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桜の開花がかつてないほどに早かった今年。
「春」が近づいてくるのをゆっくりとあれやこれやに感じながら楽しむ、ということをなんだかしそびれてしまったような気がしています。
でも、大丈夫。
スーパーや八百屋さんの店頭にはまだまだ元気で鮮やかな「春野菜」がたくさん並び、その季節のめぐみを楽しむチャンスがありますね!
寒い冬を越えて、少しずつ暖かくなってきたころから並び始める春野菜たち。山菜の印象もあって、新芽の部分など柔らかくてみずみずしい、生まれたてのようなフレッシュなイメージがありますよね。
ふきのとう、こごみ、タラの芽、ウド、、、
そして、やはり春野菜のナバナとアスパラ、そんなふたつが一緒になった「アスパラ菜」なんていう名前の野菜も!(見た目はナバナなのに、味がアスパラに似ているということでこの名前になっているそう。アスパラとは何の関係もないんだそうです。「オータムポエム」という名前で並んでいることもありますよ)
また普段から慣れ親しんだ野菜に「春」とか「新」とつくものも。
春キャベツ、春ごぼう、新にんじん、新たまねぎ、新じゃが、など。
まるで「新一年生」みたいな響きで、もうそれだけで愛おしくなってしまうのは私だけでしょうか?
季節のめぐみだからこそ、楽しめる時期や一番美味しいといわれる期間が限られる「春野菜」ですが、そんな中でも比較的手に入りやすく、長く楽しめるもの。保存性も高くて、急いで消費しなくちゃ!と慌てなくてもいいのが「春」や「新」がついた野菜たち。
そのまま刻んで生食のサラダにしても十分に美味しいのですが、ひと手間かけることでより美味しくいただきます。
1. 刻んだ春キャベツをボウルに入れ、小さじ1/2の塩をふり、軽く揉む
2. スライスして新玉ねぎをバットに広げて15分ほど空気に触れるように放置し、その後、小さじ1/2の塩をふる
3. 2の新玉ねぎ全体にホワイトバルサミコをふりかけ軽く混ぜたら、その上に1のキャベツを入れて全体を混ぜる(野菜から出た水分もそのまま加える)
4. 30分ほど寝かせたのち、味見をして塩が足りなければ足す(分量外)
5. 最後にオリーブオイルを回しかけて全体を馴染ませたら完成
冷蔵庫で保存し、3〜4日で使い切る
そのまま食べても、茹でたお豆などのサラダに混ぜ込んでも、サンドイッチに挟んでも、焼いたお肉の付け合わせにしても美味しくいただけます。
野菜から出た水分とバルサミコとオリーブオイルがうまく混ざって、そのままで美味しい「ドレッシング」のようになるので、水分は切らずに一緒に混ぜてくださいね。
それでは、ホワイトバルサミコと仕上げのオリーブオイルで、旨味もアップした「ひと手間」かけた春野菜を使ったマフィンを焼きましょう!
<A>
<B>
<トッピングなど>
1. 材料AとBをそれぞれボウルに計り入れ、ホイッパーでよく混ぜる
2. Aの中央を窪ませたところにBを注ぎ入れて、ゴムベラなどで粉気がなくなるまでさっくりと混ぜる
3. マフィンカップ(もしくは紙をひいた型)に生地をスプーンで掬って入れ、その上にクリームチーズ、そら豆、ひと手間具材をのせる
4. クリームチーズが隠れるようにさらに生地を掬ってのせ、最後にそら豆と具材をのせ、軽く手で押さえたらブラックペッパーを散らす
5. 200度に予熱したオーブンで20分ほど焼いたら完成
マフィンに入れる「ひと手間」春野菜の分量は是非、写真を参考にしてくださいね。多少、欲張って入れても大丈夫ですが、クリームチーズはしっかりと生地で覆ってしまわないと、焼いた時に溶けて溢れてくるので気をつけてくださいね。
春野菜に美味しいオリーブオイルを使っていたので、マフィンの生地にもオリーブオイルを使いました。オリーブオイルの香りを活かすために、その他のオイルは無臭のものを加えていますが、全部をオリーブオイルで作ってももちろんOK。『オリーブクエスト』だったら、なんとも贅沢な仕上がりになります♪
焼きたてのふかふかはもちろんですが、一晩寝かせて、全体がより馴染んでからも美味しいです。その時はレンジで少し温めてみてください(600Wで20〜30秒ほど)
コロンと可愛いフォルムですが、野菜たっぷりのお食事系マフィン。
朝ごはんにも、ちょっとした軽食にもぴったりです。
どうぞお試しくださいね。
記事:オリーブノート公式アンバサダー みずのさちこさん
パンが好きで、野菜が好きで、フルーツが好き!彩り豊かなテーブルを目指して、毎日の朝ごはんを楽しんでいます。
夫と、食いしん坊な猫兄弟の4人家族。
オリーブクエスト
世界で最も信頼のおけるオリーブオイルガイドブック「フロス・オレイ」品質評価メンバーが、世界各地の類稀なオリーブオイルを紹介
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。