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2022年9月14日

こんにゃくの旬はいつ?栄養と美味しい食べ方

こんにゃくの旬はいつ?栄養と美味しい食べ方

これからの季節、おでんや煮物、おせち料理に欠かせないこんにゃく。こんにゃくに旬なんてあるの?と不思議に思った方も多いのではないでしょうか。こんにゃくの原料であるこんにゃくいもはこれからの時期に旬を迎えます。

低カロリーで食物繊維も多く、ダイエット食材としても人気のこんにゃく。今回はこんにゃくの種類や栄養、おいしい食べ方などをご紹介します。

  • ルイーザ(LUISA)
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こんにゃくは何からできているの?

こんにゃくの原料はさといもの仲間であるこんにゃくいもです。こんにゃくいもにアルカリ物質(石灰)を加えて固めています。こんにゃくいもを乾燥させた粉(精粉)を使った製法が主流で、精粉を使って作ったこんにゃくは白こんにゃく、精粉に海藻の粉などを加えて色を付けたものは黒こんにゃくと呼ばれています。

昔はすりおろしたこんにゃくいもから作られていて、生いもから作られるこんにゃくは弾力があり、こんにゃくの風味がしっかり感じられるのが特徴。長期保存が難しく、傷みやすいため産地などで旬の季節のみ購入できる貴重なものとなっています。

こんにゃくの旬と産地

秋にはじゃがいもやさつまいもなど多くのいも類が旬を迎えますが、こんにゃくいもも10月~1月にかけて旬を迎えます。
こんにゃくいもがそのまま食用として流通することはありません。貯蔵が利き、こんにゃくに加工されるため旬を感じにくく一年中流通していますが、この時期には生いもこんにゃくが出回ります。見つけたらぜひ手に取ってみてくださいね。

こんにゃくいもの9割以上が群馬県で栽培されています。世界遺産である富岡製糸場の近くにはこんにゃくパークがあり、人気のおでかけスポットとなっています。

こんにゃくの種類

●板こんにゃく
板状に固めた一般的なこんにゃく。黒こんにゃくを使った黒い見た目のものと、白こんにゃくを使った白い見た目のものがあります。

●玉こんにゃく
型などを使い玉状に成形したもの。そのまま煮物やおでんに利用でき、串に刺さった玉こんにゃくが店頭で売られていることも。

●しらたき
こんにゃくが固まる前に、熱湯の中に細く絞り出して固めたもの。白糸の滝のような見た目からしらたきと呼ばれています。味が馴染みやすく、煮物や和え物向きです。

●つきこんにゃく
板こんにゃくをところてんのように押し出したもの。つきこんにゃくはしらたきより太く、黒こんにゃくで作られています。しらたきと同じく味が馴染みやすく、煮物や和え物向きです。

●さしみこんにゃく
通常のこんにゃくより水分量が多く、生食できる種類。板状や細切りタイプがあり、さしみのように醤油をつけて食べるほか、サラダや和え物に向いています。白い見た目以外にも青のりで味付けをした緑のものなどがあります。

上記以外にも凍みこんにゃくやごはんに混ぜてかさ増しする粒こんにゃく、こんにゃくゼリーや滋賀県近江八幡の名産品である赤こんにゃくなどがあります。

こんにゃくの栄養

こんにゃくには食物繊維であるグルコマンナンが含まれていて、腸内環境を整えるのに最適です。

●食物繊維グルコマンナン
こんにゃくゼリーのCMなどでもよく耳にするグルコマンナンは、水溶性食物繊維の一種です。腸内の水分を吸収して膨らみながら腸内を移動し、老廃物を排出するはたらきがあります。またコレステロール上昇を抑制する作用や、血糖値を正常に保つはたらきもあり、ダイエットの強い味方です。

●100gあたりのエネルギーは5kcal
精粉こんにゃくの100gあたりのエネルギーは、なんと5kcal。しらたき100gでも7kcalと低カロリー。ただしたんぱく質やビタミン、ミネラルの含有量も少ないため、肉や魚などのたんぱく源や野菜・海藻類などと組み合わせてバランスよく栄養素を補うのがおすすめです。

こんにゃくの選び方

こんにゃくの選び方

こんにゃくの選び方のポイントは以下の3点です。

  • 適度な弾力があるもの
  • 縮んで固くなっていないもの
  • 柔らかすぎないもの

こんにゃくの保存方法

こんにゃくは常温・冷蔵保存ができます。食感が変わってしまうので、冷凍保存には向きません。

●常温保存
開封前のこんにゃくは常温保存が可能なものが多いです。一度パッケージ表記を確認してみてください。袋のまま冷暗所で保存しましょう。こんにゃくの袋の中に入っている液体は、殺菌作用のある石灰水で、通常の水より長持ちさせる効果があります。

●冷蔵保存
開封後は冷蔵保存をしましょう。水を張った清潔な容器に入れて、ふたをして冷蔵庫で保存します。

旬のこんにゃくの美味しい食べ方

こんにゃくそのものを味わうなら、刺身こんにゃくや煮物、和え物などがおすすめです。意外な食べ方だとこんにゃくのから揚げも人気。下味をつけて揚げれば揚げ物なのに罪悪感のないおかずが完成します。

最近は糖質オフ食材としても多く活用されています。しらたきをごはんに混ぜてかさ増ししたり、パスタの代わりに使ったりと、ダイエット中の食材としても活躍します。

オリーブノートではこんにゃくを使ったレシピをご紹介しています。

超低カロリー!オリーブオイルで作るしらたきのピリ辛きんぴら

オリーブオイル、めんつゆ、みりんとシンプルな味付けで作るきんぴらは、しらたきで作ることで低カロリーに。ダイエット中のおかずにもおすすめです。冷蔵庫に入れてキンキンに冷たくして翌日食べると、一層おいしいく、おつまみにもぴったりです。

鶏皮だしで野菜がめちゃウマになる、オリーブオイルおでん

冬のごちそう、おでん。寒い夜にハフハフいいながら、味のしみた大根にちくわぶ、こんにゃくをいただくのはとても幸せな気分になりますね。鶏皮のだしとオリーブオイルのコクがポイント。こんにゃくはもちろん、トマトやキャベツのチーズ巻きもよく合います。

まとめ

旬や天候で価格が左右されやすい野菜や果物、魚介類に比べて、こんにゃくは比較的安定した価格で販売されていて、栄養はもちろん、お財布にも優しい食材です。
ぜひいろいろな料理に活用してみてくださいね。

企画:オリーブノート編集部
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