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春の味覚のひとつ、たけのこ。タケノコごはんや煮物、天ぷらなどおいしい食べ方がたくさんありますね。タケノコは漢字で「筍」と書くように、1旬(10日)で成長することが名前の由来です。
今回は旬のタケノコの保存方法やおいしい食べ方、基本の下処理などをご紹介していきます。
タケノコは主に3〜5月に旬を迎える食材です。鹿児島県や熊本県など暖かい地域から収穫され、徐々に徳島県や京都府、千葉県、茨城県産が流通します。えぐみがあるイメージですが、堀りたては生で食べられるほど柔らかくえぐみが少ないのが特徴です。
タケノコは一般的に出回っている孟宗竹(もうそうちく)のほかに、えぐみが少なく淡泊なのが特徴の淡竹(はちく)、アクが強い真竹(まだけ)などがあります。また東北地方や北海道では、親指ほどの太さの根曲がり竹も流通します。
タケノコは食物繊維やカリウムなどが多く含まれています。
タケノコには食物繊維が含まれています。その量は茹でた状態のタケノコ100gあたり3.3gです。ラーメンにメンマをトッピングすれば、バランスが偏りやすいメニューでも食物繊維を補うことができます。ただし塩分は強いので食べ過ぎには注意しましょう。
タケノコには体内の水分コントロールに重要なカリウムも多く含まれています。余分な塩分を体外に排出するはたらきがあり、むくみ対策にも効果的です。
おいしいタケノコを選ぶポイントは以下の5点です。
穂先が緑や黒っぽいものはえぐみが強い可能性があります。また日が経つにつれえぐみは強くなっていくため、切り口が新鮮なものを購入し、購入後はすぐに調理しましょう。
えぐみやアクのあるタケノコは下処理が重要です。難しいイメージもありますが、コツを押さえて季節の手仕事にしましょう。
ここまでできたら、あとは食べやすい大きさに切り調理に活用して下さい。
タケノコは新鮮なうちに下処理をするのが重要です。ここでは下処理後の保存方法をご紹介します。
冷蔵保存する際は下茹でしたタケノコを適当な大きさに切り、清潔なふた付き容器に入れます。タケノコがかぶるくらい水を入れ、冷蔵庫で保存します。水は毎日取り替えて清潔に保ちましょう。
冷凍保存する際は下茹でしたタケノコを、繊維を断ちきるように切っていきます。冷凍用保存袋にだし汁と一緒に入れ、平らにして冷凍庫で保存します。この方法で冷凍保存することで、タケノコがスカスカになったり筋っぽくなるのを防ぐ効果があります。だし汁は和風だしのほか、コンソメや鶏ガラスープでも。解凍する際はそのまま調理してスープごと使用することも、タケノコだけ取り出して使用することもできます。
旬のタケノコはシンプルな炊き込みごはんや土佐煮など、その上品な味わいを生かせる和食がホッとしますね。苦労して下処理したタケノコは、何にアレンジしようか迷ってしまいます。
もちろんパスタでイタリアン風に、定番チンジャオロースーで中華にも変身します。オリーブノートではさまざまなレシピを掲載しているので、メニューに迷ったときは参考にしてみてくださいね。
オリーブオイル香る、旬のタケノコとしらすを使った和風ペペロンチーノ
通常赤唐辛子で辛味を出すペペロンチーノに、山椒を加えることで一気に和風に。しびれる辛さと爽やかな香りがタケノコと相性抜群です。同じくこれから旬を迎えるしらすもたっぷり使用した、季節を感じる一品です。
定番のタケノコごはんをひと手間。タケノコを薄く切ってやや濃いめの出汁で煮てからオリーブオイルで焼き、炊き込みごはんにしたレシピです。ごはんの炊きあがりが水っぽくならず、驚くほどのコクと香ばしさが楽しめます。
超簡単チンジャオロースーで快眠物質トリプトファンを摂取/時短レシピ
タケノコの定番料理、チンジャオロースーを10分で作るレシピです。夕飯のメインディッシュに最適ですが、材料を全て細切りにしておけば、あとは朝起きてからフライパン一つでチャチャッと完成。これ1品で肉も野菜も摂取できます。
下処理が面倒なイメージのタケノコですが、ぜひこの機会にマスターしてはいかがですか。市販の水煮タケノコも上手に活用しながら、食卓で春を感じましょう。
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。