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和食に欠かせない香味野菜、生姜。一年中流通していますが、初夏には新生姜が出回ります。一般的な生姜より辛味が少なくみずみずしいので、生で食べやすく、甘酢生姜などにも加工しやすいのが特徴です。
今回は生姜の種類や栄養、おいしい食べ方などをご紹介しています。
薬味として欠かせない生姜は世界中で食べられています。アジアでは炒め物やカレーのスパイスとして、料理に活用することも多いですね。欧米ではジンジャークッキーやジンジャーエールとして親しまれています。
一年中出回っている生姜ですが、初夏のこの時期には新生姜が流通します。ほかに葉生姜は5月〜8月に旬を迎えます。生姜の種類についてはのちほどご紹介します。
生姜の産地として有名なのが高知県。生産量は全国1位です。ほかに千葉県や九州の各地を中心に栽培されています。
●根生姜
一般的に流通している生姜の種類。収穫されてすぐに出荷されるものは新生姜と呼ばれ、みずみずしく皮の色が薄いのが特徴です。茎の付け根が紅色で、辛味がおだやかです。
数ヶ月貯蔵して乾燥させたものが一般的に流通し、皮が茶色く繊維質で、風味や辛味が強いのが特徴です。
●葉生姜
新生姜を小さいときに収穫し、葉がついたまま販売されています。夏から秋にかけて流通して、谷中生姜が有名です。柔らかく辛味が控えめなので、生でも食べることができます。
●矢しょうが
茎が紅色の鮮やかな見た目が特徴。葉生姜よりさらに細く、筆のような見た目から筆生姜とも呼ばれます。焼き魚などに添えてある紅白の生姜(はじかみ)は矢しょうがを酢漬けにしたものです。
生姜独特の香りや辛味に含まれる成分が特徴的です。
●香り成分ショウガオール
名前の通り生姜に含まれている香り成分、ショウガオールは加熱することで生じる成分です。抗菌作用があるほか、胃液の分泌促進や食欲増進作用があります。
●辛味成分ジンゲロン
生姜の辛味成分のひとつ、ジンゲロンは殺菌作用があり、生薬としても活用されています。魚の臭み取りに生姜がよいと言われているのも、このジンゲロンのはたらきによるものです。ほかに新陳代謝を促し、血行改善などの効果があります。
●色素成分クルクミン
クルクミンは同じショウガ科のウコン(ターメリック)に含まれる黄色の色素成分です。生姜にも含まれています。肝機能を正常に保つはたらきがあり、サプリメントの成分としても知られています。
おいしい生姜の選び方は、以下の3点です。
新生姜はしわがなく、みずみずしいものを選びましょう。
生姜はさまざまな保存方法ができます。
●常温保存
常温保存する場合、ひとつずつ新聞紙やキッチンペーパーで包み、風通しのいい冷暗所で保存します。
●冷蔵保存
冷蔵庫で保存する際は、キッチンペーパーでひとつずつ包み、ポリ袋の口を閉じて保存します。乾燥や冷気に弱いため、野菜室に入れましょう。
●冷凍保存
冷凍保存する際は、使いやすいよう一かけずつに切り分けるのがおすすめです。ひとつずつラップで包み、チャック付き保存袋に入れて保存します。ほかにすりおろしたものやみじん切りにしたものを小分けにして冷凍することもできます。
そのほか薄切りにして天日干しにする、味噌や甘酢に漬けるなどの長期保存方法もあります。
新生姜は辛味が控えめで生でもおいしく食べられるので、甘酢漬けや紅生姜、ジンジャーエールに加工するのがおすすめです。ほかにサラダのトッピングにしたり、食べやすい大きさに切った新生姜を豚肉で巻いた変わり生姜焼きなどもおすすめです。
オリーブノートでは生姜を使用したレシピを多数ご紹介しています。
「彼女に作って欲しい手料理ランキング」などでも上位に来る、日本人が大好きな生姜を使った定番メニューです。こちらは基本のレシピですが、おろししょうがを多く加えたり、みじん切りやスライスした生姜を炒める野菜に加えて生姜感をアップしてもおいしく食べられます。
栄養士が教える、カルシウムたっぷり!生姜とさくらえびのオリーブご飯
たっぷりの生姜とさくらえびが主役の炊き込みごはんです。生姜は細い千切りにすることによって、辛味が控えめになります。もし、生姜の辛さが欲しい方は、太めの千切りにしていただければ辛さが引き立つ味わいになります。たくさん作って冷凍しておけば、いつでも楽しめますよ。
生姜のほどよい辛みとほのかなはちみつがマッチしておいしいのに身体によさそうな味わいです!美容や健康によいといわれているMCTオイルも飲み物に簡単にプラスできるのでいいですよね。水やお湯で飲むのもおいしいですが、動いた後はさっぱり炭酸で割ると格別においしいです!
万能香味野菜の生姜。チューブ調味料はとても便利ですが、生のものは風味もよく、料理のグレードをアップしてくれますよ。
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。