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牡蠣(かき)の季節がやってきた。牡蠣といえば “R” のつく月がシーズンと言われるので、9月からということになるのだが、今頃になるとコロっと太った味の濃い牡蠣が出回り始める。
牡蠣鍋や焼き牡蠣など、何でもおいしいが、居酒屋なぎさ亭の目指すところは「酒のアテがなくなった時にすぐ出せるもの」なので、作り置きのできる牡蠣のおつまみを考えた。以下ご紹介。
牡蠣は下手に火を通すと、元のサイズの1/3ぐらいになってしまい、味も素っ気もなくなってしまう。これではせっかくの美味しさが台無し。そこでさっと火を通してふっくら感を残したまま、エキストラバージンオリーブオイルに漬け込んで旨味をとじこめるのが美味しさのポイント。
牡蠣はさっと火を通すだけなので「生食用」を買った方が無難。この牡蠣を醤油と酒で下味をしみ込ませてから料理する。下味をつけた醤油と酒、焼いたときに出る汁も余すことなく使う。
【材料】
【作り方】
1.牡蠣は、大き目のボウルに水、塩を入れて2~3回水を替えながらボウルをゆすって振り洗いしてザルに上げておく。手でつかむと牡蠣が傷むので触らないで洗うのがポイント。
2.ボウルに醤油、酒を入れ、そこによく水を切った①を入れ、冷蔵庫で1時間程度寝かせて味をしみ込ませる。下味の醤油と酒の調味料は捨てずに取っておく。
3.フライパンを熱し、油をひかずに②の両面をさっと焼く。牡蠣のひだ部分がチリチリと縮み始めたら焼き上がりなので、皿に上げる。汁分が出たら取っておく。
4.ニンニクを薄い輪切りにする。保存用のガラス瓶などに③と下味に使った醤油と日本酒、焼いたときに出た汁分(あったらでよい)、ニンニク、ローリエ、粒胡椒、鷹の爪を入れ、そこにエキストラバージンオリーブオイルを牡蠣がかぶるまで入れる。
5.冷蔵庫で1日寝かせて出来上がり。牡蠣は半生に近いので、2日程度で食べきるようにする。
牡蠣を食べてしまったら、残った漬けオイルを利用しない手はない。牡蠣の旨味とにんにく、ローリエの香りが移ったオイルにフランスパンを薄く切って軽くトーストして浸けて食べると、もう手が止まらない。パスタのオイルでもイケる。
この牡蠣のオイル漬けはクリスマスのオードブルでも喜ばれることうけあいだ。
ピエトラ・コロンビナ
トスカーナ州産の実を使用したオリーブオイルの「ヌーボー」
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。