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手頃な値段で通年出回っている大根ですが、これからの時期に旬を迎えます。冬には葉付きの大根が1本100円以下で売られていることも。「すずしろ」とも呼ばれ、春の七草のひとつにも数えられており、葉は緑黄色野菜、根は淡色野菜という珍しい種類です。
今回は大根の栄養や部位別のおすすめ調理法、おいしい食べ方などをご紹介していきます。
大根の主な旬は冬ですが、夏だいこん、冬だいこんの大きく分けて2種類が流通しています。冬だいこんは北海道や青森県など涼しい地域を、冬だいこんは千葉県や鹿児島県、神奈川県などで栽培されています。
大根と言えば、緑の葉に白い根がついている大根が定番ですよね。地表に出た部分がうっすら緑色で、青首大根と言います。一方地表に出た部分も白い品種は白首大根といい、練馬大根や三浦大根などが当てはまります。
ほかにもサラダなどに用いられるラディッシュ、内部が鮮やかな色をしている紅芯大根、関西を中心に栽培されている聖護院大根など、古くから多くの品種が収穫されているのが特徴です。大根の種を発芽させたものはかいわれ大根と呼ばれています。
また大根を細長く切って天日干ししたものが切り干し大根です。長期保存ができ、甘みと風味があるのが特徴です。
大根の葉は緑黄色野菜、根は淡色野菜です。それぞれ分けて解説していきます。
●ビタミン・ミネラルが豊富
大根の葉だけを多く食べることはありませんが、少量でもビタミン・ミネラルが補えるので捨てるのは絶対にNG。食物繊維やカリウム、ビタミンA、葉酸、ビタミンCなどが多く含まれています。
●根にはビタミンC・カリウムなどが含まれる
大根の根にはビタミンCやカリウム、食物繊維などが含まれていますが、葉と比べるとその差は歴然。ですが、根は一度に食べる重量が多いので、たくさん食べることで栄養を補うことができます。
新鮮な大根を選ぶポイントは、以下の3点です。
大根は葉に近い部分が固く、甘みがあり、先端は辛味が強く、その中間は柔らかく旨味が強い特徴があります。葉に近い部分はサラダや大根おろしなど生で、先端部分は炒め物や漬け物に、中間部分は煮物やおでんなどにおすすめです。カットした大根を購入する際は、用途に合った部位を購入するのがポイントです。
大根は冷蔵・冷凍保存などができます。葉つきの大根を購入した場合、葉が水分や栄養をどんどん吸い取ってしまうので、すぐに葉の部分を切り離して保存するのがポイントです。
●冷蔵保存
葉を落としたら新聞紙で包んで冷蔵庫で保存します。カットした場合はラップでしっかり包み、立てて保存します。
葉は傷みやすいので買ってきたらなるべく早く調理しましょう。塩もみや加熱することで数日保存できます。
●冷凍保存
大根を冷凍保存する場合、かために茹でて保存するのがポイントです。いちょう切りなど使いやすい切り方がおすすめです。すりおろして水気を切り、大根おろしとして冷凍することもできます。どちらもチャック付き保存袋に平らに入れて冷凍して下さい。
大根の葉は小分けにして冷凍するのもおすすめです。
大根は千切りなどにして干して切り干し大根にすることもできます。厚めにむいた皮も干せばおいしく、余さず食べられます。
旬の大根はみずみずしく甘さもあり、お買い得。普段はカットしているものを購入している方にも、ぜひ1本買いにチャレンジしていただきたいです。
大根は米のとぎ汁と一緒に茹でることで、大根臭さを消して甘く仕上げることができます。とぎ汁がない場合、ひとつかみ生米を入れて茹でるのも効果的です。肉や魚と一緒に煮込むことで、臭みを和らげる効果もあります。余裕のある方は切り干し大根やべったら漬け、味噌漬けなどにもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
オリーブノートでは大根を使用したレシピをたくさんご紹介しています。
大根をひとり200gも使った、まさに大根がたっぷり味わえるメニューです。醤油、みりん、酒という定番の調味料を使用し、フライパンで作る手軽なレシピです。豚バラ肉を使うことで旨味とコクがアップします。
じっくり焼き上げる、ジューシーな大根ステーキのレシピです。ガーリックが香り、シンプルな塩胡椒ベースで味付けした大根ステーキは、ベビーリーフやトマトとの相性も抜群!エキストラバージンオイルのもつフルーティーな風味が素材に絡み、大根の甘さを引き立てながら料理全体をまとめてくれます。
大根レシピの王道、ブリ大根も外せません。この時期旬の寒ブリは安く手に入るうえ、アラは脂のノリが最高。オリーブオイルで炒めてから煮ているので、煮崩れしにくく、甘みも増しますよ。
節約レシピとしても人気の大根。保存方法や栄養を知って、より効率よく、おいしく楽しみましょう。
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。