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ピザやパスタ、煮込み料理など幅広く活躍するマッシュルーム。香りが強くクセが無く、世界中で食べられています。日本でも秋の味覚のひとつとしてきのこ類が挙げられるように、マッシュルームはこの時期から旬を迎える食材です。新鮮なマッシュルームは生で食べることもできますよ。
今回は、旬のマッシュルームの栄養や保存方法、おいしく食べるレシピなどをご紹介していきます。
マッシュルームの和名は「ツクリタケ」といいます。フランスでは16世紀から栽培されていたマッシュルームは、クセが無く食べやすいため各国で人気。世界でもっとも多く栽培されているきのこです。日本では9~12月に旬を迎え、岡山県や千葉県、茨城県などで栽培されています。
マッシュルームは、カサの色の違いによって種類が分けられています。ホワイト種、オフホワイト種、ブラウン種などがありますが、日本では主にホワイト種とブラウン種が流通しています。ホワイト種は見た目も美しく、上品で柔らかい味が特徴。ブラウン種は薫りが強く、ホワイトに比べ風味が濃厚なのが特徴です。
マッシュルームはカリウムやビタミンB2を多く含んでいます。
きのこ類の中で、マッシュルームはカリウムが豊富です。カリウムは余分な塩分を体外に排出するはたらきがあり、高血圧予防などに効果が期待される栄養素です。
炭水化物、脂質、たんぱく質の3大栄養素の代謝に関わるビタミンB2を多く含んでいます。ビタミンB2は水溶性のため水に溶ける性質がありますが、熱に強く、調理過程での損失が少ないと言われています。
また、マッシュルームはうま味成分のグルタミン酸やグアニル酸が豊富に含まれています。その量はしいたけの数倍で、味わいがよいのが特徴です。
新鮮なマッシュルームを選ぶ際のポイントは、以下の2点です。
かさが開いていたり、表面に水分が浮いているものは鮮度が低下している証拠なので注意しましょう。
マッシュルームなどきのこ類は水洗いしないのがポイント。水洗いしてしまうとすき間に水が入り込んで、食感や風味の低下に繋がります。汚れが気になる場合、乾いたふきんなどで拭き取りましょう。マッシュルームは冷蔵保存・冷凍保存ができます。
ひとつずつペーパータオルで包み、ポリ袋に入れて口を縛って冷蔵庫で保存します。軸の切り口やかさにレモン汁をつけておくと変色防止&殺菌効果により、長持ちします。
冷凍保存する場合は、薄切りにしてチャック付き保存袋に平らに並べて冷凍庫で保存します。食感は失われるので、スープや煮込み料理、細かく刻んでソースなどに活用するのがおすすめです。
その他適当な大きさにスライスし、干して保存する方法もあります。風通しのよいざるなどにのせ、途中上下を返しながら数日干すことで、栄養や旨味が凝縮したマッシュルームになります。
新鮮なマッシュルームは生で食べることも可能。清潔なふきんなどで表面の汚れを拭き取り、スライスしてサラダなどのトッピングにするのがおすすめです。新じゃがなどとバター炒めやハヤシライスなどの洋食との相性も抜群。缶詰では感じられない香りや旨味を楽しめますよ。
オリーブノートに掲載されているマッシュルームレシピもいくつかご紹介します。メニューに迷ったら参考にしてみてください。
シンプルにマッシュルームとエキストラバージンオイル、にんにくを使ったスペイン料理、アヒージョのレシピです。マッシュルームの旨味や香りが染み込んだエキストラバージンオイルは、バケットにたっぷり染み込ませて食べたいですね。オイルだけ残ってしまった時は、ちょっとした野菜炒めや、パスタに絡めてもおいしくいただけます。
オリーブオイルで仕上げるマッシュルームのマスタードチーズフライ
「フライ」と聞くと少しハードルが上がりますが、オーブントースターで焼いて作るレシピです。コロッとしたマッシュルームの形を生かしています。仕上げにオリーブクエストをたらり、ハーブやフルーツのような甘い風味がバルサミコと相まって、ワインにも良く合います。
糖質制限にもぴったりの冷やし中華をオリーブオイルでイタリアン風
冷やし中華でマッシュルーム!?という意外な組み合わせですが、ハーブや鷹の爪、オリーブオイルでイタリアン風にアレンジ。普段、麦茶と合わせるイメージの冷やし中華ですが、イタリアン風なので白ワインと合うのでディナーの一品としてもおすすめです。
オリーブノートでは、上記以外にもマッシュルームを使ったレシピをご紹介しているので、ぜひ覗いてみて下さいね。
低カロリーでダイエット食材としても人気の高いきのこ類。これからはマッシュルーム以外にもたくさんのきのこが旬を迎えます。お気に入りのきのこで秋を感じてみてくださいね。
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。