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秋になるとさつまいもや栗、かぼちゃなどを使ったスイーツがたくさん出回ります。特にかぼちゃは栄養豊富、おかずにスイーツにと大活躍します。近年はハロウィンスイーツとしても人気ですよね。
今回はかぼちゃの旬や栄養、おいしい食べ方などをご紹介します。実はかぼちゃ、皮だけではなくわたや種にも栄養がたくさん!捨てずに丸ごと活用しましょう。
18世紀頃から日本に広まったとされているかぼちゃは、秋から冬にかけて旬を迎えます。一般的なかぼちゃは夏に収穫され、数ヶ月寝かすことで水分が抜けておいしくなると言われています。
最も生産されている地域は北海道。次いで鹿児島県、茨城県、宮崎県、長野県などで収穫されています。九州などの暖かい地域では5月から、北海道では7月~12月に収穫が行われており、これ以外の時期はニュージーランドやメキシコからの輸入物も多く出回ります。日本では冬から春にかけては栽培が難しくあまり流通していなかったかぼちゃですが、近年は輸入物がさかんに流通するようになり、年間通してかぼちゃを味わえるようになりました。輸入物は全体の4割ほどを占めています。
かぼちゃは大きく分けて「西洋かぼちゃ」「日本かぼちゃ」「ペポかぼちゃ」の3種類に分けられます。
●西洋かぼちゃ
現在最も多く出回っている、一般的なかぼちゃ。つるっとした表面とホクホクした肉質が特徴です。見慣れた黒皮のかぼちゃのほかに、青皮のかぼちゃや日本では生産が少ないハロウィンのランタンに使われるような赤皮のかぼちゃがあります。
●日本かぼちゃ
日本に初めて入ってきたかぼちゃの品種ですが、嗜好の変化により最近は栽培が少なくなりました。ねっとりとして水分が多く、甘みが少ないのが特徴です。
●ペポかぼちゃ
ヨーロッパでは多く利用されている品種です。そうめんかぼちゃのほか、ズッキーニなどもこの仲間に含まれます。
かぼちゃはビタミン類をバランスよく含んだ緑黄色野菜です。そのほか、食物繊維も多く含んでいます。
黄色の色素、カロテンはかぼちゃの皮に多く含まれています。その量は実の20倍。また、西洋かぼちゃのカロテンは日本かぼちゃの5倍以上です。カロテンはあぶらとの相性がよく、吸収率アップに繋がります。
血行促進や肌の調子を整えるはたらきのあるビタミンE。かぼちゃに含まれる量は野菜の中でもトップクラスです。ビタミンEもあぶらと相性のよい成分なので、炒め物やドレッシング、マヨネーズと組み合わせて調理するのがおすすめです。
おいしいかぼちゃの選び方は、以下の3点です。
半分や1/4にしたカットかぼちゃを購入する方も多いと思います。その場合は、
を参考に選ぶとよいでしょう。
緑黄色野菜の中では保存がきくかぼちゃ。丸ごとなら10℃くらいの風通しのよい冷暗所で保存すれば、数ヶ月日持ちします。カットしたかぼちゃは冷蔵・冷凍保存ができますよ。
カットしたものは種とわたの部分から傷み始めるので、買ってきたらまずスプーンで取り除きます。ラップをぴっちりとかけ、野菜室で保存します。くぼんでいる部分にもぴっちりラップをかけて乾燥を防ぎましょう。
冷凍する場合、加熱してから保存するのが基本。一口大に切って電子レンジなどで加熱し、あら熱を取ったらチャック付き保存袋などに入れて冷凍します。潰して冷凍する方法もあります。かぼちゃを加熱後潰してあら熱を取ったら、小分けにしラップで平たく包んでチャック付き保存袋などに入れて保存します。
既に火が通っているので、使用する際は電子レンジでの解凍や、凍ったまま調理に使用して下さい。
そのほか、薄いくし切りにしてざるに並べ、風通しのよい場所で3日ほど干して保存する方法もあります。水分が抜け旨味が凝縮しておいしくなります。
旬のかぼちゃはシンプルに煮物や、レンジで加熱してかぼちゃサラダにするのがおすすめです。また時間のあるときは潰してかぼちゃコロッケやグラタンなどを作ればごちそうに。炒め物や揚げ物など、あぶらと組み合わせることでビタミンの吸収アップ効果もあります。ハロウィンに向けてかぼちゃスイーツもいいですね。
オリーブノートでは、ほかにもかぼちゃを使ったレシピを紹介しています。
かぼちゃの煮付けをアレンジしたスイーツサラダのレシピです。レーズンとかぼちゃの甘さとカシューナッツの食感で新感覚のサラダになります。アレンジでマヨネーズとオリーブオイルを混ぜたソースをかけても美味しいですよ。
普段は捨ててしまうかぼちゃの種を使ったおつまみです。かぼちゃの種は、十分に種として育った、ふっくらと厚みがあるものを選びましょう。種やわたにはビタミンやミネラルが豊富に含まれ、栄養豊富。捨てずに活用しましょう。
かぼちゃは普段の食事だけではなく、おやつとしてスイーツでも活躍します。栄養豊富なので、おやつでも栄養が補えるのは嬉しいポイントですよね。今年はおうちで食欲の秋を満喫しましょう。
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。