジルやガーリックなどのフレーバーを染み込ませたオイルを豊富に扱っています。手の込んだ下味をつけなくても、お料理の最後にかけるだけでフレーバーが香る手軽さが大好評です。オイルは全て店頭で試飲できます。
また、無料でボトルに手書きメッセージをお入れするサービスも好評です。名前を入れて結婚式の席札にしたり、メッセージ付きプレゼントにもお使いいただけます。
店内ではオイルの他にビネガーやリキュール等も販売しているのですが、オリーブオイルとビネガーのセット販売も好評です。この2種類を合わせるだけで絶品ドレッシングが完成しますし、別々に料理に使うこともできます。色のコントラストも可愛らしくて華やかなので、贈り物に最適です。
【お店情報】※2018年6月3日(日)をもって閉店
VOM FASS(フォムファス)代官山店
(火曜定休)
住所:渋谷区代官山町18-5 代官山SGビル103
TEL:03-6427-8717
営業時間:11:00~19:00
VOM FASS(フォムファス)表参道店
(月曜定休)
住所:渋谷区神宮前4-6-7
TEL:03-6438-9858
営業時間:11:00~19:00
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。