オリーブノート カラダに美味しい、
オイルのノート
MENU
2020年7月24日

スイカの旬はいつ?栄養と美味しい食べ方

スイカの旬はいつ?栄養と美味しい食べ方

夏の風物詩のひとつ、スイカ。夏が旬の果物、と言われて最初に思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。水分量が多くみずみずしいスイカは、現在多くの品種が出回っています。

「大きくて食べきれない」と避けていた方も、最近は小ぶりの品種やカットスイカが流通しているため、食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか。今回はスイカのさまざまな品種や、形状別の選び方・保存方法などもご紹介しているので、ぜひチェックしてくださいね。

スイカの歴史と産地

スイカは5~8月に旬を迎える、夏を代表する果物です。原産地は南アフリカと言われています。スイカは、英語で「ウォーターメロン」と言われるほど、みずみずしい果物。砂漠では水分補給代わりにもなっていたそうです。

スイカはインドからシルクロードを渡り、中国から17世紀に伝わりました。西域伝わった「瓜」から「西瓜」という漢字が当てられました。現在出回っている品種は、明治に欧米から導入された品種が中心。熊本県や千葉県、山形県を中心にさまざまな品種が栽培されています。

スイカの品種

スイカは形や大きさで分類されます。また、緑や黒、縞のありなしなど色も模様もさまざまです。

●大玉スイカ
日本で一番親しまれているスイカの品種です。重さは5~8kg。緑色に縞模様、果肉は赤と定番の見た目です。果肉はシャリッと甘みを楽しむことができます。「祭ばやし777」「春のだんらん」「紅大」「富士光」「縞王系」などの品種が流通しています。

●小玉スイカ
大玉スイカと同じ見た目で小さめの品種です。重さは1.5~2kg程度。核家族が増え、大玉スイカは持て余してしまうという家庭にも人気で、冷蔵庫にも丸ごと入ります。皮が薄いのが特徴で、割れやすく輸送の際注意が必要です。千葉県のほか茨城県、群馬県でも多く収穫されており、大玉スイカより少し早めの6月頃に出荷のピークを迎えます。

●黄肉スイカ
その名の通り果肉が黄色いのが特徴。形状は大玉スイカや小玉スイカ、楕円形のものまでさまざまです。赤肉と比較すると甘さは控えめですが上品な味わい。流通量はそれほど多くないので、見かけたらぜひゲットしましょう。

●黒皮スイカ
表面に縞がなく、皮が黒い品種です。果肉は赤や黄色などで、食感が特徴的。甘みもあり、ほかのスイカに比べて日持ちしやすく、東南アジアではなじみのある品種です。日本では親しみがないかも知れませんが、贈答用として用いられる高級品種。「でんすけスイカ」などが有名です。

●黄皮スイカ
果皮が黄色く、うっすら縞のある珍しい品種。果肉は赤色です。

スイカの栄養

スイカの9割は水分で、体を冷やす効果があります。突出した栄養素はありませんが、ビタミン・ミネラルをバランスよく含んでいます。

シトルリンやカリウムで利尿作用

スイカから発見されたアミノ酸、シトルリンには利尿作用があります。また、水分が豊富で、同じく利尿作用のあるカリウムも含むことから、体内の水分排出やむくみ解消などにはたらきます。

スイカの「赤」はリコピン

スイカの赤い色は、トマトなどにも含まれるカロテノイドの一種、リコピンです。強い抗酸化作用を持ち、生活習慣病予防に有効という報告があります。

スイカの選び方

スイカの選び方

スイカを選ぶ際のポイントは、以下の3点です。

  • 重量感があるもの
  • へたの切り口がみずみずしいもの
  • 縞模様がくっきりとしているもの

カットスイカを選ぶ場合は、

  • 空洞がなく切り口がなめらか
  • 赤色が鮮やか
  • 種が真っ黒で太っている

ものが良品で甘いとされています。

スイカの保存方法

スイカは丸ごとのほか、最近ではカットスイカも人気です。形状別に保存方法を紹介していきます。

丸ごとの場合

丸ごと保存する場合は、風通しのよい場所に、常温で保存するのがポイントです。ただし、スイカは追熟しない果物。置いておいても甘くはならず、収穫したときが甘さのピークと言われています。時間が経つほど味が落ちるため、早めに食べましょう。スイカの甘み「果糖」は冷やすことで甘さを増すため、冷蔵庫でしっかり冷やすのがおすすめです。

カットする場合

スイカの皮は食べませんが、濡れ布巾で表面をよく拭きましょう。切り方にもポイントがあります。

●種の見えない綺麗な切り口にする場合
縞目の間を切ると、包丁に種が当たらず上手に切れます。また、切ったとき断面に種が残らず、綺麗な見た目になります。

●断面に種を出し食べやすくする場合
スイカを食べるとき、先に種を取り除いてから心置きなく食べたい、という方もいるかと思います。その場合、縞目の真上を切ることで、種が表面に出て取り除きやすくなります。小さいお子さんがいる家庭などにもおすすめです。

切ったスイカはぴっちりとラップをかけ、冷蔵庫で保存します。スイカの適温は8~10℃、冷やしすぎは低温障害で味が悪くなってしまいます。また、丸のスイカ同様、品質のピークは収穫時のため、カットスイカを購入した場合は、特に早めに食べましょう。

一口大にカットすれば、冷凍保存もできます。ジッパーつき保存袋に入れ、空気を抜いて保存します。半解凍にしてシャリシャリ食感を楽しんだり、サイダーなどに入れたりと、さまざまな楽しみ方があります。

旬のスイカの美味しい食べ方

スイカはとにかくしっかり冷やして食べるのがおすすめです。食べ頃の温度は15℃前後です。塩をかけて甘みを引き立たせる、という食べ方もありますが、最近のスイカは甘みが強く、そのままでも十分おいしく食べられます。

少し手を加えたシャーベットやフルーツポンチ、ゼリーなども人気です。大きな形状を生かし、果肉はくりぬき、果皮は器に。ほかのフルーツなどと合わせ、サイダーを注げばごちそうデザートになります。また、果汁と角切りの果肉をゼラチンで固めて冷やせば、スイカの甘みとシャリシャリ食感を楽しめるゼリーになります。

まとめ

スイカは夏の暑さをしのぐ役割もあります。しかし、近年は世帯人員の減少や冷房器具の普及により、スイカの消費量も減少しています。1/4サイズのカットスイカや、1人サイズのパックに入ったスイカも売られているため、旬の今のうちにぜひ手に取ってみてくださいね。

企画:オリーブノート編集部
記事:
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • はてなブックマーク
  • Pocket
おすすめの人気記事
記事一覧
ルイーザ(LUISA)

人気の記事(ランキング)

オイル

料理のジャンル

食材

more
more
close

ライフスタイル

ルイーザ(LUISA)

Olivenoteへようこそ

ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。

オリーブノート公式SNS

オリーブノートFacebook  オリーブノートInstagram  オリーブノートTwitter
みんなのオリーブノート #オリーブノート #オリーブノートアンバサダー
オリーブノート公式アンバサダーになりませんか。

オリーブノート運営情報

ルイーザ(LUISA)