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低カロリーで食物繊維やミネラルが補える海藻、ひじき。ヘルシー、健康イメージの強い食材としても知られています。主に流通しているのは乾燥ひじきですが、旬のこの時期には生ひじきが出回っています。国産のひじきは貴重なので、見つけたらぜひゲットしてみてくださいね。
今回はひじきの種類や保存方法、おいしい食べ方などについてご紹介していきます。
乾燥が主流で旬を感じにくいひじきですが、3月~5月の暖かくなる季節に旬を迎える海藻です。この時期収穫されたやわらかいひじきは蒸す・茹でるなどの工程を経て乾燥されます。これが乾燥ひじきとして流通しています。
国内では長崎県や大分県、三重県や瀬戸内海沿岸などで収穫されています。国産ひじきはごくわずかで、多くは中国や韓国で水揚げされたのものが流通しています。
ひじきには主に2種類が販売されているのをご存じですか。ひじきの芽の部分は「芽ひじき」と呼ばれ、柔らかいのが特徴です。一方茎の部分は「長ひじき」と呼ばれています。「茎ひじき」とも呼ばれていて、長さがあり歯ごたえがしっかり感じられるのが特徴です。1本のひじきからは芽ひじきが約20%、長ひじきが約80%収穫されます。
乾燥ひじきは乾物売り場で売られていますが、生ひじきは鮮魚売り場で売られていることが多いです。「生」と書いてありますが下処理がされています。ひじきはそのままだとアクや有毒物質があるため、塩抜き後釜ゆでしたものが主に生ひじきとして売られています(旬の時期以外は乾燥ひじきを戻したものが生ひじきとして売られている場合もあるので注意してください)
生ひじきは乾燥ひじきに比べて、ふっくらした見た目と柔らかくぷりぷりした食感が特徴です。一度茹でてある生ひじきですが、家庭で調理する際には再度1〜2分熱湯にくぐらせてから調理しましょう。
ひじきは食物繊維やミネラルなどが含まれています。
●結局鉄はあるの?ないの?
以前ひじきは鉄が豊富な食材として知られていました。しかし鉄が多く含まれるものは鉄釜で茹でられたものだけで、現在ひじきの加工に使用されるほとんどがステンレス釜なので、それほど鉄は含まれていないということが分かってきました。とはいえ鉄以外にもカリウムやカルシウム、ヨウ素などミネラルが含まれています。
●食物繊維が補える
茹でたひじき100gに含まれる食物繊維は3.7gです。食物繊維は野菜類やきのこ類、いも類などに含まれるイメージですが、海藻類にも多く含まれています。海藻類は低カロリーなのでダイエット中にもおすすめの食材です。
そのほかひじきにはビタミンA、ビタミンB群なども含まれています。
ひじきは乾燥することで黒くなります。黒いものの方がよいとされ、ツヤのあるものがおすすめです。
乾燥ひじきは賞味期限が長く、使用したい分だけ都度戻せばいいので便利ですよね。一方生ひじきは期限も短く、たっぷり入っているので使い切れなかったりしますよね。
ここでは主に生ひじきの保存方法をご紹介します。
●冷蔵保存
生ひじきの冷蔵保存の賞味期限は短いので、食べきれない場合調理するか、冷凍保存がおすすめです。ひじきの煮物、豆腐ハンバーグなどの日持ちしやすいおかずに加工し、清潔な容器で保存しましょう。
●冷凍保存
生ひじきを冷凍保存する場合、熱湯で1~2分さっと茹で、ざるにあけ冷まします。あら熱が取れたら小分けにしてラップに包み、チャック付き保存袋に入れて冷凍庫で保存します。使用する際は凍ったまま汁物や煮物に、解凍して和え物などに活用できます。
ほかにもひじきの煮物や炊き込みご飯などに加工して保存することもできます。ひじきの煮物はこんにゃくを入れて冷凍すると、こんにゃくの食感が変わってしまうので、ちくわや大豆、油揚げ、人参などの具材で作るのがおすすめです。
ひじきの定番メニューは煮物ですが、生ひじきが手に入った場合はさっと茹でてごま和えやサラダにするのがおすすめです。新鮮なふっくらとした食感を活かすことができます。
乾燥ひじきでおすすめのメニューは手作りがんもです。少々手がかかりますが、水を切った絹豆腐に人参やれんこん、枝豆などの野菜と一緒にひじきを混ぜて油で揚げます。市販のがんもはこちらも煮物のイメージですが、手作りのがんもはぜひ揚げたてのカリッとした食感を生姜醤油などで味わってみてください。乾燥ひじきは水でさっと洗って戻さずに加えるのがポイント。豆腐や野菜の水分を吸って、水っぽくならずカラッと揚がりますよ。
「栄養がある」「健康によさそう」という理由でひじきを食卓に取り入れている方も多いのではないでしょうか。この記事でより詳しい栄養や食べ方などを知って、レパートリーを広げてみてくださいね。
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。