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カレーや生姜焼き、肉じゃが、シチューなど家庭料理に欠かせない玉ねぎ。わたしはチェーン店のオニオンフライが大好きですが、皆さんの好きな玉ねぎ料理は何ですか。
一年中手に入る玉ねぎですが、この時期はみずみずしい新玉ねぎが出回ります。今回は玉ねぎのおいしい食べ方や保存方法、栄養などをご紹介していきます。
玉ねぎは北海道を中心に、佐賀県や兵庫県など全国で栽培されています。暖かい地域では春から秋にかけて、北海道では夏から春にかけて多く収穫されています。北海道では定番の茶色い貯蔵玉ねぎが、九州では新玉ねぎの産地として有名です。
そのほか玉ねぎは家庭・飲食店ともに消費が多い野菜のため、輸入物も多く流通しています。
玉ねぎにはいくつか種類があり、スーパーでも販売されています。
●黄玉ねぎ
最も多く出回っている品種。辛みがあり、貯蔵性が高いのが特徴です。一般的である外側の皮が茶色いものは、収穫後1週間乾燥させて貯蔵されたものです。一方この時期旬の新玉ねぎは、黄玉ねぎを乾燥させずに出荷したものになります。北海道産の黄玉ねぎは水分が少ないため貯蔵に向いており、九州産の黄玉ねぎは水分が多いため新玉ねぎとして流通しています。
●赤玉ねぎ、紫玉ねぎ、白玉ねぎ
黄玉ねぎに比べ水分が多く、辛味が少ないのが特徴。サラダのトッピングやオニオンスライスなど、生食に向いている品種です。国内生産のほか、アメリカからの輸入も行われています。
●ペコロス(小玉ねぎ)
黄玉ねぎの小さい品種で、4cm程度のもの。シチューや煮込み料理、フライなどに向いています。
玉ねぎの特徴的な成分はアリシン。ねぎ類に多く含まれています。
アリシンは玉ねぎの催涙成分で、硫化アリルの一種です。揮発性のため、水にさらしすぎたり加熱することで効果が減ってしまいます。そのため辛味が少なく生で食べやすい新玉ねぎは、アリシンを効率よく補うには最適です。みじん切りやすりおろすことで活性化します。
アリシンはビタミンB1と結合して吸収を助ける働きがあります。ビタミンB1は豚肉などに多く含まれているので、組み合わせて食べるのがおすすめです。
健康に詳しくない方も「玉ねぎは血液サラサラになる」という情報を知っているのではないでしょうか。玉ねぎに含まれるプロピルメチルジスフィドは、コレステロール代謝や血栓予防にはたらくことから、動脈硬化予防に効果があると言われています。
この効果をより得るためには、玉ねぎを切った後酵素がはたらくまで30分放置するのがポイントです。水にさらさず、酵素を活性化させることでよりプロピルメチルジスフィドを摂取することができます。
おいしい玉ねぎの選び方のポイントは、以下の4点です。
玉ねぎは常温保存、冷蔵保存、冷凍保存とさまざまな保存ができます。
風通しのいいネットなどに入れ、吊して保存します。直接日光の当たらない、風通しのよい涼しい場所で保存します。
※新玉ねぎは水分が多く、傷みやすいため常温保存は避けましょう。
ひとつずつ新聞紙やペーパータオルなどで包み、ポリ袋に入れます。軽く口を縛り、冷蔵室で保存します。使いかけの場合、切り口をラップで包んで保存しましょう。
冷凍保存する場合、加熱してから冷凍するのがおすすめです。みじん切りや薄切りにしたものは、電子レンジで加熱してよく冷ましてから、ジッパー付き保存袋に平たく入れて保存します。
また油でしっかり炒め、冷ましてから冷凍するのもおすすめです。カレーやハンバーグ、ソースなどに活用する際、時短にもなります。
甘みが強く、辛味が少ない新玉ねぎは生で食べるのが一番。薄切りにして、かつお節や塩昆布めんつゆやポン酢などシンプルな調味料で食べるだけでも旬のごちそうになります。丸ごとレンジで加熱した蒸し玉ねぎは、1人で1個玉ねぎをぺろりと食べてしまうおいしさです。
そのほかオリーブノートでは旬の玉ねぎを使ったレシピをたくさんご紹介しています。
フレッシュな旬の新玉ねぎに、エキストラバージンオリーブオイルのスパイシーな香りと粒マスタードの酸味を合わせたレシピ。少し蒸し暑くなってきた初夏にピッタリの味わいです。
MCTオイルをちょい足ししたスナップエンドウと新玉ねぎのスープ
アスリートや食意識の高い方が最も注目しているMTCオイルをいつものスープにちょい足し。低糖質を意識したダイエットに嬉しい、春が旬のスナップエンドウと新玉ねぎの冷たいスープです。
2人分で玉ねぎを1個使用、玉ねぎがたっぷり味わえる生姜焼きのレシピです。新玉ねぎで作る場合、最後にさっと加え炒めすぎず、食感とみずみずしさを生かすのがポイントです。また生姜焼きのたれに玉ねぎのすりおろしを加えると、さらに玉ねぎ感がアップしますよ。
家に必ず常備しているという方も多い、定番野菜の玉ねぎ。新玉ねぎは特にこの時期だけのおいしさ。逃さず味わって下さいね。
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。